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2011年6月23日 (木)

【もおすけ日記】6月 涸沢岳&北穂高岳へアタック・2

あーーーもーーー暑さ全開ッ!の、蒸し暑い関西から皆様こんばんにゃ、もおすけです。
いやもう暑いのなんのって。
暑いんですよ。
何の装飾語もいらない位に、暑い。

『何も動いていないのに、じっとり汗をかくなんていつ以来だろう。』と考えれば。

フリースを着ていた時期が、昨年6月~今年5月まで。
で、来月から、再び平均気温10度位のお山の上へと登る。

私、一年中フリース着てるんだ…

去年の“とろける様な”暑さだったという関西の夏を知らず、今年も夏を知らぬまま北アルプスへ。
お蔭で“夏らしさ”はちっとも満喫できません。

カキ氷、花火、すいかに麦茶。
桃に葡萄にゴーヤに茗荷。
浮かぶものといえば、食べ物が多いけれど(そればっかりなんだけど)
それはそれ、その分 夏山ならではの景色を満喫してこようと思います。

それではフリース姿の“着ぐるみ状態”が私の日常姿となりつつあるもおすけの、
涸沢・北穂アタック報告・第二弾でございます。

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2011年 6月2日 快晴

本谷橋からしばらくして、ようやくアイゼンを着ける。
アイゼンを着けると、途端にターボがかかる私。
だって、荷物が軽くなるしガンガン歩いても滑らないから(と言って先日滑落しかけたが)。
とにかく、一気にペースが上がる。

それでも本谷橋からは、夏道が出ているところと残雪のミックス。
やっぱり歩きにくい。
そして、だらだらと続く登り坂。

も:『早く涸沢ヒュッテに着いて、おでんが食べたいよぉー。』

考えることと言ったら、この一点のみ。
リンちゃんと二人、黙りがちになりながらも登って行くと ようやく視界が開けてきた。
涸沢ヒュッテさんだ。

110602_21                                  それにしてもリンちゃん、細くて長い(そして羨ましい)。

何をするにも極端と言われる私ですが、アイゼン同様 ゴールが見えると途端に早くなります。
あっという間にリンちゃんを追い越し、ガンガン登る。

でも、いつもながら『山荘マジック』。
山荘が見えてからも、ゴールまでは実に遠い。
空気がクリアだと、あんなにも近く見えるものなのか。
歩いても歩いても、全然辿り着かない。

単純な私は、すぐに飽きる。

も:『もう辛抱できない、おやつだおやつだ。』

一人勝手におやつを食べる。
110602_22                 雪渓と・パン・オ・ショコラ。いやー似合うねぇ。

ここまで我慢してた おでんの為の胃袋に、パン・オ・ショコラの沁みる事。
最高に美味しい。

も:『リンちゃんも食べない?』

リ:『いい。(おでんまで我慢する人)』

完全に“蟻とキリギリス”で言うキリギリス人間の私は、パンで簡単に胃袋を満足させてしまった。
それでも、まだまだ道のりは長い。
ずーーっと着かないんちゃうか?と思わせるような、長い雪渓。

110602_23                 あーもーだるーい。

でもリンちゃん、結構絵になってるから頑張って。

110602_24p                      ビール~、おでん~~、ビール~~・・・

残りわずかと言う所でフガーーーーッとエンジンをかけ、駆け登ってやっと到着。
ヒュッテのスタッフさんは、雪の中から小屋を掘り起こしていました。
受付の入り口を教えて頂き、幕営の手続きを。
そして、みさわさんを探す。

み:『あ!もおすけさんだよね?』

と言われ、うん!と答えながらも、何でわかんないんだ?と思ったら
帽子にサングラスにフェイスマスク。
日焼け防止の為に肌を1ミクロンも出していない私を、わかるはずもないか。

聞けばみさわさんは、13:30には着いていて、
そして、わざわざ到着のビールを我慢して待ってくれていたと言う。
ありがとう、みさわさん。

さあ!ビールだおでんだ乾杯だーー!!

お二人はビールとおでんの“ビールセット”を、下戸な私はおでんのみで乾杯♪

110602_25                  もおすけ、さつま揚げが好きなのね。

嬉しくって、おでんが食べたくって、テンション上がっちゃって単品で7つも注文。
この後すぐ晩御飯。 明らかに多い。
でも、食べたかったのよー(誰に言い訳?)。

でも、手作りで毎日仕込んでいると言う涸沢ヒュッテさんのおでん。
大変美味しゅうございました。
殆どのお客さんが、ビールセットで注文するのもわかる気がします。

110602_26               この景色を見ながら、おでんにビール。これ以上の幸福があろうか。

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テラスで景色とおでんと達成感と再会の喜びに浸って。
体が冷えだした頃に、テントに戻ります。

マメ男なリンちゃんは、自分のテント前にこんなものを設営。
110602_27                    物干し竿でございます。

マメだなー、几帳面だなーさすがA型だなーーと感心しながら、
私はこの風景がうれしくって、またパチリ。

110602_28                  テントから見る風景は、小屋からのそれとは少しだけ違うの。

大地に近い視点の低さからか、テントの大自然との一体感が そうさせるのでしょうか。
テントから見える風景の方が、よりこの大自然が肌に近い感じがします。
それが、また私を興奮させるのです(そして周りは大迷惑)。

各々のテントで夕食を取り、

110602_29       この日は、なめことオクラと茗荷入りおうどん(この具材はこの後、当分続きます)

一番大きなみさわさんのテントで宴会。
明日の行動予定を立てて、解散。

夕暮れ時の涸沢ヒュッテ。
テントに明かりが灯る。
雪の上でのこの風景を見てみたかった私は、大満足。

110602_30

涸沢小屋の明かりも、温かいものでした。

110602_31

明日もどうか晴れますように。

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コメント

みさわさんへ

ほんと、徳澤までは退屈ですよね。
でも、徳澤で軽くご褒美(ソフトクリームとか)があるから頑張れます。
逆にそこから先の横尾までとか涸沢までがしんどいです、私の場合。
おでんという三文字を呪文のように唱えてました(だから食べ過ぎたのか?)
あそこのおでんは、最高ですな。

アレですよ、上高地~涸沢までは独り黙々と登っていたので疲れたww
特に上高地~横尾は退屈極まりなく(;´Д`)
独りで歩くところじゃないですね、あそこはw

そして、やはり涸沢のおでんセットは美味い(。・_・。)

しゅーころさんへ

上高地のニュースは、すぐに耳に入りました。
復旧作業が一日も早く進んでいくことを願うばかりですね。
やっぱり自然には、およそ敵わないニンゲンですね。

山めし礼讃さんへ

ハイ、本当に美味しかったです。
表面のチョココーティングが、取れ落ちようとも。

雪の涸沢は、山頂まで行かなくとも楽しめます。お薦めです。

素晴らしい景色ですねー。
雪渓と・パン・オ・ショコラに一票!(笑)

紅葉の涸沢も素敵ですが、雪の涸沢もいいですねー!

上高地公園線で土砂崩れがあり、寸断されて孤立状態のようです。

まだまだ山におられると思いますが、気をつけてくださいね。

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