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2011年2月14日 (月)

【もおすけ日記】冬山登山講習・1

『えーーー、下戸なの?お酒、すごく強そうに見えるのに。』って、皆さん 何を根拠に?

の、もおすけです。皆様こんばんにゃ。

またしても、先日の冬山登山講習会で言われた台詞。

お酒がある席だと、『何飲む?』と聞かれて『あ。私、飲めないからウーロン茶で。』と言うと、

必ず周囲から驚かれます(もの凄く)。

初対面の人からでも驚かれるのですが、皆様、一体何を根拠に  (=_=)??

全くもって解せないもおすけの、冬山登山講習の報告・第一弾です。

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2011年 2月10日(木) 曇り

AM 5:00 起床

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早起きして、支度をする。 

5:50分にロッジを出て、群青色の空の中、青白く照らす両脇の雪壁を横目で見ながら、

滑らないように慎重に坂道を登る。

そうして、誰もいないバス停に着く。

こんな早朝のバスには、誰も乗っていないだろうと思っていたら。

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学生服を着た男の子が二人。

サラリーマン風のおじさんと、おばさんが一人づつ。

それと楽しそうにおにぎりを食べながら喋っている、ランドセルの女の子が二人。

朝の6:13分のバスに、こんな小さな子供達が乗っているなんて。

学校が近くにない田舎は大変だなぁ・・と思いながら、ザックをおろして座る私。

10分ほどで、次のバスに乗り換え。

外の気温は、-10℃。

乗り換えのバスが来るまで、このバスの中で待っていたらいい、とアナウンス。

でも、程なくして次のバスが来る前に、小さな女の子達は降りるという。

運:『バスが来るまで ここにいたら?』

と言う運転手さんに、

女の子:『ううん、いいの。ね!?』

と、二人で顔を見合わせて笑っている。

『外は寒いよ。』と言う運転手さんの言葉は、小さな天使達には届かず、

二人でバスを降りてからも、楽しそうに内緒話をしている。

あどけない彼女達を見ているだけで、ほんのり幸せな気持ちになった。

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バスが来てから、乗り換えて湯田中駅へ。

ここで今度は電車→バスで、目的地へ。

ここまで約5時間。

そしてバス停から講習センターまでは、歩いて20分くらい。

思いたくはなかったけど、どうやらやっぱりあの坂の上にある“アレ”がその建物のようだ。

でもまぁ、この坂道で疲れたなんて言っていたら、山なんて登れない。

そう思いつつも、私の横をすり抜けて、急な坂を一気に駆け上がる車を見ると

『嗚呼、私も乗せてって~。』などと思ってしまう。

振り向けば、北アルプスの山々。薄曇の中、白馬三山や鹿島槍の双耳峰も見えた。

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てくてく歩いて、ようやく講習センターに到着。

受付を済ませ、部屋に荷物を置く。

しばらくしてから開講式。

思っていたより、ずっと女子が多かったので一安心。

年齢も三十代を中心に合計35人で構成されていて、8班に分かれていた。

1~6班までは、一年間を通して受講するコース生。

7~8班は、初めて受講する一般生で、もおすけは8班でした。

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で、ここからがすごい。

班ごとに簡単な自己紹介をしてから、皆で食事のメニューを決める。

私達の班は、“肉食系山男&山オンナ”って感じで、けんちんうどん&ラーメンに夕食が決まる。

他の班は、お刺身だったり、スープフォンデュだったり、すき焼きだったりと様々だ。

で、決まったメニューで、食材の買出し。

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“すごい”と言うのは、求められるスピード。

とにかく時間が分刻みなのだ。

前日だから“ゆっくり”等とは思っていなかったが、“じっくり”の時間さえない。

制限時間内で、大慌てで買い物をする。

忘れ物があれば、それはそれで困るし、かといってゆっくり買い物している暇なんてない。

しかもお互い初対面同士。

気を使いながら、でも遠慮ばかりしてても決まらない。

慌てながらも生姜など 細かい薬味を探して籠に入れるは、食いしん坊の とだっち。

彼の希望する所が、私のツボと一致するのでありがたい。

(だって、けんちんうどんに生姜入れたい!って一人だけ言っても気が引けちゃうもの。)

で、スーパーから帰ってきてからも慌しさは続く。

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共同装備・個人装備の貸し出し。

スリングによる簡易ハーネスの作り方。

テントの設営と、共同装備の分担。

食材の下ごしらえ。

地図の見方

ビーコン&ワカンの扱い方

夕食準備の手伝い。

食事は全員で食べました。

ここまで、ほとんど急ぎ足での行動。

お風呂入って、自分の荷物のパッキングして。

再び食堂に戻れば、皆お酒で懇親会~♪

さすがに皆さん、この時間はお好きな様で。

ゆったり和やかな雰囲気です。

私はいつものウーロン茶で、参加させて頂きました。

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ここでは皆と、いろんなお話を。

私は北アルプスのお勧めの山・山小屋を皆に聞いたり、興味のあった山小屋の情報を

集めたり。

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同じく山小屋でバイトをしたことのあるアイちゃん。

偶然にも彼女とは、郷里もそして母校まで一緒で、お互いに二重のびっくり。

他にも、仕事がらみで講習に参加している人。

Iターンで長野に移住してきている人。

中でも、先生方の山の武勇伝は凄すぎて笑えました。

特にM先生。

話し方が、あの人に似てるんですわ、あの人に。

そう。

あの愉快なべらんめえ口調が、大好きな白馬山荘の支配人・なかまっきーに良く似ていて。

(なかまっきーを知らない方はこちらを→ 白馬山荘日記  )

このM先生もなかまっきー同様、お酒が大好きでお喋りも おもしろくって。

早く寝なくちゃと思いつつ、結局23時過ぎまで食堂でお話していました。

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窓の外は、志賀とは積雪量も全く違う、街中の雪国。

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『明日はいよいよ、雪山でテント泊かぁ・・・。』

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少しだけ足りない現実感と、わくわくする期待感を胸に ゆっくりと眠りに就いたのでした。

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.山登り」カテゴリの記事

コメント

■紗央ちゃんへ

大丈夫~?私は元気の塊だから、風邪もなく元気そのものです。
さかもっちは、今日スキーで転んで足痛めたらしいよ。
自分で治すといってたけれど(笑)。

で。
私は今夜も寝るぞ、かまくらに(笑)
紗央ちゃんはまずはお大事に、ね。

あ!
あと、女子なのにバレンタインスコーン、頂きました!
ご馳走様~~~(スコーン、大好きなの♪)

こんばんは!体調崩してないですか?大丈夫ですか?
あたしは山での寒さはあんな薄着で大丈夫なのに都会の寒さはダメみたいです!
ヒートテック二枚 ブラウス セーター ブレザー コート 下はタイツにムートンブーツはいてるのにがっつり風邪ひきました!いぇい!

■さぶちゃんへ

そうなのよね。疲れてると『明日でいっか。』とも思うんだけど、白馬山荘日記を書いて以来
『書かなきゃ!』って言う強迫観念がどこかにあって。なんだか仕事みたいになってます・笑。

そうそれ!

その疲れた身体で良くブログアップするよね\(^^:;)
頭下がるわぁ〜

俺無理だわ〜(┬┬_┬┬)
でも楽しみにしてるから頑張ってね(^_-)-☆!

後、休養はしっかりとってチョンマゲよ!(私語かな?)んじゃ

■さぶちゃんへ
で、また写真加工に追われてます。いそがしいよーー!

明日が楽しみだo(^-^)o♪ワクワク
良く聞いて勉強にしよ

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