【もおすけ日記】6月 涸沢岳・北穂高岳へアタック・1
人呼んで、山バカトリオとは我らのこと。
皆様こんばんにゃ、もおすけでございます。
“我ら”とは、勿論さぶちゃん、リンちゃん、そしてこのワタシ。
山の上に居ても降りても、話すことと言ったら山の話ばかり。
休日、メールのやり取りも『今、フライヤーを撥水加工してるとこ☆』と送れば、
『今、神田の石井スポーツに居るよ~♪』とか、『今、山頂の視界ゼロ。』とか返ってくる。
私自身も、山を始めてから山に関すること以外、あまり話題にしていないような気がする。
(長野から帰ってきたら、皆に聞かれるし。)
寝ても覚めても、山・山・山。
友達からの『どこまで突き進むの?』という言葉以上に
自分でもわからない もおすけの山登り。
いよいよ憧れの残雪期の涸沢・北穂アタック編でございます!
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2011年 6月 2日 雨
ホテルで『これで当分、ふかふかのベッドで寝ることもないしなー。』と、ふわふわベッドの寝心地を満喫。
今日は、一人で上高地入りする日。
外はうっすら肌寒いくらいの雨模様ですが、この人は暑苦しいほどのテンションです。
『皆も、山においでよーーーーッ!』
松本駅にあった等身大のコレ↑を見た時に、やりたい!って思ってたので、
ホテルで念願叶ってご満悦♪
そして電車で松本~新島々~バスで上高地へ。
上高地。
ここには、いつ来ても変わらないここだけの空気が流れています。
この空気を深く吸い込むと、体中の細胞が活性化される。
というか、興奮気味になるのがわかる。
上高地がパワースポットだと、私は後で知ったのですが
『なるほど、やっぱりね。』と深く納得してしまった。
今日は、ここ上高地の小梨平キャンプ場で一泊。
こんなに早く、再びここに来ている自分に笑ってしまう。
で、本日の山ごはん。
初挑戦のカルボナーラと、わかめとなめこのスープ。
さりげないピンボケとスープの中にペンネが残ってるのは ご愛嬌(早く食べたくて待ち切れず途中放棄)
明日は、リンちゃんとここで待ち合わせ。
同じくGWでお友達になったみさわさんとは、現地涸沢で待ち合わせ。
ワクワクする気持ちを抑え、眠りに就きました。
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2011年 6月3日 晴れ
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朝は5時に目覚める。
ここ数日で、すっかり山体質になってきました。
小鳥がさえずる中、パンとカフェ・ラ・テで朝食。
そして、早々にテントを乾かす。
一昨日、たった一日で下山した為に余りあるこのパワー、今日から使わねば!
そして何と言っても今回は、皆と一緒。
やっぱりこれが、何より楽しい。
テントを乾かしている間、時間が余っていたので“街”にお散歩。
“街”とはつまり、河童橋周辺のこと。
北アルプスの山々や小梨平にいると、お店があったり交通手段があったりする河童橋が
街に見えてきます。
(嗚呼、またしても おさる的発言。)
でも白馬山荘にいた時、モモちゃんが、
モ:『しろぷー、栂池はねぇ~、“都会”だよ♪』
と教えてくれたのを笑っておきながら、いざ行ってみると
も:『わーー、人がいっぱいいるー!ソフトクリームがあるー!お風呂があるー!都会だーーッ!』
と、大興奮していた。
皆様、山ビトになると上高地で“街”気分が味わえます。
栂池でも“都会”が味わえます。
本当です。
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私にとっての都会・河童橋の風景。
穂高の神様、おぱようございます。もおすけでございます~。
この景色は、山を登る人もそうでない人にとっても 心浄われる風景ですよね。
この後 梓川沿いをお散歩していたら、お仲間に遭遇。
もおすけ、おぱよ。
うう。
なんてかわいいんだ。
またまたハートをわし掴み。
山ほど撮ってしまった写真ですが、少しだけ。
このブログって、山ログ・食べログ・さるログだね。
リンちゃんの事などすっかり忘れていましたが(!)、そろそろ戻らないと。
小梨平に戻ってテントをたたんでいたら、リンちゃん登場。
慌てて準備して、いざ出発です!
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一ヶ月ぶりのリンちゃんとの再会で、平らな横尾までの道は色々なおしゃべりを。
この道中では、沢山の人がお花の写真を撮っていました。
これがうわさのニリンソウ。
初めて見ました。
小さな白い妖精みたい。
疲れることなく、でも早くに朝ご飯食べたからAM10:30で『もうお腹すいた』攻撃(私だけ)。
徳澤園の野沢菜チャーハン、食べちゃおっかなー♪などと散々悩みながら、徳澤園に到着。
リンちゃんは『ビール飲んじゃおっかなーー♪』と、ちょっとだけ悩んでいましたが、
今回は二人共『涸沢ヒュッテのおでん』を楽しみにしていたので、ここはグッと我慢。
も:『ねぇ、じゃあソフトクリームは食べ…』
リ:『それは食べるッ。』
・・・即答でした。
元・牧場だった徳澤園のテント場を前に、ソフトクリームタイム。
至福の時間です。
この先っぽの“くるん”てトコが一番美味しいのよね~♪
ソフトクリームでゴキゲンになった私達は、横尾でおにぎりタイム。
そして、ここからが山の領域です。
屏風岩とリンちゃん。
後姿からでも漂う お洒落サンな空気(誰かさんと違うなー。)
雪解け水は、滝となって流れ落ちていました。
しばし無言で見入るリンちゃん。
今回はガチャピンルックじゃありません。
そして、清き水の流れる川に架かる本谷橋。
まずはリンちゃんが渡ります。
傍にいた方にお願いしてワタクシも。
『本谷橋で姉と弟』。
どっからどー見ても、カップルに見えず残念。
毎年、雪が少なくなった頃に山小屋のスタッフさんが架けて下さるこの橋。
ありがたいなぁ。
木目が優しく綺麗です。
そして橋の麓で、休憩タイム。
雪解け水と先日の雨とで、ものすごい水流。
なのに、この青さ。美しすぎます。
橋を渡り、真っ先に川の袂に駆け寄るリンちゃん。
私は、このお方と戯れたりして。
ナイススポットに、おいらの登場はお約束。
アングルを変えて・・・と思ったら、この人も入った。
あの人さぁ、秘かにメッチャはしゃいでるよね↑
うんうん。
賑やかなサブちゃんや私と違って、リンちゃんは静かですがヨロコんでいるのは伝わってきます。
きれーー。来てよかったーーー。
とここで休んでいたら、素早い足取りで降りてくるお兄さん達。
よく見るとなんとそれは、長野県警の山岳救助隊の方達でした。
救:『今日は天気良くてよかったねー。僕らは1日から来てたけど雪が降るし昨日まで雨だし。
で、せっかく晴れた今日、下山でしょ!?君達は日頃の行いが良かったんだね。』
と、明るいお兄さんは 私達に話しかけてくれました。
も:『涸沢より上の雪崩の可能性って、どんな感じですか?』
救:『う~ん、そればっかりはわからないなぁ。雨で雪が重くなってるから、何かが原因で雪崩れる事は
あるだろうしね。』
も:『そうですね、ありがとうございます。』
日に焼けたお兄さんは、そういうとスタスタと降りて行かれました。
山岳救助隊の皆さんは、あの映画・岳と同じ赤いチェックに黄色の肩当てのシャツを着ていました。
も:『あのシャツって、本当に救助隊の人が着てるものだったんだね!カッコいいね!』
り:『うん。』
身のこなしとか動きの無駄のなさ、それ以上にオーラがもうかっこよかったです。
救助隊の皆さんは、必ず一人づつ橋を通過していました。
さ、ここからがしんどくなりますが、救助隊の皆さんから元気をもらって出発です!
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コメント
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しゅーころさんへ
そうなんです。
パスタ1人前100g、アルファ米も同じ重さ。パスタの方が重いイメージがったんですけど一緒でした。
米&ラーメンに飽きてきたら、パスタはソースの種類が豊富だから
いいと思います。
次回もパスタは予定してます!
投稿: もおすけ | 2011年6月28日 (火) 22時26分
残雪が、まだまだ多い時期ですね。
もーちゃんさんの日記のせいで、山に行った気になってしまうんだと・・・。
うん。。。良くも悪くも、きっとそうだ。
山でカルボナーラ!!
確かに、パスタは携帯にいい食品ですね。
山頂パスタ、Goodです。
投稿: しゅーころ | 2011年6月23日 (木) 22時47分
もっくんへ
私が滞在していた時、野沢菜チャーハンと山の手作りカレーというメニューが
交互でありました。でも、人気なのか品切れの時もありましたよ。
確か徳澤園さんの野沢菜は自家製のはず・・・。
白馬は今年、かなり注目されてるみたいですね。
すかっ晴れを祈りましょう♪
投稿: もおすけ | 2011年6月23日 (木) 17時10分
徳沢園の野沢菜チャーハンってなんですか!?
そんなものがあったのか・・・。
知らなかった自分を思わず責めたくなる><
しかし、残雪期の横尾本谷の流れは綺麗だね。
写真見てるだけで、激流の音が聞こえてきそうだ。
穂高には秋口にまたお邪魔するかな。
白馬を半月後に控えてテンション
です。
投稿: もっくん | 2011年6月23日 (木) 00時43分