【もおすけ日記】ヤッホー尾根を直登!
出会いは全て必然です。の、もおすけです。皆様こんばんにゃ。
そう。
これも必然。
モモ母さんが下さった、愛情小包の中の一品。
も:『なぜ洗濯洗剤? 山小屋ならわかるけど・・・。』
と、思っていたのですが、翌日になって気がつきました。
そう。
きっとモモ母さんは、
モ:『しろぷーさんは“おさる”だから、このさるたんも荷物の中に入れてあげましょう。』
と思ったに違いない。
そうですよね!?モモ母さん♪
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モモちゃん一家には、わが娘のようにかわいがって頂いております。
また関西に帰った際には、一緒に遊んでね~、モモちゃん。
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2011年 2月22日 快晴
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ヨウちゃんが帰ってしまった後は、祭りの後のような静けさ。
同室で、昼に夜にと遊んでいたので 東京に帰っちゃったら寂しいのなんの。
でも、ここで落ち込んでるもおすけではないので、再び一人遊びに興じます。
今日はここ、初めての山域“ヤッホー尾根”に挑戦です。
ヤッホー尾根は、ここ。
手前中腹にあるのが、りんどう平。
そこから急登斜面を登ります。
シャ:『左手側に緩やかな巻き道もあるから、そこから尾根を渡っても行けるよ。』
と言われましたが、私がそんな遠回りするはずもあろうか。
いや、ないっ!
直登です、直登!!
ウサギの足跡を追いかけるように、まずはりんどう平まで。
そして、りんどう平からの直登。
結構急な斜面です。
ここからは膝までのふかふか雪。
ハイ、お約束のラッセルでございます。
も:『フガーーーッ、しんどーい!』
と、これまたお約束の台詞を口にしながら、最短距離で登っていきます。
稜線まで出たら、ひとまずのゴール。
ここで少し休憩です。
初めて見る景色。
いつも見ている石の湯ロッジからの景色と、逆の景色が見られるヨロコビ。
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座ってしまうと石の湯ロッジは木々に隠れてしまっていますが、本当はよく見えます。
左を見れば、この山の主の様な(!?)古木が一本。
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さぁ!
ここから更に、未知の世界です。
稜線上を歩きたいところですが、今日は気温が高く、雪の中が空洞化。
軽く腿まで埋まってしまいます。
これは危険。
そんなわけで、稜線上を外してここからは巻き道を選びます。
結構な急斜面をフガフガと歩いていると、漢方で有名な“さるのこしかけ”に出くわしました。
冗談のような、本当の話。
しかもこれが、結構大きい。
おさるのもおすけの手のひらと比べても、余りある大きさのさるのこしかけ(ちと ややこしい)。
さらに木々を掻き分けながら、腿まで埋もれたりしながら進んでいくと。
こんなふとした光景に、心奪われたりします。
たった一人、誰の足跡もない道なき道を登っていくと。
ようやくヤッホー尾根にたどり着きました。
おぉい、ヤッホー。
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ここからの視界は満点。
遠く北アルプスの山々も望めました。
でも、この写真の先を進もうとしたのですが、雪が腐っていて進めない。
“雪が腐る”とは、新雪の下の雪が解けていて見た目には大丈夫そうですが
歩くと中が空洞化している為、一気に埋もれてしまう雪の状態の事。
こんな稜線上では結構危ない。
腰まで埋もれかけたので、潔く諦め写真だけ撮ることに。
振り返って、来た道を戻ろうと見てみると。
やっぱり怖い、登りより下り。
滑りやすく、掴まるものがない雪の上なら尚更です。
ここは慎重に、ゆっくりと。
どこで下が空洞化しているか わからないし。
ゆっくりと無事に降りて、来た道を戻り。
ずっと気になっていた、これを試す。
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このさるのこしかけ、全体重を乗せてもビクともしませんでした。
漢方薬局に持っていったら、高く売れるのかもしれない。
でも採りに行くの、かなりハードだけど。
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いつも石の湯ロッジから見ていて、ずっと行きたかった向かいの山の稜線(ヤッホー尾根)。
ロッジ前まで帰ってきたら、ちょっとホッとしました。
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次回は誰かと行きたいな~、誰か根性ある人来ないかな~、などと思いながら
帰ってきた もおすけの楽しい休憩時間でした。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
■Linさんへ
そうですね。セッピの中って興味あります♪
でも、残念ながら見に行けるような場所じゃないです(笑)
だんだん春めいてきましたので、雪山もそろそろ終わりですね。
■S-GRIDさんへ
わぁい!またまた見に来てくださってありがとうございます!
西穂山荘さんでお会いした時は、本当にびっくり&うれしかったです。
やっぱりあの天気では、独標までが精一杯ですよね。
お互い無事に帰られて何よりです。
■ポレポレ父さんへ
いつも読んでくださってありがとうございます!
私も山に登りたい病が出ていますので、 お気持ち分かります。
早く登りたいですよねー。
投稿: もおすけ | 2011年4月 3日 (日) 01時52分
いつもたいへん楽しく拝見させていただいています。
私のレベルでは雪山はまだまだ先のことですが、
いつかは経験してみたいなと思っています。
低山は春めいて来ましたので、
そろそろ山に登りたいなと記事を拝見して山に想いを馳せました。
投稿: ポレポレとうさん | 2011年4月 2日 (土) 20時45分
こんにちは!
この回の西穂山荘でお会いしたSです。
コメント遅れてしまいましたヾ(_ _*)ハンセイ・・・
相変わらずお元気そうで、良かったです!
この時は思いがけず、もんきち先生にもお会いできて
今回の西穂の思い出になりました(笑)
登山の方は、天気があんな感じでしたので
2日間とも独標までで帰って来ました。
また何所かのお山で o(_ _)oペコッ
投稿: S-GRID | 2011年4月 1日 (金) 22時25分
もうすけさん
休憩時間に尾根歩きが出来るなんて、・・・なんと恵まれた環境〃羨ましい限りです。
樹林帯での雪庇の内部は多分、ブッシュか、針葉樹の倒伏か、・・・・機会があれば確認も・・・・
でも、安全第一、
決こうな画像有難う御座いました。
時間が有れば、手をあげたいなあ・・・・・・・
投稿: Lin Bang Hong | 2011年4月 1日 (金) 00時07分
■まこっちんさんへ
ここはまだまだ雪がありますよ~。八方とかよりずっと雪深いです。
春スキーがお好きな方なら、お薦めのゲレンデですね。
■よねちへ
うん、これにほんとに腰掛けられる人は、そうそういないはず(笑)。
先日も日本カモシカさん、会いました。
すごいよね。
投稿: もおすけ | 2011年3月31日 (木) 12時47分
すごい
すごい

猿の腰掛が見れるなんて
本当に姉さんは今自然いっぱい囲まれているんですね
投稿: よねち | 2011年3月31日 (木) 09時44分
まだ志賀高原では山スキー(ボード)したことないけど、一度行ってみようかな
投稿: まこっちん | 2011年3月29日 (火) 00時31分