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2011年3月24日 (木)

【もおすけ日記】西穂独標・7 

もおすけの原動力がロールケーキなら、さぶちゃんはチュッパチャップス。

皆様こんばんにゃ、おさるのもおすけでございます。

そういえば。

さぶちゃんはお山に登る時、いつもチュッパチャップスをなめています。

も:『あ、またチュッパチャップス!?』

さ:『うん。しろぷーの分も持ってくればよかったかな。これ、最後の一個なんだ。』

も:『いや、全く興味ないからいいよ。お気遣いなく~。』

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チュッパチャップスって、好きな人は必ず複数本持ってくるのよね。

ちなみにワタクシ、飴をなめるのが人の三倍くらい時間がかかるため

あんなに大きな飴を頬張ったら、4~5時間くらいかかりそうです。

(だから舐めない)

そんなロールケーキ女とチュッパチャップス男で贈る西穂独標・7でございます。

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2011年 3月2日 曇りの午後

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私たち二人とソロでこの西穂山荘までを登っていらしたお客様とで、ロールケーキタイム。

食べ終わって寛いでいた時に、女性客二名と、ソロで登ってきた男性客が一人。

宿泊はこの男性客一人のようでした。

本格的な登山装備にヘルメット。

明日の天候次第で、山頂までをトライするとか。

すごいなーー。

私ら、独標までで精一杯だもん。

なんて事をさぶちゃんと小声で話しながら、下山の支度をしていると、

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客:『・・・・・・あの・・・、おさるさん!?』

も:『は!??』

さ:『あ、はい。そうです。』

理解しかねる私の代わりに、さぶちゃんが即答。

客:『あの、ブログを書いてる おさるの・・・』

も:『あ!はい、そうです。おさるのもおすけです。』

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なんとそのお客様、このブログを読んで下さっていた方でした。

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客:『去年の秋、白馬山荘にも行ったんだよ。その時、貴女 受付にいたよ。』

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なんでもそのお客様・Sさんは、白馬山荘に行く前に私の書いていた

白馬山荘ブログを見つけ、それ以来このもおすけ日記も引き続き読んで下さっているとか。

S:『今ねー、雪洞泊生活のトコまで読んでるよ。』

と、Sさんは仰いました。

も:『まぁ、ありがとうございます。あ!もんきち先生も本日も一緒ですよ。』

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と、吹雪で飛ばされないようにザックに入れていたもんきち先生を取り出すと

S:『そうそう、それそれ。』

と、ウケてくださいました。

それにしても。

本当にお山でブログ読者の方とお会いする機会の多いこと。

PCの向こうで繋がっている、志同じく山を愛する人たちにお会いできることは

私にとって、ものすごく大きな励みになります。

も:『ほんと、お山の上で悪いことできないねー。』

って、するつもりはありませんが、さぶちゃんと笑いながら話していました。

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帰り支度が済んで。

離れがたくも、西穂山荘さんとお別れです。

M:『まだまだ、当分はここに居るから。』

と、Mさんの言葉に『今度は晴れた夏山の時に、登りに来ます。』と二人で返事をして、

山荘を出発です。

110302_19                                   『もおすけ、また来いよな。』

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新雪が積もって、二人は大喜び。

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さ:『そうそう、この新雪のふかふかも楽しみたかったんだよなー。』

も:『うんうん。でも私ね、今回の山登りは晴天以外を望んでたんだ。』

さ:『なんで?』

も:『晴れてたら人が多くて、道を探すこととか地図で確認するとかしなくなるじゃん。

  今回はこの間の冬山講習のお浚いがしたかったから、ルートの選定とか、

  ちょっと厳しい雪道での登山がしたかったの。自分の判断も含めて挑戦する感じ。』

さ:『あの悪天候?』

も:『いや、あそこまでの吹雪は望んでおりませんでした(笑)。』

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自分が、どこまでやれるか。

山を初めて1年半。

今の自分の実力を、知りたかったとでも言いましょうか。

無理し過ぎない程度で、厳しい冬山を登りたかった私にとっては

最高の山登りとなりました。

いろんな山の表情が見られて、二人大満足。

加えてこの新雪となれば、心も足取りも軽やかというものです。

110302_22

下るさぶちゃんに、

110302_20

下るもおすけ。

おやつタイムは木の下で。

110302_21                                    『ヨシッ!ここで脱ぐぞ。』

登りの時間に比べれば、降りはいつもあっという間。

雪の回廊にすぐ着いてしまいました。

観光で来ていた女性の方にシャッターをお願いし。

今回の山で、初めてのツーショット。

110302_23

互いに無事の帰還を喜んで、ロープウェーで下ります。

あ。

今回は吹雪で、この子はずっとザックに入りっぱなしでした。

110302_24                               センセイ、登場が遅くなってゴメンナサイ。

無事の帰還を喜びつつも、ちょっとスネ気味のもんきち先生!?

110302_25                               『今度は晴天の西穂で登場させてね。』

吹雪と雪の西穂山荘と、Mさんとの再会と、ロールケーキとSさんと。

お山はいつも、飛び切りのHappyを用意してくれています。

また来るからね、西穂高岳。

110302_26

あの頂へ。

またここから。

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