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2011年3月28日 (月)

【もおすけ日記】ヤッホー尾根を直登!

出会いは全て必然です。の、もおすけです。皆様こんばんにゃ。

そう。

これも必然。

110227_9

モモ母さんが下さった、愛情小包の中の一品。

も:『なぜ洗濯洗剤? 山小屋ならわかるけど・・・。』

と、思っていたのですが、翌日になって気がつきました。

110227_10                                     これだっ!

そう。

きっとモモ母さんは、

モ:『しろぷーさんは“おさる”だから、このさるたんも荷物の中に入れてあげましょう。』

と思ったに違いない。

そうですよね!?モモ母さん♪

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モモちゃん一家には、わが娘のようにかわいがって頂いております。

また関西に帰った際には、一緒に遊んでね~、モモちゃん。

110227_11                                  しかも二箱も。ありがとうモモ母さん。

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2011年 2月22日 快晴

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ヨウちゃんが帰ってしまった後は、祭りの後のような静けさ。

同室で、昼に夜にと遊んでいたので 東京に帰っちゃったら寂しいのなんの。

でも、ここで落ち込んでるもおすけではないので、再び一人遊びに興じます。

今日はここ、初めての山域“ヤッホー尾根”に挑戦です。

110222_2                           石の湯ロッジからの風景。

ヤッホー尾根は、ここ。

110222_1

手前中腹にあるのが、りんどう平。

そこから急登斜面を登ります。

シャ:『左手側に緩やかな巻き道もあるから、そこから尾根を渡っても行けるよ。』

と言われましたが、私がそんな遠回りするはずもあろうか。

いや、ないっ!

直登です、直登!!

ウサギの足跡を追いかけるように、まずはりんどう平まで。

110222_3                                うさこももおすけも、元気ハツラツ♪

そして、りんどう平からの直登。

結構急な斜面です。

110222_6

ここからは膝までのふかふか雪。

ハイ、お約束のラッセルでございます。

も:『フガーーーッ、しんどーい!』

と、これまたお約束の台詞を口にしながら、最短距離で登っていきます。

稜線まで出たら、ひとまずのゴール。

ここで少し休憩です。

初めて見る景色。

いつも見ている石の湯ロッジからの景色と、逆の景色が見られるヨロコビ。

110222_4                                  これもお約束のポーズでございます。

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座ってしまうと石の湯ロッジは木々に隠れてしまっていますが、本当はよく見えます。

左を見れば、この山の主の様な(!?)古木が一本。

110222_5                                   もおすけ、よく来たな。

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さぁ!

ここから更に、未知の世界です。

稜線上を歩きたいところですが、今日は気温が高く、雪の中が空洞化。

軽く腿まで埋まってしまいます。

これは危険。

そんなわけで、稜線上を外してここからは巻き道を選びます。

結構な急斜面をフガフガと歩いていると、漢方で有名な“さるのこしかけ”に出くわしました。

冗談のような、本当の話。

しかもこれが、結構大きい。

110222_13     おさるのもおすけの手のひらと比べても、余りある大きさのさるのこしかけ(ちと ややこしい)。

さらに木々を掻き分けながら、腿まで埋もれたりしながら進んでいくと。

こんなふとした光景に、心奪われたりします。

110222_12                                光と雪って、本当に綺麗。

たった一人、誰の足跡もない道なき道を登っていくと。

ようやくヤッホー尾根にたどり着きました。

110222_8

                                      おぉい、ヤッホー。  

.            

ここからの視界は満点。

遠く北アルプスの山々も望めました。

でも、この写真の先を進もうとしたのですが、雪が腐っていて進めない。

“雪が腐る”とは、新雪の下の雪が解けていて見た目には大丈夫そうですが

歩くと中が空洞化している為、一気に埋もれてしまう雪の状態の事。

こんな稜線上では結構危ない。

腰まで埋もれかけたので、潔く諦め写真だけ撮ることに。

振り返って、来た道を戻ろうと見てみると。

110222_10                                小さな山なのに、なんて高度感だ。

やっぱり怖い、登りより下り。

滑りやすく、掴まるものがない雪の上なら尚更です。

ここは慎重に、ゆっくりと。

どこで下が空洞化しているか わからないし。

ゆっくりと無事に降りて、来た道を戻り。

ずっと気になっていた、これを試す。

110222_11                                     これがほんとの“おさるのこしかけ”。

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このさるのこしかけ、全体重を乗せてもビクともしませんでした。

漢方薬局に持っていったら、高く売れるのかもしれない。

でも採りに行くの、かなりハードだけど。

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いつも石の湯ロッジから見ていて、ずっと行きたかった向かいの山の稜線(ヤッホー尾根)。

ロッジ前まで帰ってきたら、ちょっとホッとしました。

110222_7                                 いつもの風景が嬉しかった。

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次回は誰かと行きたいな~、誰か根性ある人来ないかな~、などと思いながら

帰ってきた もおすけの楽しい休憩時間でした。

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110222_9_3                                  皆様のご参加、心よりお待ちしております。

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.山登り」カテゴリの記事

コメント

■Linさんへ

そうですね。セッピの中って興味あります♪
でも、残念ながら見に行けるような場所じゃないです(笑)
だんだん春めいてきましたので、雪山もそろそろ終わりですね。

■S-GRIDさんへ

わぁい!またまた見に来てくださってありがとうございます!
西穂山荘さんでお会いした時は、本当にびっくり&うれしかったです。
やっぱりあの天気では、独標までが精一杯ですよね。
お互い無事に帰られて何よりです。

■ポレポレ父さんへ

いつも読んでくださってありがとうございます!
私も山に登りたい病が出ていますので、 お気持ち分かります。
早く登りたいですよねー。

いつもたいへん楽しく拝見させていただいています。
私のレベルでは雪山はまだまだ先のことですが、
いつかは経験してみたいなと思っています。
低山は春めいて来ましたので、
そろそろ山に登りたいなと記事を拝見して山に想いを馳せました。

こんにちは!
この回の西穂山荘でお会いしたSです。
コメント遅れてしまいましたヾ(_ _*)ハンセイ・・・
相変わらずお元気そうで、良かったです!
この時は思いがけず、もんきち先生にもお会いできて
今回の西穂の思い出になりました(笑)

登山の方は、天気があんな感じでしたので
2日間とも独標までで帰って来ました。

また何所かのお山で o(_ _)oペコッ

 
 もうすけさん
 休憩時間に尾根歩きが出来るなんて、・・・なんと恵まれた環境〃羨ましい限りです。

 樹林帯での雪庇の内部は多分、ブッシュか、針葉樹の倒伏か、・・・・機会があれば確認も・・・・
 でも、安全第一、

  決こうな画像有難う御座いました。

   時間が有れば、手をあげたいなあ・・・・・・・
 

■まこっちんさんへ

ここはまだまだ雪がありますよ~。八方とかよりずっと雪深いです。
春スキーがお好きな方なら、お薦めのゲレンデですね。

■よねちへ

うん、これにほんとに腰掛けられる人は、そうそういないはず(笑)。
先日も日本カモシカさん、会いました。
すごいよね。

すごいすごい
猿の腰掛が見れるなんて

本当に姉さんは今自然いっぱい囲まれているんですね

まだ志賀高原では山スキー(ボード)したことないけど、一度行ってみようかな

この記事へのコメントは終了しました。

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