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2011年6月

2011年6月29日 (水)

【もおすけ日記】6月 最高の涸沢岳・4

いやもう、今日から実家を出るなんて。
全く実感のないもおすけです。
皆様、おぱようございます。

今日、家を出たら富山(立山)~白馬~後立山~三俣山荘。
で、9月下旬までお山の上です。
イヤー、実感がない。
もう少し家にいてのんびりしたり、せめて親孝行がしたかった。
(ブログばっかりしてたからね。反省。)

秋に帰ってきたら、少しは親孝行しようと思います。
で、再び怒涛の更新劇を繰り広げたいのだが、PCをヘリの荷上げ用の
荷物の中に入れなくてはいけない。

しかも皆さん、ここだけの話ですが(ヒソヒソと大きな声で言いますが)。

三俣山荘は電波圏外です。

ひ~~~え~~~~~。

ブログはどーなるの?
いやでも。

そんな場所、選んで行かなきゃ今時ないよ?
その環境を楽しむのも、また一つの選択肢だぞ!?

などと ブログ更新を秋まで休もうか悩んでいたら、
人生の先輩・Oさんがまたしてもあっさりと一言、

O:『や、それは当然、両方楽しむべきでしょ。』

.

はぁ。
出来る人は、おっしゃることが違いますね。
なるほど膝ポン。

あっさりと納得したもおすけ。
どこまで出来るかわかりませんが(どの位忙しいかも)

ノートPCを片手に担ぎ、鷲羽岳山頂まで片道1時間。
休憩時間に山頂まで行って、ブログ更新
する心積もりでございます。

自分でも、何がそこまでそうさせるのか。
白馬山荘時のオフィシャルブログとも違って、単なるプライベートブログなんですけどねー。

山に惚れ込んじゃって、仕事やめてアパート引き払って山小屋に来て、
自ら電波圏外の奥地を選ぶくせに、パソコン担いで山頂で更新するオンナ。
自分でも、つくづくおバカだと思います。

でも、そんなのも面白いんじゃない?
って今は思っていますので、皆様今後は、汗と涙のブログ更新。
読まれた方は、どうぞブログ村ランキングの応援ポチコをよろしくお願いいたします。

三俣山荘仕事始めは、7月16日から。
笑顔で頑張りたいと思いますので、皆様どうぞいらしてね♪
(ブログもどうぞよろしくね♪)

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2011年 6月4日  大快晴

涸沢岳山頂から再び、穂高岳山荘まで戻った私達。
満願成就で、ビールにおやつ。
私は、石の湯ロッジでSさんご夫妻に頂いたこれを、パクパクパク。

110604_20            いやー、奥穂とコーヒーチョコ。決まりますなぁ。

.

さぶちゃんが来る前に、そろそろ戻りますかーって事で下山開始。
そう。
皆さん(いや私が)忘れておりましたが、仕事のあったさぶちゃんは
一日遅れで涸沢に到着予定。

も:『さぶちゃんなら、車を飛ばす→上高地までバス→一気に涸沢→下手すりゃその上も大丈夫でしょ。』

と、一日でどこまでさすねんっていう暴言を吐きましたが、否定もしないさぶちゃんだったので
普通のひとより早く着くかも。
と、下山し始めたらみさわっち、

み:『ここから尻セードで降りれるよね。』

と、コルの上部と言うより、ほとんど歩いてもいない上の地点から
一気に滑り出しました。

110604_21             いやー やっぱりこの人、長次郎さんやわー。かっこええもん。

停止も、型がばっちり決まっていました。

110604_22                        次、いいよー。

あまりに早く滑り始めみさわっちに、唖然とする私とリンちゃんでしたが、
『オレも。』と、リンちゃん。
この人、決めたら早いのよねー(やる時も、辞める時も。)

リンちゃん、初の尻セード。

110604_23そして無事に着地。

そしてワタクシ。

遥か彼方から、写真を撮ってくれていたので余す所なく載せましょう。

110604_24                  行くよーーー。

しゅるるるるーー。

110604_25                   どわーーーーーーッ。

110604_26                キャーーーーーーッ、たのしーーーーッ!

ザザーーー。
110604_27 うぃー、楽しかったーと起き上がる。

この後、順番入れ替わってまた滑る。
で、私が途中で休んでいたら、上から『ドンッ!!』

.

リンちゃんだ。

も:『ちょっとー。その止まり方ってある?』

それは明らかに、

リ:『あー、あそこにもおすけがいるやー。あそこで止まるダロウ、でもいいやー。』

的な落ち方をして来ました。
ゴキゲンなリンちゃんは、謝るはずもなくニヤニヤ。
この人、本当に楽しそうです。

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と、ここで。

私とみさわっちに触発されてか、なんとリンちゃんまでもがブログを始めました。
さすがはデザイナーのリンちゃん。
私がしたいと思っていた“イラスト入り”のかわいいブログを更新してます。
(デザイナー魂を誘発するブログだー(でも私にそこまでの時間ナシ。仕事となればやりますが。))

も:『やっぱりこの人、秘かにこんなにヨロコンでいたのねー。』

と、実感した私。
私のより、ずっと面白いです↓

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■脳内はしゃぎ型人間・リンちゃんのカワイイブログ
 (女子ファン増えそうだなー。)

雲丹蔵日記

http://kaminari2011.blog.fc2.com/

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尻セードは、本当に楽しい。
これは私にとって、正に“雪上のどこでもドア”。
楽ちん=大好きな私には、最高のアイテムです。
(あ、でも皆さん。雪崩の誘発と登り用のステップは潰さないように気をつけてね。)

やっぱりカッコいいみさわっち。

110604_29               どこから撮っても決まってるもんなぁ。

そんなこんなで登りの1/10の時間で、あっという間になだらかな地点まで。
山も天気も全てを満喫した私達は、この後昼食食を済ませ最高の気分で昼寝をしました。

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そんな中、静寂を突き破る男・さぶちゃん登場。

さ:『来たよーー!登るぞー!』

あ、もう着いたの?
私ら今登ってきて、満喫したトコよ。
とりあえず、全員集合したってことで、テラスで乾杯&昼宴会しましょ、と
準備に取り掛かる。

.

さ:『しろぷー、あのさぁ、今回燕縦走より重かった。』

も:『え?なんで?だってテント私が全部担いでるし、食料だって少ないじゃん。』

さ:『・・・色々と。』

で、乾杯をしてから話し始めるさぶちゃん。

.

なんと、またHさんからの差し入れがあったそうで、それがまた半端じゃない量。
霜降りの美味しい信州牛のさいころステーキ5人前に、自家製無農薬のお野菜(沢山)。
私の大好きな牛乳に、ロールケーキ(一本!)
加えてさぶちゃん、私らと再会時間がずれたら暇かなぁと なんとボードまで担いできたのである。

さ:『さすがのオレでも、無理!』

って事で、ロールケーキ&牛乳は車のクーラーボックスに置いてきたとか。

さ:『袋から牛乳持ち上げたらさ、ずっと下が続いてるんだよね。1リットルはないでしょ。』

これには、私ら全員大爆笑。
いつもながらHさん、ありがとうございました。
(でもボッカ量は軟弱な私らは、少なめですので少しで十分です… m_ _m )
それ以上に今回は、さぶちゃんありがとう。

昼寝再びの私らと、『なら、ちょっと滑ってこようかな。』と、一人登って滑るさぶちゃん。
夕食では、みんなの持ち寄ったおつまみと美味しいお肉で、お酒も進み
楽しい夜となったのでした。

今回唯一の登場さぶちゃん↓ 皆様、シルエットだけでお楽しみ下さい。

110604_30                今日、誰よりも頑張ったのはこのオレなのになぁ。

最高に楽しい一日でした。

110604_31 ポン、と置くさぶちゃん(O型)と、それを見てすかさず穴を掘りセッティングしたリンちゃん(A型)。
『それじゃ、風が当たって火が消えちゃうよ。』とテントの中から口だけ出す私(AB型)。

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2011年6月28日 (火)

【もおすけ日記】6月 最高の涸沢岳・3

はっきり言ってやりすぎです。
の、もおすけです。皆様こんにちにゃ。

誰のことかって、もちろんワタクシのこと。
6月に燕岳(縦走断念)、涸沢岳&北穂を楽しんで、兵庫に帰ったと思いきや
再び山登り(また後日報告予定)。

で、今また壮大な計画を立てております。

明日、兵庫を出発して、富山入り。
ここで白馬山荘時代に一緒だったモモちゃんと立山へ。
同じく去年、白馬山荘で一緒だったてらちゃんへ会いに行くのです!

立山を堪能した後は、扇沢まで降りて。
そしてさぶちゃんと合流&白馬山荘へ向けて大雪渓を登ります。
昨日、白馬館さんへ“素泊まり(自炊)”の予約をしました!

さぶちゃんに電話で、

も:『夕飯、何食べようかー?』

って聞いたら、

さ:『そりゃもちろん“焼き米”でしょ。』

と、あっさり返されました。
なるほど(膝ポンッ!)。
名実共に、ワタクシの頼もしいひつじ(執事)となりつつある さぶちゃん。
そう言ったら、

さ:『やまかしわっ!』

と、返されてしまいました(あ~~れ~~~。)

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で、本当にすごいのはここから。

白馬岳を下山後。

高瀬ダムから上がって、烏帽子岳~野口五郎岳~雲ノ平~高天原と縦走し、~三俣山荘でご挨拶
~笠ヶ岳、ここでUターンして~双六岳~三俣山荘(ここで初めて仕事入り)。

と言う縦走コースを考えているのです。
本当は、七倉から舟窪岳から~烏帽子岳へと考えていて、体力的・ザックの重量的にも問題ナシ。
お風呂は限界ギリギリライン(高天原へ駆け込め~!)。

ただ、何せこの梅雨時期。
どれだけの雨に見舞われるかと、雨&霧&ザックが重くなる&さびしい単独行=苦行となれば、
何もこの時期、ここまでロングにするのはどうだろうか。
と、今頃になってようやく気が付いて、烏帽子岳からにしました。

嗚呼神様、どうかお天道様を見せてください。

食料計算、最大限の軽量化(私の場合、どこまで防寒着を減らせるか)。
今もう考えてるだけで、途中でワケわかんなくなりつつあります。

こんなに考えて準備しても、あっさり大雨とかで“撤退”(口にしたくないこの二文字)も
ありえるしなーー。
とにかく出来る限り頑張ってみようと、今もうあたふたしています。

さ:『涸沢の(ブログ)報告も、まだだしね。』

と、ひつじクンからの鋭い指摘にプレッシャーを感じながら、涸沢報告の続きを慌ててさせて頂きます。

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2011年 6月4日 大快晴!

朝、五時前に目が覚める。
と、同時に一番にテントの換気口から外の景色を覗く。
残雪を乗せた稜線の上には、真っ青な空。
やたっ!
快晴だっ!!

110604_               こんな風景、山を登るまで見たこともなかった。

外に出て、写真を撮る。

110604_2               最高だーー、最高だーーー。

テンションが上がっちゃって、止まりません。

110604_3                 行くぞ登るぞ、えいえいおーーッ!

寒くても眠くても、こんな天気だったら全く苦にならない。
人間の体って不思議だなー。
急いでご飯を食べて、出発する。

冬道は、雪渓のど真ん中を直登。
ただただ急斜を、一歩づつ詰めていくだけ。
でも、前回の大天井岳の様な暴風がなければ、楽しいの一言に尽きます。

前を行く、みさわっち。

やっぱり雪山と山オトコって、絵になるよなぁ。。。

110604_4                           いざ、登るべし!

リンちゃんも、登る。

口数少ないこの人の場合、ワタクシは“オーラ”が結構おしゃべりだと思います。

110604_5                     楽しいぞー、足元だるいけど 楽しいぞー。

でもって。

ちょっと登っただけで、見上げたら この急斜。
この辺りに来ると、標高の高さ=空気の薄さを感じてきます。

110604_7           みさわっちの角度からもわかる様に、平面ではありません。急斜です。

ゼエゼエゼエ。

自分の息使いをうるさく思うほど息切れしますが、それでも最高!

目にする光景も、こんな高さのものへと変わっていきます。

110604_6

はっきり言って、楽しいったらないです。
だって、横を見ればこの景色ですもの。

110604_8         あーーー、今 私、こんな急斜を登ってるのね と実感した風景。

みさわっちも後ろを振り返る。

110604_9m     誰かに似てると思ったら、みさわっちは『長次郎さん(点の記に出て来る一番カッコいいヒト)』に似ています。

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日が高くなるに連れ、足元の雪が緩み登りにくさを感じながらも、予定時刻より早く穂高岳山荘に着く。
去年の10月に、来て以来。
こんなにも早く、ましてやこんな時期に登るなんて想像だにしなかった。

いやもうゴキゲンです。
見晴らし最高の穂高岳山荘前の平地で、はしゃぐ。

そして、カメラワークの素晴らしいみさわっちに撮って頂きました。

110604_10                      えへへ~☆と、顔も緩むこの天気♪

ここでしばらく休憩して、いよいよ涸沢岳山頂を目指します。
ザックはデポして、アイゼンも外して。
雪はあまりついていなく、比較的登りやすい。
山頂付近でやはり風が強まって、私は少し怖かったけれど、二人は平気そうでした。

で、無事に山頂に到着~♪
やったーーーーー!

奥穂・ジャンダルム方向のその先には、富士山もきれいに『おはよう!』と。

110604_12                      なんて最高の景色なんだ。

で、反対側を望むれば。
裏銀座の山々、そしてランドマークの槍ヶ岳。

110604_11                     最高すぎるこの景色。

奥穂~ジャンダルム~西穂方面の山々が、雄大な空の下 雄雄しくそびえています。

110604_13
ほんの少ししか登っていない感じなのに、穂高岳山荘はこんなに下に見えます。

110604_14                    本当にすごい場所に建っているなぁ。。。

よくよく見ると、穂高岳の山頂の祠もはっきりと見えます。

110604_16
映画・岳で三歩クンが、雪の山頂で空撮していた場所です。

これは、私が好きな一枚↓

110604_15      空の雲がぐわーーーーって、槍を、北アルプスの荘厳さを演出してくれているよう。

この景色を見ていて、ふと思った。

.

も:『ねーねー、リンちゃん。次に私が住むとこって、あそこら辺だよね!?』

リ:『あー、そうだね。あそこだー。』

こんな山の上から、次に住む場所を見つけて眺める。
それがまた、こんなに美しい山の上だなんて。
私って、どこまでしあわせ者なんだろうと、お山の神様とご先祖様に
思わず感謝してしまいました。

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で、ごっきげんな私達も、記念撮影を。
イヤーー、オトコマエとオトコマエな景色。最高ですなー、と言いながら撮った一枚。

110604_17_2              ハイ!黄緑と言えばこの人。ガチャピンリンちゃんでございます~。

溢れるテンションを、画面からくまなくお感じ下さいませ。

110604_18_2                      あーもーずっとここにいた~い。

で、山頂のわずか下で座っているみさわっち。

.

も:『山頂、すぐだよー。来ないのー?』

と、みさわっちに声を掛けると。
        
み:『うん、いいんだ。山頂は嫁さんと踏むって決めてるから。ここからでも景色は楽しめるし。

   俺はここで充分。』

.

・・・・・。

なんていいオトコなんだ、みさわっち。

以前、結婚してから一人で登った時に、山頂に着いても『楽しくも何ともなかった。』と彼は言いました。
だからそれ以来、彼は山頂は奥さんと一緒に登ると決めているそうです。

み:『今回、下見も出来たし、これなら嫁さんも来れるとわかったから満足。』

って。

.

うんうん。。そうだよね。
山頂はやっぱりやっぱり最高だけれど、山頂に登ることだけが一番でもないんだよね。
気の会う仲間やパートナーや、いろんなシチュエーションで
登ること全てが、“最高に楽しい”んだよね。

みさわっちが座っていた場所からも、富士山が見えることを教えると
その場所から彼は両腕を上げて、最高の顔で富士山に向かって大きくガッツポーズをしていました。

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涸沢岳。
私にとって初めて登ったこのお山は、最高のご褒美を沢山くれた山でもありました。

110604_19 .

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2011年6月24日 (金)

【もおすけ日記】自家製焼き米できました!

あーーーもーーー暑いッたらないねーーー!の、もおすけです。
皆様こんにちにゃ。

昨日『暑いのも嬉しかったりする』的発言をしておきながら。

舌の根の乾かぬうちに、もう『あーーーもーーーー!』である。
この“思いつき発言&行動”だけで生きている女・もおすけ。
横にいる母を見てると、この人の遺伝子を濃く受け継いでいることを否めない。
今日は、そんな勝手放題の母にそっくりなもおすけの、焼き米作りの結果報告です。

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思いつきから作りはじめまでは、こちらから→ 焼き米作りに挑戦!

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一昨日までのじめじめ&どんよりとした雨空で、小さな笊(ザル)に入れていたお米は
ダメになってしまったので、残ったお米をドライヤーで乾かす。

そしてパラついた所で、フライパンに入れて空炒りする。
火は、中火より少し弱め。
焦げ付かないように、絶えずフライパンを動かす。
すると、少しづつお米全体が黄色くなってくると同時に、少し焼けてきました。

110601_3                  子供の頃の、ポップコーン作りを思い出す。

本当はもっと“焼き米”にしてもいいのでしょうが、毎回食べるご飯が
あんまりおこげチックに香ばしくても飽きるだろうと、この程度でストップ。
火を止めて粗熱を取って、ひとまず完成です。

110601_4                 フッフッフ。この子をどう調理してあげよう♪

まずは笊に残っていた糒(ほしいい=焼いていないお米)と、焼き米をお湯で戻してみる。

110601_5                    左が糒、右が焼き米。色からして違う。

約5分、お湯に浸けたお米を食べてみると・・・

糒  = お茶漬けで食べる時の、ふやけたご飯そのまんま。やわらかくて美味しい。
焼き米= 軽く香ばしい焼き米の香り。ご飯は少し硬い。

湯浸しの状態なので、これはきちんと戻してみないと正確な出来がわからないな、ということで。

山ごはんを忠実に再現してみました(母のキッチンで)。

110601_6                       山屋の皆さんお馴染みの風景。

見た目は、ほんのり“おこげさん”入りな感じ。

アルファ米専用の耐熱ジップロックに入れて、お湯を注いで待つこと10分。
ご飯少なめだから、5分短くてもいいかな、って事で(自称:待てないさんの私)。

折角の実家なので、茶碗に移してみる。

110601_7                      ごくありふれた風景に戻りました。

茶碗に入れるとより鮮明にわかりますが、艶がないです。やっぱり洗ったからなのね。

で、もおすけ食べてみる。

.

・・・・・・。

うーーーん、どう評価していいものか。
正直な感想。

○味

炊き上がったご飯を、レシピ通り 干す前に水で軽く洗ってぬめりを取りました。
そう、あのぬめりこそがご飯の旨味なんだということに気づく。

粘り気のないご飯は、素っけない味でアルファ米の独特な匂いもない分、
ご飯の香りや旨味もない。
(まあアルファ米に特別な旨味も感じないので、同じと言えば同じだが)
見た目が普通の“ご飯”なだけに、余計味気なく感じるのだろう。
例えるならば、日本米の様に頑張って普通に炊こうとしたタイ米。
(皆さん、想像力をフル活動させてイメージして下さい)。

あれは、タイ風焼き飯のように炒めたり、味付けするから美味しいのであって
日本米の粘り気のある炊き上がりをイメージして炊くものとは違います。

○香り

香りはそうだなー。
軽く炒った(焼いた)ご飯は、おしょうゆを塗っていない焼きおにぎりの香りに近いです。
もっとよく炒れば、米粒の形を残したおせんべい(兵庫銘菓・播磨やさんで言う所の助次郎)の
味が楽しめると思います。

○食べ方

二口目、三口目と箸が勢いよく進まない自分に気づいて、次なる対策を練る。
最も適した食べ方を考えよう。

この子を、

110601_7_2

こうしてみました。

110601_8                       視覚的に大躍進。

鯵の干物を、きゅうり&茗荷で和えたものを乗せる。

うん、食欲が沸いてきたぞ。
ご飯の味は変わらないものの、まあ美味しく食べられます。

そして、更なる躍進。

110601_9             食欲のない時のテッパン、キムチ&お茶漬けのゴールデンコンビ。

こうなると、普通にお茶漬けとして美味しい。

全て綺麗に平らげることが出来ました。

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【総評】

・味や香りに関しては、上記の通りですが 本来の目的である、『お山の上で
出来れば普通に白ご飯として食べられる』のがベスト。
ただ決してまずくはないし、味そのものも思っていたよりは“ご飯”に近く戻っているし、
(もっと硬いかと思った)臭みもない。

・山ごはんの雑炊・リゾットなどには全く問題ない。むしろ美味しい。

・コストパフォーマンスは素晴らしい。
 アルファ米200gが450円位なのに対し、もおすけ米、いや違った焼き米は200gで80円くらい。
 これは安い!

今後の検討として、

・炊き上がりのご飯を洗わない(確実に固まって乾くと思うが)。

・半乾きの状態で、軽く押しつぶす→ もっとやわらかい仕上がりになる!?

・出来るだけ天日で乾燥させ、あまり炒らない(どちらかと言えば、糒)。

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ワタクシの更なる挑戦は、これからも続きます。

110601_10         もおすけが至高の焼き米を作っている横で、今度はバナナケーキを焼く母。

(私の買ったバナナを『熟しすぎや、ケーキが水っぽい!』とまた文句を言われました。)

焼き米にも母にも、めげません。

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2011年6月23日 (木)

【もおすけ日記】6月 涸沢岳&北穂高岳へアタック・2

あーーーもーーー暑さ全開ッ!の、蒸し暑い関西から皆様こんばんにゃ、もおすけです。
いやもう暑いのなんのって。
暑いんですよ。
何の装飾語もいらない位に、暑い。

『何も動いていないのに、じっとり汗をかくなんていつ以来だろう。』と考えれば。

フリースを着ていた時期が、昨年6月~今年5月まで。
で、来月から、再び平均気温10度位のお山の上へと登る。

私、一年中フリース着てるんだ…

去年の“とろける様な”暑さだったという関西の夏を知らず、今年も夏を知らぬまま北アルプスへ。
お蔭で“夏らしさ”はちっとも満喫できません。

カキ氷、花火、すいかに麦茶。
桃に葡萄にゴーヤに茗荷。
浮かぶものといえば、食べ物が多いけれど(そればっかりなんだけど)
それはそれ、その分 夏山ならではの景色を満喫してこようと思います。

それではフリース姿の“着ぐるみ状態”が私の日常姿となりつつあるもおすけの、
涸沢・北穂アタック報告・第二弾でございます。

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2011年 6月2日 快晴

本谷橋からしばらくして、ようやくアイゼンを着ける。
アイゼンを着けると、途端にターボがかかる私。
だって、荷物が軽くなるしガンガン歩いても滑らないから(と言って先日滑落しかけたが)。
とにかく、一気にペースが上がる。

それでも本谷橋からは、夏道が出ているところと残雪のミックス。
やっぱり歩きにくい。
そして、だらだらと続く登り坂。

も:『早く涸沢ヒュッテに着いて、おでんが食べたいよぉー。』

考えることと言ったら、この一点のみ。
リンちゃんと二人、黙りがちになりながらも登って行くと ようやく視界が開けてきた。
涸沢ヒュッテさんだ。

110602_21                                  それにしてもリンちゃん、細くて長い(そして羨ましい)。

何をするにも極端と言われる私ですが、アイゼン同様 ゴールが見えると途端に早くなります。
あっという間にリンちゃんを追い越し、ガンガン登る。

でも、いつもながら『山荘マジック』。
山荘が見えてからも、ゴールまでは実に遠い。
空気がクリアだと、あんなにも近く見えるものなのか。
歩いても歩いても、全然辿り着かない。

単純な私は、すぐに飽きる。

も:『もう辛抱できない、おやつだおやつだ。』

一人勝手におやつを食べる。
110602_22                 雪渓と・パン・オ・ショコラ。いやー似合うねぇ。

ここまで我慢してた おでんの為の胃袋に、パン・オ・ショコラの沁みる事。
最高に美味しい。

も:『リンちゃんも食べない?』

リ:『いい。(おでんまで我慢する人)』

完全に“蟻とキリギリス”で言うキリギリス人間の私は、パンで簡単に胃袋を満足させてしまった。
それでも、まだまだ道のりは長い。
ずーーっと着かないんちゃうか?と思わせるような、長い雪渓。

110602_23                 あーもーだるーい。

でもリンちゃん、結構絵になってるから頑張って。

110602_24p                      ビール~、おでん~~、ビール~~・・・

残りわずかと言う所でフガーーーーッとエンジンをかけ、駆け登ってやっと到着。
ヒュッテのスタッフさんは、雪の中から小屋を掘り起こしていました。
受付の入り口を教えて頂き、幕営の手続きを。
そして、みさわさんを探す。

み:『あ!もおすけさんだよね?』

と言われ、うん!と答えながらも、何でわかんないんだ?と思ったら
帽子にサングラスにフェイスマスク。
日焼け防止の為に肌を1ミクロンも出していない私を、わかるはずもないか。

聞けばみさわさんは、13:30には着いていて、
そして、わざわざ到着のビールを我慢して待ってくれていたと言う。
ありがとう、みさわさん。

さあ!ビールだおでんだ乾杯だーー!!

お二人はビールとおでんの“ビールセット”を、下戸な私はおでんのみで乾杯♪

110602_25                  もおすけ、さつま揚げが好きなのね。

嬉しくって、おでんが食べたくって、テンション上がっちゃって単品で7つも注文。
この後すぐ晩御飯。 明らかに多い。
でも、食べたかったのよー(誰に言い訳?)。

でも、手作りで毎日仕込んでいると言う涸沢ヒュッテさんのおでん。
大変美味しゅうございました。
殆どのお客さんが、ビールセットで注文するのもわかる気がします。

110602_26               この景色を見ながら、おでんにビール。これ以上の幸福があろうか。

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テラスで景色とおでんと達成感と再会の喜びに浸って。
体が冷えだした頃に、テントに戻ります。

マメ男なリンちゃんは、自分のテント前にこんなものを設営。
110602_27                    物干し竿でございます。

マメだなー、几帳面だなーさすがA型だなーーと感心しながら、
私はこの風景がうれしくって、またパチリ。

110602_28                  テントから見る風景は、小屋からのそれとは少しだけ違うの。

大地に近い視点の低さからか、テントの大自然との一体感が そうさせるのでしょうか。
テントから見える風景の方が、よりこの大自然が肌に近い感じがします。
それが、また私を興奮させるのです(そして周りは大迷惑)。

各々のテントで夕食を取り、

110602_29       この日は、なめことオクラと茗荷入りおうどん(この具材はこの後、当分続きます)

一番大きなみさわさんのテントで宴会。
明日の行動予定を立てて、解散。

夕暮れ時の涸沢ヒュッテ。
テントに明かりが灯る。
雪の上でのこの風景を見てみたかった私は、大満足。

110602_30

涸沢小屋の明かりも、温かいものでした。

110602_31

明日もどうか晴れますように。

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2011年6月22日 (水)

【もおすけ日記】6月 涸沢岳・北穂高岳へアタック・1

人呼んで、山バカトリオとは我らのこと。
皆様こんばんにゃ、もおすけでございます。

“我ら”とは、勿論さぶちゃん、リンちゃん、そしてこのワタシ。
山の上に居ても降りても、話すことと言ったら山の話ばかり。
休日、メールのやり取りも『今、フライヤーを撥水加工してるとこ☆』と送れば、
『今、神田の石井スポーツに居るよ~♪』とか、『今、山頂の視界ゼロ。』とか返ってくる。

私自身も、山を始めてから山に関すること以外、あまり話題にしていないような気がする。
(長野から帰ってきたら、皆に聞かれるし。)

寝ても覚めても、山・山・山。

友達からの『どこまで突き進むの?』という言葉以上に    
自分でもわからない もおすけの山登り。
いよいよ憧れの残雪期の涸沢・北穂アタック編でございます!

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2011年 6月 2日 雨

ホテルで『これで当分、ふかふかのベッドで寝ることもないしなー。』と、ふわふわベッドの寝心地を満喫。

今日は、一人で上高地入りする日。
外はうっすら肌寒いくらいの雨模様ですが、この人は暑苦しいほどのテンションです。

110602_                       『皆も、山においでよーーーーッ!』

松本駅にあった等身大のコレ↑を見た時に、やりたい!って思ってたので、
ホテルで念願叶ってご満悦♪
そして電車で松本~新島々~バスで上高地へ。

上高地。

ここには、いつ来ても変わらないここだけの空気が流れています。
この空気を深く吸い込むと、体中の細胞が活性化される。
というか、興奮気味になるのがわかる。
上高地がパワースポットだと、私は後で知ったのですが
『なるほど、やっぱりね。』と深く納得してしまった。

今日は、ここ上高地の小梨平キャンプ場で一泊。
こんなに早く、再びここに来ている自分に笑ってしまう。

で、本日の山ごはん。
初挑戦のカルボナーラと、わかめとなめこのスープ。

110602_2さりげないピンボケとスープの中にペンネが残ってるのは ご愛嬌(早く食べたくて待ち切れず途中放棄)

明日は、リンちゃんとここで待ち合わせ。
同じくGWでお友達になったみさわさんとは、現地涸沢で待ち合わせ。
ワクワクする気持ちを抑え、眠りに就きました。

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2011年 6月3日 晴れ

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朝は5時に目覚める。
ここ数日で、すっかり山体質になってきました。
小鳥がさえずる中、パンとカフェ・ラ・テで朝食。
そして、早々にテントを乾かす。

一昨日、たった一日で下山した為に余りあるこのパワー、今日から使わねば!
そして何と言っても今回は、皆と一緒。
やっぱりこれが、何より楽しい。

テントを乾かしている間、時間が余っていたので“街”にお散歩。
“街”とはつまり、河童橋周辺のこと。
北アルプスの山々や小梨平にいると、お店があったり交通手段があったりする河童橋が
街に見えてきます。
(嗚呼、またしても おさる的発言。)
でも白馬山荘にいた時、モモちゃんが、

モ:『しろぷー、栂池はねぇ~、“都会”だよ♪』

と教えてくれたのを笑っておきながら、いざ行ってみると

も:『わーー、人がいっぱいいるー!ソフトクリームがあるー!お風呂があるー!都会だーーッ!』

と、大興奮していた。
皆様、山ビトになると上高地で“街”気分が味わえます。
栂池でも“都会”が味わえます。

本当です。

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私にとっての都会・河童橋の風景。

110602_3m                   穂高の神様、おぱようございます。もおすけでございます~。

この景色は、山を登る人もそうでない人にとっても 心浄われる風景ですよね。
この後 梓川沿いをお散歩していたら、お仲間に遭遇。

110602_4                        もおすけ、おぱよ。

うう。
なんてかわいいんだ。
またまたハートをわし掴み。
山ほど撮ってしまった写真ですが、少しだけ。

110602_5                  このブログって、山ログ・食べログ・さるログだね。

リンちゃんの事などすっかり忘れていましたが(!)、そろそろ戻らないと。
小梨平に戻ってテントをたたんでいたら、リンちゃん登場。
慌てて準備して、いざ出発です!

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一ヶ月ぶりのリンちゃんとの再会で、平らな横尾までの道は色々なおしゃべりを。
この道中では、沢山の人がお花の写真を撮っていました。

これがうわさのニリンソウ。
初めて見ました。

110602_6p                          小さな白い妖精みたい。

疲れることなく、でも早くに朝ご飯食べたからAM10:30で『もうお腹すいた』攻撃(私だけ)。
徳澤園の野沢菜チャーハン、食べちゃおっかなー♪などと散々悩みながら、徳澤園に到着。
リンちゃんは『ビール飲んじゃおっかなーー♪』と、ちょっとだけ悩んでいましたが、
今回は二人共『涸沢ヒュッテのおでん』を楽しみにしていたので、ここはグッと我慢。

も:『ねぇ、じゃあソフトクリームは食べ…』

リ:『それは食べるッ。』

・・・即答でした。
元・牧場だった徳澤園のテント場を前に、ソフトクリームタイム。
至福の時間です。

110602_7                  この先っぽの“くるん”てトコが一番美味しいのよね~♪

ソフトクリームでゴキゲンになった私達は、横尾でおにぎりタイム。
そして、ここからが山の領域です。
屏風岩とリンちゃん。

110602_8                  後姿からでも漂う お洒落サンな空気(誰かさんと違うなー。)

雪解け水は、滝となって流れ落ちていました。

110602_9

しばし無言で見入るリンちゃん。

110602_10                   今回はガチャピンルックじゃありません。              

そして、清き水の流れる川に架かる本谷橋。
まずはリンちゃんが渡ります。

110602_11

傍にいた方にお願いしてワタクシも。

110602_12_2                    どうでもいいけど、どうして私はいつも荷物が大きいんだ。

『本谷橋で姉と弟』。

110602_13s_2                   どっからどー見ても、カップルに見えず残念。

毎年、雪が少なくなった頃に山小屋のスタッフさんが架けて下さるこの橋。
ありがたいなぁ。

110602_14s                           木目が優しく綺麗です。

そして橋の麓で、休憩タイム。
雪解け水と先日の雨とで、ものすごい水流。

110602_16s                     なのに、この青さ。美しすぎます。

橋を渡り、真っ先に川の袂に駆け寄るリンちゃん。
私は、このお方と戯れたりして。

110602_17                  ナイススポットに、おいらの登場はお約束。

アングルを変えて・・・と思ったら、この人も入った。

110602_18s                     あの人さぁ、秘かにメッチャはしゃいでるよね↑

うんうん。
賑やかなサブちゃんや私と違って、リンちゃんは静かですがヨロコんでいるのは伝わってきます。

110602_19                        きれーー。来てよかったーーー。

とここで休んでいたら、素早い足取りで降りてくるお兄さん達。
よく見るとなんとそれは、長野県警の山岳救助隊の方達でした。

救:『今日は天気良くてよかったねー。僕らは1日から来てたけど雪が降るし昨日まで雨だし。
   で、せっかく晴れた今日、下山でしょ!?君達は日頃の行いが良かったんだね。』

と、明るいお兄さんは 私達に話しかけてくれました。

も:『涸沢より上の雪崩の可能性って、どんな感じですか?』

救:『う~ん、そればっかりはわからないなぁ。雨で雪が重くなってるから、何かが原因で雪崩れる事は
   あるだろうしね。』

も:『そうですね、ありがとうございます。』

日に焼けたお兄さんは、そういうとスタスタと降りて行かれました。
山岳救助隊の皆さんは、あの映画・岳と同じ赤いチェックに黄色の肩当てのシャツを着ていました。

も:『あのシャツって、本当に救助隊の人が着てるものだったんだね!カッコいいね!』

り:『うん。』

身のこなしとか動きの無駄のなさ、それ以上にオーラがもうかっこよかったです。

110602_13s          救助隊の皆さんは、必ず一人づつ橋を通過していました。

さ、ここからがしんどくなりますが、救助隊の皆さんから元気をもらって出発です!

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2011年6月21日 (火)

【もおすけ日記】オンナ一人で北アルプステン泊縦走・2

だんだん忙しくなってきたもおすけです、皆様おぱようございます。
そろそろ三俣山荘に入る為の、準備をし始めております。

でもワタクシは例によって、散々山を登ってから小屋入りするので
どっちかって言うと、その縦走準備に忙しいと言う感じです。
とは言うものの、天候によってまた大きく左右されるので、気の向くままに。
行きたい山を登ろうと思っています。

それから皆様にお知らせです☆

来月7月3日に、白馬大雪渓から白馬山荘に行く計画ですが、
なんとモモちゃんが欠席となってしまいました。

え~~~ん。

モモちゃんと一緒に行きたかったのに、これはすごく残念!!
どうしてもお仕事が休めないそうで、本当に残念です。
でも、さぶちゃんともおすけは、元気に登っていきますので
皆様、どうぞお時間都合つけて来て下さいね~☆

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2011年 6月1日 雪の燕岳

朝は5:00に起きる。
一番に換気口から外の様子を見ると。

…雪でした。

6月で雪って。
そうそうある事じゃあ ありません。

も:『うそ…、雪って…。』

昨夜、テントのフライヤーがサーサーと鳴っていましたが。
風がフライヤーをなでている音だと思っていたのですが、実はフライヤーに積もった雪が
滑り落ちていた音だったのです。

もおすけ、シュラフにもぐって考える。

雪の中の撤収、これはいいとして。
この先、雪の中、大天荘まで歩いて常念小屋まで行き、再びテント設営。
おそらく今日、あちら側からの登山客もゼロだろう。
となると、道中は私一人っきり(小屋泊の人達は、全員下山の予定)。
今回、アウターはレインウェア。

そして何より、このお天気で一人で歩いて楽しいのか?

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チーンッ。

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かーーーーえろっと!

下山下山!

6月にもなって、降りそぼる寂しいグレーの景色の中、たった一人で誰にも会わずに
歩く常念山脈。
そんなの、楽しくも何ともないじゃん。

ってことで、あっさり下山を決意。
今回は、前回と違ってちっとも悔しくはありませんでした。
だって、楽しくないもん。
楽しくなければ、ただの苦行なだけです。

そうと決まると、朝食はゆーっくりと。
本日の朝食。

お味噌汁にアルファ米を入れて、ねこまんまご飯です。

110601_              アルファ米は、こうして食べる方がずっと美味しい(お行儀悪いけど)

ゆったり朝食の後は、食後の珈琲タイム。

110601_2                    シアワセの朝のカフェ・ラ・テ。(雪が降ってても)

さっさと諦めちゃったから、この日は外の風景も撮っていません。
今思えば、6月の雪景色なんて早々ないから撮っておけばよかったと、少し後悔。

残り二日分の食料と買ったばかりの水を残し、テントをたたんで下山開始です。

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下山し始めて、少し経つと。なんと雲の切れ間から太陽が見えてきたではありませんか。
とは言うものの、水分の多いベタ雪も降り続いているけど。

ここでまた、もおすけ考える。

体力もコース的にも問題ないのに撤退して、これで天気が回復したら悔しくないか?私。
でも、どうだろう、回復するかな。
明日も雪で、気温も下がったらハードシェルじゃないし。
でもでも、日差しなんて射して来てるじゃん!
今なら戻れる距離だぞ、どうするもおすけ?

7~8分、しばらくそこで止まって考えました。

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で、決めました。

も:『昨日も夕方晴れ間が見えて、今日のこの天気。この天気じゃあ明日の完全回復はないだろう。』

完全冬装備のウェアでもない為、装備に不安があるのも事実(今は雪でも寒くはないけれど)。
諦めて、下山を続行することにしました。

降りるとなれば、早い早い。

も:『ホテル取って、部屋でテント乾かしての~んびりしよ~っと♪』

行きは4:30かかった道が、帰りは1:50分で到着。
予定していたバスより一本早く乗れそう。

…と思っていたが、バスは5分前に出ていた。次のバスは2時間後の12:35分。

あーーーあーー。

仕方なしに、ザック置き場で荷を降ろし、タオルで拭く。
すると私より少しサキに下山していたお兄さんが、声を掛けて下さいました。

O:『今から温泉に入ってから車で帰りますが、よかったら最寄り駅まで送りますよ。』

わぁい♪

ありがたくご好意に甘えることにして、その間にホテルを取る。

車で送ってくださったOさんは、愛知から登りに来たそうで
他の北アルプスとか、仕事の話とか、色々とお話しました。
三俣山荘でこの夏働くことを話し、『是非遊びに来てください。』と言って
松本駅で降ろして頂いて。
Oさん、わざわざ松本駅までありがとうございました。

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部屋に入って、まず濡れたものをシャワーで軽く洗ってから干す。
瞬く間に、部屋は山道具でギュウギュウ。
下山だけだから、体力の余り過ぎの私は松本観光~♪
お目当ての工芸作家さんの木彫りの人形を買ったり、いつもの石井スポーツさんで
ブラブラしたり。
これはこれで、楽しい一日でした。

も:『雪の降ってる時に、縦走なんてするもんじゃないよね~♪』

と、新・表銀座リベンジ!!なぁんて、出発前は鼻息荒くしていた人とは思えない台詞を吐き、
松本観光を堪能。

そして、『今度は荷物を軽くして、天気のいい時に一気に駆け抜けよう!』と決意しましたとさ。

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2011年6月20日 (月)

【もおすけ日記】オンナ一人で北アルプステン泊縦走・1

なんでも実験くん、なのも母譲り。皆様こんにちにゃ、もおすけです。

先日試しに作ってみた、焼き米。
只今こんな感じです。

110619_             ちょっとパラパラ感が出てきております。(部分的にまだ湿っている)

所謂“中間がない”と言われているワタクシですので、“やるなら一気に!”と言う事で
一気に二合分の白米を干してみました。

当然ながら、この笊(ざる)には入りきらず、小さな笊にも入れて干したのですが。
すると、小さな笊の方はご飯の量が少ないにも関わらず、笊の隙間があまりなかったせいか…

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そっこーで、カビました。 ハイ。

ここで慌てて雨模様なので、ドライヤーで少し乾かす。

110619_2                  少しだけ透明度が増し、ひびが入ってきた。 

完成まで、もうちょっと。
皆様、わくわくで乞うご期待!(ワクワクしてるのは、私と横からお米を触ってくる母)。

この時、母は私のお米にちょっかいを出しながら、横で梅酒を作っていました。

110617_2               こっちを私が触ると怒られます。なぜならそれが、ウチの母だから。

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2011年 5月31日 (晴れのち曇り)

5月下旬に志賀高原・石の湯ロッジで、短期で働く。
となると、登らずに帰るまいか!ってことで、登りに行くことに。

神戸を経つ前に、ヨネチとお茶。
お山の上では食べられない、ご馳走スィーツをパチリ。
そして大阪では、友人ミサちゃんにも会ってパワーをもらう。

110601_                 オープンカフェで、可愛い女子と、楽しいおしゃべり。

やーもーこれって最高だなー、などと思う私はオヤジ化しているのでは!?と少し不安にもなるけど・・・

でもまぁ楽しいから、いっかー♪

親友と過ごす楽しい時間と言うのは、あっという間に過ぎるもの。
瞬く間に時は過ぎ、夜行バスに乗る。
そして仕事。
そして再び松本へ。

今回、目指すは燕岳。
そう、GWで爆風の為敗退した燕~蝶ヶ岳のテン泊縦走リベンジを
一人でやろうと言うのだ。

・高山でのテン泊。で、縦走。
・しかも一人で。

登山道や周りの道はしっかり覚えているし、GWの雪の状況からして
天候さえ悪くなければ、出来ない縦走ではない。
ただ、今は梅雨のど真ん中。
これだけが問題。

今回は、2月に冬山講習でお友達になったアイちゃんちに泊めてもらう。
彼女とは、偶然にも同じ横須賀出身で、しかも同じ高校の出身。
丁度一回り違いの、干支まで同じ。
そして今は、この長野・松本に移住していて、彼女も山小屋バイトの経験者。

久しぶりに会ったアイちゃんと、山小屋の話から最近の山登りの近況、
松本の住み心地など、話は尽きず最高に充実して中味の濃い時間を過ごせました。
特に、自宅から眺めた松本の街と北アルプスの山々の景色が忘れられません。

私もこういう景色の中で住みたいなぁ…などと思いつつ、眠りに落ちました。

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翌日は、一日にバスが5本しかない(!)という事で、アイちゃんがわざわざ松本駅まで送ってくれました。
(ありがとうアイちゃん!)
JRで、松本から穂高へ。

学校へ向かう高校生の中に混じって、大型ザックの私一人。
ここらじゃ見慣れているはずなのに、かなり学生さん達にジロジロ見られました。
(オンナ一人だから?それとも私が、おさるっぽいから?)

そして穂高駅に到着。
この駅、好きだなぁ。

110531_2

登山届けを提出して、登り始める。
今回は、

・食料も切り詰めて、アウターはハードシェルからレインウェアに変更。
・ワカンもなし。
・ストックも二本から一本に。

今回は単独行だし、前回の不調は繰り返したくないって事で軽量化に努めました。
それでも歩き始めて15分で、大粒の汗が額をつたってサングラスに落ちる。
“30分登っては5分休憩”を繰り返し、第三ベンチまで無事到着。
体調、問題ナシ!

それどころか、朝食はどら焼きとクッキーだけだったので、お腹が空いてきた。

お昼ご飯にしよう。

前回はこんなだったココ↓で、

110428_3                         ワタクシもう動けません。

今回はこんなご馳走。

110531_3            豚肉・なめこ・オクラにわかめ入りのラーメン♪

山で食べるラーメンって、なんであんなに美味しいんだろう。
あ、山の神様もラーメン好きなのかも(膝ポンッ!)などと考えつつ、あっという間に完食。
そして少しだけ荷物が軽くなった分だけ、心も軽く 再び出発。

過去二回、直前まで来ないと見えなかった合戦小屋の屋根もきちんと見ながら
到着できました。
小屋のお兄さん達を少し話をしながら、一人で休憩。

ここでようやくアイゼンを着ける。

110531_4                       もおすけ、今日はいけそうだね。

天気予報どおり、少しづつ天候は崩れてきましたが、それでもまだまだ過去に比べて
視界はある方です。いつもはここから先、ガスで全然見えませんでしたから。

合戦尾根から先は雪と岩のミックスでしたが、予定通りの4時間30分で燕山荘に到着。
小屋が見えると、やっぱり嬉しいなぁ。

110531_5             真っ青な空をバックこの景色を、一度見てみたい。

ついこの間来たばかり、と言う感覚の燕山荘さんでテン泊の手続きを。
大天井岳へのルートを確認したら、大天荘がオープンするまでは冬道の直登コースだと言う。
まぁ前回登れたから、あれほどの暴風でなければ一人でも行けるだろう。
問題は雨。
これは夕方にTVで確認するとして、すぐさまテント設営に入った。

-----

テント場は、まだ雪で覆われていました。
地ならしをして、テントを張る。
今日は私の他に小屋泊の人が二組で三人。
テント泊は私だけ。
う~ん、孤独。
リンちゃんやさぶちゃんは『この孤独もまた良し』としているが、やっぱり私は一人は嫌いだなぁ。
なのになんでソロ縦走するんだか、自分でもよくわからない。

でも山に関しては、『降雪期なんか登らない、重い荷物なんて担がない!』と豪語して、
一番最初の登山靴は、無雪期・小屋泊り泊用のものを買った私が、今では思いっきり
真冬もテン泊縦走もしてるんだから、今では山に関しては、自分を一番信用していない。

も:『私のことだから、どこまでするかわからないぞ。』と、最近は思っている。

だからそのうち『ソロ縦走、サイコー♪』なんて言ってたりして。
・・・いやー、やっぱりそれはないな。

話を戻して。

白馬山荘で働いていた時に学んだ教訓、
行ける時にピークは踏んどく』で、天気はいまひとつだけど まずは山頂へ。
すると、あのウシガエルのような鳴き声が。
辺りを見回すと…

いましたッ!

雷鳥先生です!

 110531_6          あれ、もおすけ また来たの?

うん。

また来ちゃった。 今度は一人で。

110531_8                    ふぅん、じゃあ気をつけてね~。

と言ったかどうか、雷鳥先生は飛んで行ってしまわれました。

お馴染みの、燕岳山頂に到着。

110531_9                         今回は、裏銀座側をバックに。

再び雲の切れ間から太陽が。

110531_7                        明日は少し期待できそう!?

写真で見ていた『イルカ岩』も、ようやく見つけることが出来ました。

あなた、意外と近くにいたのねぇ。

110531_10                                   うん。

テントに戻って、夕食の準備。
やっぱり この時間は楽しい。
晩御飯は、五目御飯となめことわかめ茗荷のお吸い物、ゆでオクラと豚肉は七味醤油で。

110531_11                        作るの20分、食べるの5分。

テントの中で、パクパク食べて。
小屋の食堂で天気予報を見る。
明日は寒く、昨日の曇りから雨マークへと変わっていた。

明日、雨ならどうしようか…。
雨の中、テント撤収はいいけど常念小屋でまた雨の中、濡れたテント設営はイヤだなぁ(ウェ~)。
雨の中でのテント設営&その後の山行の楽しさ具合を、何度もイメージしてみる。

ま、荒れ具合で、撤退でもいいし。
とにかく寝ましょう。
ウトウトと眠りにつき始めた夜の帳、雨はしとしとと降り始めて来ていました。

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2011年6月19日 (日)

【もおすけ日記】女子だけで行く六甲山トレッキング

自分勝手は、間違いなくこの人譲り。の、もおすけです。
皆様こんにちにゃ。
この人とは、もちろん家の母でございます。

先日、母が流し台で水を出していた所、私が湯沸しポットに水を入れようと

も:『ちょっと ごめんね。』

と言って、ポットを割り込ませ 流れている水道から水を足したら

母:『そんなお行儀の悪いこと、せんといて!』

と、怒られました。
怒ったのは、横入りしたことではなく“水を止めずに ポットに注水したこと” が
母に言わせると、行儀が悪いらしい。

でもねーーー、皆さん。   もおすけは、納得できない。

も:『でふすまを閉めたりするくせに、それは良くってこれは行儀が悪いわけ?』

と言うと、

母:『それは ええんや。』

と、きっぱりと言い切ります。

も:『我が家は、ママちんが法律だもんねーー。』と言うと、嬉しそうに『 そう♪ 』と答えます。

こんな母に多大な矛盾を感じる もおすけではございますが、
山行していると、上記とまったく同じ台詞を私はさぶちゃんに言われたりします。

さ:『しろぷーさぁ、これはダメ!で、あれはいいわけ?』

も:『そう。いいの。私がいいから。』

『時たま丁寧だったりするのに、突然すんごくだったりするんだよ この人。どうにかしてよ。』と、
リンちゃんに最近では告げ口するまでになっています。
(リンちゃん、聞き流しといてね。)

でも、いいんです。
私がいいんだから。(何の説得性もナシ)
さぶ様お許し下さいませ。

本日もそんな自分勝手もおすけの送る、おさるのもおすけ日記・六甲山報告でございます。

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昨日お伝えした六甲山報告の三日後。
またしても同じコースを、登ります。
なんといっても、ここは もおすけのホームグラウンド。
山登りを始めた時に、楽しくって毎週一人で通っていた場所。
どれだけ登っても飽きない道なのです。

今回は、宮リン姉妹と仲間達&もおすけの友人・朋ちゃん。
もおすけのブログから始まり岳を読み、山に興味を持って『行ってみたいっ!』と、鼻息荒く初参加。
テンションの高さが違います。

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前回よりも、更にヒートアップしている“グルメ話”。
どこどこのなんちゃらは美味しいだの、あのお取り寄せはどうだの。
そんな大自然と無関係っぽい話題に花を咲かせながら、渡る小川。

110521_

                    たのしー♪水きれーー♪

慣れた足取りで、難なく通過。               

   110521_2                      皆さん揃ってツッテケテー。

本日のアニマルは、トカゲさん。

その大きなお腹は、一体何を飲み込んだんだい?

110521_3_2                               内緒。

そして程なくして、森林植物園に到着。
この日のランチは、それぞれ好きなように。
お弁当を持ってくる者、カフェで頼む者。

これは宮リンのパニーニとミネストローネ。

110521_4                       美味しそうのダブルパンチでございます。

私はお約束の、ソフトクリームを。

110521_5                         さっぱりしていて乳々しくってウマーー。

かきつばたや菖蒲の花なんぞも堪能し、

110521_6

帰りも元気よく(そしてお喋りは止まらない)、

110521_7

先日に続き、オッコトヌシさんにも出会い、

110521_8            オ:『調子はどうだい?』 猫:『ボチボチでんな。』

この日も楽しい一日となりました。

女子だけの山歩きは、とにかく皆が“皆で歩くこと”を楽しんでいます。
そのほんわりした空気が、もおすけは大好き。
里山は、女子チームで歩くに限る!
関西に帰ってきた際には、皆さん是非又一緒に行きましょう♪

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2011年6月18日 (土)

【もおすけ日記】自家製焼き米に挑戦!

スーパーに行っても、探すのは山の食材ばかり。の、もおすけです。
皆様こんばんにゃ。

いつも前のめりで探すゾーンが、

・飴ちゃん、米菓子類
・パスタソース、ラーメンコーナー
・乾物類、カンヅメ類

どちらかと言うと、これまではあまり通らなかったゾーンに足繁く通っています。
次回の山行では、

・早ゆでパスタ&チーズクリームソース
・ママプリンを作ってみよう♪
・リンちゃんがくれた一口ゼリー(袋状なので、ゴミがかさばらず楽ちん)
・自家製焼き米

なんぞを試してみようと思います。
自家製焼き米とは、これのこと。

110617_

非常食はじめ非常用装備が注目されているので、ネットでも品薄なアルファ米。
ならば自分で作ってしまおうと、ネットで検索&自分なりにアレンジを加えて
作ってみようじゃあありませんか、ってことで。

これまでの段階。

1・普通に米を炊く。
2・炊きあがった米を水で洗ってぬめりを取る。
3・天日で干して水分を飛ばす。

      ここまでだと、所謂“糒(ほしいい=干し米)”。
      だけど今は梅雨。完全に水分を飛ばせる時期ではないので、ここでアレンジ。

4・完全に水分を飛ばさず、適当に乾いた所でフライパンで炒る。

これで、オリジナル焼き米の完成だー!
うまく出来たら、アルファ米独特の臭さもない上に、簡単にご飯が炊ける。
どの位、軽くなるかも楽しみ。
出来上がったら又報告させていただきますので、乞うご期待。

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で、こちら関西に帰ってきたら、友人達からお誘いが。
『六甲山に連れてって~♪』コールだ。
私は彼女達との、楽しい山登りも大好き。

北アルプスに比べれば、リスクマネジメントも少ないし、荷物も軽い。
楽しくおしゃべりしながら、女性同士 花や緑の美しさに共に喜ぶ。
そして皆驚くほど、おやつの用意が素晴らしい。
最高の“大人の遠足”だ。

この日は、エミちゃんとその仲間たちと。

いつもの布引の滝で一枚。

110518_               滝の神様こんにちは。お久しぶりです、もおすけです。

新幹線の新神戸駅から徒歩25分でこの景色とは。
布引貯水池で一枚。

110518_2

縦の断崖を登らなくていいから、六甲山は山スカート♪

110518_3              ハイ、テンションの高さが伺える一枚ですね。

秋には綺麗な紅葉を見せるもみじも、今は新緑真っ盛り。

110518_6

もみじの黄緑色は、綺麗で大好き。

で、女子3人で楽しくおしゃべりしながら歩いていると、向こうからイノシシが。
この姿を見たら“オッコトヌシ”としか思えない私。

110518_4                   よう、もおすけ久しぶり。

やっぱり大きなイノシシは怖い。
近くにはウリ坊も居たので、なお怖い。

ウリ坊、わたし達を恐れてダーッシュ!

110518_5         もおすけが来たー、逃げろーー!

無事にオッコトヌシ様ともすれ違って、いつもの川を渡ります。

久しぶりのハイクに、ゴキゲンのエミちゃん。

110518_8

青くて綺麗な糸トンボもいました。

110518_9               皆さん、ハロー。

森林植物園の花は、これが綺麗でした。
名前忘れた。何でしょう。110518_10_2

森林植物園内で、軽くお弁当を食べ、元気に帰路へと向かう。

行きよりも慣れた足取りの二人。

110518_12

久しぶりの六甲山ハイク、とっても楽しかったもおすけでした。

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そしてこの日は、前の職場の皆が集まってくれて夕食会。
料理を取ってる向こうで、ピースサインのホカちゃんとみさとちゃん。110518_13                   若さがみなぎってるわー。現役女子大生ってまぶしいっ♪

この日の晩も、パクパクと食べ、ワイワイとおしゃべりをして。
宮りんちに泊めてもらって、最高に楽しい一日となりました。

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2011年6月16日 (木)

【もおすけ日記】蝶ヶ岳リベンジ番外編・岳クッキー

ふぅ。ようやく山道具の片づけが終わったもおすけです。皆様こんにちにゃ。

帰宅して、まずテントを洗って洗濯をして。
別で、レインウェアも洗濯して。その後に低アイロン&撥水スプレー。
ストックは分解して水洗い。
アイゼンも水洗い。
クッカーなども、全て洗剤をつけて洗って磨いて。
靴は紐を外し、中敷と紐は洗濯。靴本体は軽く水洗い。
ザックとシュラフも風を通して。

と、これだけやってようやく終わったら次の山行。
忙しいったらない もおすけです。
でも、こういった作業を自宅でのんびり出来るってシアワセだなぁ。。。
と、自宅の心地良さも満喫。
やっぱり我が家はいいもんです。

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今日は、昨日までの蝶ヶ岳リベンジの後日談。

蝶ヶ岳を降りて、お昼に美味しいドリアを食べて道の駅に寄る。
何かいいもんはないかなぁ~…などと店内へ足を進めようとすると
入り口付近で足を止めるさぶちゃん。

さ:『ねぇ、これ良くない?』

も:『わ!岳のクッキーだ~。売れそーー。』

それは、漫画・岳の三歩くんがデザインされているお土産用のクッキーでした。

も:『でもさ、これって見た目はいいけど中はふつーのクッキーなんだよね。』

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返事もせずにパッケージを見つめるさぶちゃん。

さ:『…これ、買おっかな。』

も:『え!!買うの?中はただのクッキーだよ!?(再び)』

さ:『いやぁ、話のネタになるしさ…。』

そう言ってさぶちゃんは、ちょっと嬉しそうな顔でクッキーをレジに持って行きました。

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で、それぞれ家に帰って。
翌々日の夜、さぶちゃんからメールが。

さ:『大変です!うちの母ちゃん、岳のお土産クッキーをビリビリに破いて食べてました。

  リンちゃんに写メールしようと思ってたのに~ m(T-T)m  立ち直れない…。』

このメールを読んだ途端に笑った私。
ちなみにこのブログにコメント下さった、さぶ姉さんからの実況報告によると。

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姉:『先日下山したサブは、「岳」のパッケージの付いたクッキーをお土産に持って帰ってきました。
   なんと母は何も考えずビリビリ~ッ!!
   運良く(?)岳の文字だけが残ったのですが、仕事から帰ったサブ弟はそれを見て…
   2階で寝ている母がただならぬ気配に起きてしまう程、大きな物音と悲鳴と共に
   階段をかけ上がってきて、

さ:『 こ(れは…)、 ど(うして…)。』

と言葉にならない言葉を発し、落ち着きを取り戻した後の一言、

さ:『かーちゃんとは、暫く口きかないッ!!』

.

↑だったそうです。

このコメントを読んだ時は、私も大爆笑。
サブちゃんへのメールには、

も:『お母さん やるや~ん♪ セロテープで貼り付けて修復して、リンちゃんに送ったら(笑)?』

と、返信しておきました。

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そして、後日。

今回の蝶ヶ岳の写真データが欲しかったので、さぶちゃんにSDカードを郵送してもらった私。
彼からのSDカードは、こんなものに包まれていました。

110509_23                   見事なまでの破かれっぷり。

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なので私もこの包装紙に、『お母さん、美味しいネタをありがとう♪』と書いて
来た時と同じ様にSDカードを包んで返送しました。

ちなみに、岳クッキーの本来あるべき姿は こんな感じ。

110509_24                  上高地でも松本でも、今は何処でも売っています。

長野にお越しの際には、是非皆さんお買い求め下さいませ。
(自称:岳都・松本親善大使もおすけ)

ただし無造作にテーブルの上に置いておくと、家族にビリビリに破かれてしまいますのでご用心を。

後日、サブちゃんから送られてきた写メール↓

 110521_9    本当にセロテープで修復したさぶちゃん。思ってた以上にビリビリで私もびっくり(お母さん大胆ね。)

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2011年6月14日 (火)

【もおすけ日記】蝶ヶ岳リベンジ・5 最終回

そんなわけでワタクシが、危うく遭難?かと心配されかかったもおすけです。
皆様こんにちにゃ。

石の湯ロッジの池田シェフとヒメちゃんが『最近ずっとブログが更新されないねぇ。』と
心配して下さり、連絡を取ろうかと話していてくれていたそうです。

お山の上では、下界から離れ自由とお山の空気を満喫したいので
今回はブログ更新もせず。
でも、こうしてもおすけは元気そのものですので皆様ご安心を。

それでは今日は蝶ヶ岳リベンジ・5最終回です。

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離れがたいほどのいいお天気の山頂ですが、長居し過ぎてもいけません。
身支度を整え、下山します。
今回は、蝶ヶ岳ピストンなので来た道を戻るだけ。
サクサクと降りていきます。

デブリを横切るさぶちゃん。

110509_18_2                                 今日は暑いくらいだー。

やっぱりデブリって、何度見てもその迫力に圧倒されます。

110509_19

そんな風もなく穏やかな天気の中、降りている時のこと。
谷すじをトラバースしていたら、片足のアイゼンの前爪が浮きました。

あ、浮いた、と思うのと同時に目の前の景色が、雪面の間近に変わり。

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滑落しました。

顔が雪面に近くなった時には、もう滑り出しています。

でも、人間とはすごいもので、このほんのわずかな瞬間で

も:『早く滑落停止の体勢を取らなきゃ。』と、

も:『ここならずっと滑り落ちても死ぬことはないだろう。でも、ここまで上がってくるのが大変そうだなぁ。』

等とこれだけの事を考えながら、でも実際には慌てて滑落停止の姿勢を取っていたのでした。

ピッケルを打ち込みながら、早く止まれーー!と思いつつ、アイゼンの歯を食い込ませるのに賢明で。
お蔭で滑落したのは、ほんの5m程度。
それでも、それなりの急斜だったのと、初めて予期せぬ滑落だったので本当に怖かったです。
そして滑りながら、滑落停止の姿勢をとりながらも頭の端に浮かんだことと言えば。

も:『後ろでさぶちゃん、びっくりしているだろうなー。だって、呼び声すらないもんなー。』

だった。

実際、停止してから体を起こし、しばらくするまでさぶちゃんは声も出ていなかった。

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も:『あーーー、怖かったーーーーッ!』

さ:『…オレ、びっくしし過ぎて声も出なかったよ。』

も:『うん、そーだろうなーって思った。』

ちなみに私が滑落した斜面は、急斜でこそあれ特別に危険とか歩きにくいとか
そういった難しい斜面ではありませんでした。
かと言って、適当に(雑に)歩いていたわけでもありません。
ほんの、本当にちょっとバランスを崩しただけ。
それだけで、一気に滑り出すのです。

『滑落の事故現場は、危険な箇所を通り過ぎた なんてことない所で起きていることが多い。』

の、正に典型と言えるでしょう。
ホッとしたり、気が緩んだ時に事故は起こるもの。
どんな所でも、慎重に歩かなくてはいけないな、といい勉強になりました。

と、同時にこれまで滑落停止の練習をりんどう平で一人でしていてよかったなー、と思いました。

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その後は、何事もなくまめうち平まで降り、ここでアイゼンを外す。
あとは夏道を降りるだけです。
天気がいいから、のども渇く。
途中“力水”で水を汲んで飲むと、びっくりするほど冷たくて美味しい。

110509_20                これ飲んで力が出たから、力水って名付けたんだろうなー。

これで疲れも回復、最後まで元気に降りることが出来ました。

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駐車場に戻ってから着替えて。
『お腹空いたーー!』って事で、お昼ご飯を食べる。

も:『さっきまで登っていた山を眺めながら、ご飯を食べれるってシアワセだよねー。』

と、ゴキゲンな私。

110509_21

さぶちゃんはグラタン。もおすけはドリア。たっぷりサラダも完食!

110509_22                 山登りの後は、こういうガッツリ系が食べたくなります。

前回、燕~蝶ヶ岳までの縦走は出来ませんでしたが、今回はお天気にも恵まれ
念願のテント泊も出来、大満足の山行となりました。

(リンちゃん&みさわさん、今度は縦走で一緒に行こうね。)

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2011年6月13日 (月)

【もおすけ日記】蝶ヶ岳リベンジ・4

『目には目を』と言うよりも、『やられる前にやっつけろー!』の もおすけです。
皆様こんばんにゃ。

こんな性格ですので(!?)、最初にやっつけておきましょう。
いったい何の話やら。

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先日のGW燕~常念までの縦走時の話。
常念小屋で、カメラの写真を見る私。

も:『あ、このリンちゃんカッコい~い♪ あ、これもー。』

さ:『えー、どれどれ?あーー、ほんとだ。』

110429_38                ガチャピンルックは 冬山では特に映えます。

さ:『いいなー。オレのも何かないのー?カッコいい写真。』

も:『えーー!?さぶちゃんのー? えーーっと… 』

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画像を探す私。

も:『あ!あったあった!!これはカッコええ♪』

さ:『どれどれ♪』

カッコいいさぶちゃん↓

110430_28                       題:『雪庇とさぶちゃん』

さ:『なんだよこれ全然かっこよくないじゃん! 何、このリンちゃんとの差は。』

も:『えー だってこれ、さぶちゃんのリクエストで撮ったんじゃん。“雪庇と撮って♪”って。』

雪庇は、本人からすると何処からが雪庇かが分からないから、こういう姿勢になるのも無理はないのですが。

たまには、こういうのも載せとかないと。
最近、滑稽な私の写真が多いので(本人 若干不服気味)。

で、蝶ヶ岳の報告・第4弾です。

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蝶ヶ岳ヒュッテの自炊場で、ご馳走ラーメンを食べた私達。
テントに戻ります。
穂高の上には、お月様が光って。

110508_43                   こんな綺麗な夜空の下で眠る幸せ。

この時の空の碧さ、とても綺麗でした。
なので思わずシャッターを押していると、さぶちゃんが

さ:『この風景さ、人物入ったほうが綺麗じゃない?』

と言うので、さぶちゃんに入って頂く。

110508_45               全く違うシチュエーションですが、カプリの青の洞窟を思い出した。

松本の街の灯りが空にぼんやりと映って、山の稜線をくっきりと照らしてくれています。

ちなみに同じアングルで私も撮ってもらいましたが、そこはそれ さぶちゃんなので
やっぱり今いちの出来でした(だから割愛)。

写真からでは伝わらない、身を切るような風が強く寒い夜でしたが、
さぶちゃんの頑張りのお蔭で、テントが暴風にバタつくこともなく
大満足の一日で、爆睡した夜でした。

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2011年 5月9日 快晴

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山の上にいると、不思議と日の出の頃に目が覚めます。
テントの中から眺めた朝の風景。

110509_                     雪は凍ってつるつる光る。

『やった!今日は快晴だ!』と、ダウンを着込み、外に出ます。

朝日を浴びる前の、槍ヶ岳・穂高連峰。

110509_2                  やっぱり雪をかぶっている山の景色が好き。

松本方面で光っているのは、水を張った田んぼでしょうか。幻想的でした。

110509_3                     私は松本という街が大好き。

そして、よぉく目を凝らしてみると、富士山が“おはようさん。”と言ってくれています。

110509_4           どこから見ても富士山は、距離感を感じさせないくらい大きい。

穂高連峰全景です。

110509_5

これらの写真を撮って、そそくさと自炊場へ。だって寒いんだもん。

で、ようやくホッとしてお湯を沸かしていると、またもやこんな写真。
(コットンで顔を拭いている メイク中のもおすけ)

110509_6                  誰だこんな写真を撮ったやつは。(犯人は奴しかいない。)

最近はこういう写真ばっかりで、だからやられる前にやっておきました(つまり冒頭)。

で、本日の山朝ごはん。

110509_7                  手を合わせて、いただきま~す♪

・アルファ米には、“ゆかり”を振りかけて。
・青ネギ、なめこ、わかめのお味噌汁
・オイルサーディンは、缶ごと温めて七味を振って(これが美味しい!)。

さぶちゃんも、このオイルサーディンはお気に入りのご様子。
山ごはんでは、ゆかりを振りかけるとすごく美味しい、とはアイちゃんからのお薦め。
二人でパクパクと、あっという間に完食です。

そして、食後のスィーツはこれ↓

110509_8             もおすけマークも、温かい飲み物にご満悦。

石の湯ロッジで頂いた“信玄餅”と、カフェ・オ・レです。

もおすけは、この信玄餅が大~好き。
どの位好きかって言うと、残ったきな粉に黒蜜をたーーっぷりとかけて
きな粉までぜぇんぶ食べちゃうくらい、大好きです。

朝からスィーツまで食べて、お腹いっぱい。
今日は下山だけなので、時間もあります。
では、ちょっと表をブラブラしようか。

と、外に出たらスタッフさんが携帯でお話をしていました。
その風景が絵になったので、『あ、そのままで一枚下さい!』と、パチリ。

110509_10                     重なる山脈が水墨画のよう。

蝶ヶ岳ヒュッテさんの看板も味があります。

110509_11

で、穂高側を向けば、空は真っ青。

110509_9      こうして見ると このテント。発掘された古代遺跡の棺の様よ。

これだけ綺麗な青空と雪山の景色なら。
この方に、登場して頂かない手はございません。

いやーー、先生。大キレットをバックにお似合いですなー。

110509_12                         もそっと寄って。

先生のご要望にお応えして、もう一枚。

110509_13                      どうよ、似合ってるでしょ?と誇らしげな先生。

実はこの写真。
さぶちゃんに、

も:『もんきち先生と穂高を撮るから、もんきち先生だけ岩に乗せて。あ、さぶちゃんは邪魔だから写んないで。それじゃ、さぶちゃんが見えちゃう。もっと頭下げてー。』

などと、又も暴言を吐きまくっていたら、

さ:『なら、もんきち先生だけ、岩の上に置いたら?』

と言われ、岩の上に座って頂いたのですが。
その時、風がぴゅうッ。

も:『あッ!

さ:『ぅわっ!もんきち先生 滑落ッ!』

なんと先生が、岩の上から落ちてしまわれたではないですかっ。

も:『せ、先生ッ 大丈夫ですか?ちょっと何やってんのよさぶちゃん!
   笑ってないで、早く先生を拾ってよ!』

とか言いながら、私も大爆笑しながらパチ。

110509_14                       先生 滑落。

ゲラッゲラ笑うさぶちゃんをよそに、もんきち先生を拾い上げ 砂埃を払う私。
先生、危うく大事故になるところでした。

それでも、辞めない私。
槍を眺むる もんきち先生。

110509_15               うむ。今日は気分がいいから許す。

こんなことして遊んでいたら、あっという間に時間が過ぎたので。
テントをたたんで、下山です。

110509_16                       どっかの外国の風景みたい。

天気がよければ、最高に気持ちがいい。
すなわち最高の山気分。

ゴキゲンな足取りで、下山を開始した私達でした。

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もおすけのポッケに収まる先生。

110509_17                 次は落とさないでね。

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2011年6月12日 (日)

【もおすけ日記】蝶ヶ岳リベンジ・3

そんなわけでワタクシが、ひっさしぶりに家という建物の中に帰ってきたもおすけです。
皆様こんばんにゃ。

いやぁ。

家はいい。

帰ってきて一番に、テント道具と洗濯物をザブザブ荒い、
ついでに何の気兼ねもなく、のんびりお風呂に入って体を洗い。
なんてったって、そこらじゅうにコンセントとゴミ箱がある生活。

あぁ なんて楽なんだ。

そんな皆様にとっては当たり前のことが、しみじみシアワセだと思うもおすけの山報告。
蝶ヶ岳の続きから、じゃんじゃん怒涛の如く報告して参りますよー。

それではホイ、スタート。

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2011年 5月7日 曇りのち晴れ・そして強風。

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お雑煮に大満足した さぶちゃんと私。

110508_33                     七味も効いて、うまーー。

でも外は緩むことなく、あいかわらずの強風です。
腹ごしらえをした所で、山頂へ行くとしますか、ってことで。

山頂。晴れてきたから嬉しいもおすけ。
ハイ、笑顔でポーズ。

110508_25                  初めて 蝶ヶ岳のピークを踏んだぞーー!

常念方面も徐々に明るくなってきて。

110508_24

穂高をバックにさぶちゃん。 お、かっこいいぞ。

110508_26

                   わー。 まんま岳の世界だ。

下の方には、梓川までもはっきりと見えます。

110508_27_2

そして二人は、展望台に場所を移します。
ここがまた、強風に次ぐ強風。
そりゃもう寒いのなんのって。

でも、喜ぶ二人。

110508_28                   すげー。今日来てよかった。

110508_29                         わーー。前回のリベンジ達成~!

でも、最近さぶちゃんてば。

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さ:『しろぷーは、ブログでかわいいキャラで売ろうとしてるけど、そうはさせないぞ!』

とか言って、こんな写真とか撮ってくれちゃったりします。

110508_30_2                         うぎゃーーー、飛ばされるーーーッ!

ええもぅ 自分で見て爆笑しましたょ。

他にも、樹林帯でデブリを横切っている時も・・・

110508_43                       慎重に渡っております。

すると、見逃さないさぶ。

110508_42                        おっと よろけた。(何故にアップ?)

何事もなかったように、すぐ体勢を立て直しましたが。

110508_41                     よし、問題ナシッ!

でも、既にしっかりカメラに収められていました。

こんな感じで さぶちゃんは、最近変な写真ばっかり撮ってくれます。

困ったものだ。

話が逸れました。

.

地面で固まっている雪の欠片が吹き飛ぶほどの強風ですから
外にそんなに長くはいられません。
一旦、山小屋に戻ります。

110508_32 綺麗な常念岳と、前常念。

110508_31                      あ。さぶちゃんも、ちょっとレゴ。

-----

も:『さぶちゃんがテン泊したいって言ったけどさー、これじゃ無理じゃん。

   またしてもボッカだよ。』

前回の燕山荘同様、強風でテントを張れそうにもありません。
夕方までに風が止めばいいけど・・・

そう思いながらも、食後でストーブの前で暖かくなって眠くなってきた私は
丸椅子に座りながら、

も:(う~ん、これで居眠りしてストーブにおでこくっ付けて火傷したらどうしよう・・・)

とか思いながらもウトウト。
その時間さぶちゃんは、『ちょっと雪を掘ってテント張れるか見てくる。』と、外に行ったきり。

.

ウトウトウト。

丸椅子の上で、舟をこぎながら居眠りすること1時間。
気がつけば、PM5時前。

も:『えッ!さぶちゃんは??』

まだ帰ってきていないと言う事は、まだ掘ってるって事?
この強風の寒い中?
急いでハードシェルを着込み、フェイスマスクと手袋をして外に出る。

すると、さぶちゃん。
こんなすごいモノを作ってくれていました。

110508_34                    雪壁作るより、掘っちゃった方が早いっしょ。

ちなみに普通は、写真の奥の様に雪壁を作りますが。

も:『さぶちゃんッ!すごいよすごいよ!一人でずっと掘ってくれてたの?』

さ:『やー、掘れるかなぁってちょっとやり出したら結構軽く掘れてさ、そしたら止まんなくなっちゃって。』

止まらなくなるにしても、これはすごい。

110508_36                     槍・穂高をバックに、雪穴を掘る男。

.

さ:『これでテント貼れるかな?』

も:『十分だよ!ありがとう、さぶちゃん。もういいから、小屋に入ってあったまろ?』

と言ってもさぶちゃん、すっかり病みつきの様で、まだ底面を均したりしてます。

なんとステップまで切ってくれてる さぶ様。

110508_35_2                     しろぷー、おっちょこちょいだからな。

も:『もういいよ~。お礼に、ご馳走ラーメン作ってあげる!』

と言っても、なかなか止めないさぶちゃん。

小屋に入るように促し、ようやく手を止めるさぶちゃん。

110508_37                          これでいっか。

小屋に入って、もおすけが夕食を作ります。
今回は、前回の荷物の多さを学んで 少量化を図り“ラーメンにしよう!”と
ラーメンにしたのです。

豚肉・なめこ・青ネギ&わかめを沢山。
前回、燻製卵をいーーーっぱい持って来ていたリンちゃんを真似て
さぶちゃんが、煮玉子を持って来てくれていました。

出来ました、ご馳走ラーメン。

110508_38

二人共、美味しい美味しいと褒めながらあっという間に完食。

一息ついて、夕日を眺めに外へ出れば、大キレットに夕日が綺麗に落ちていました。

110508_39

.

ちなみに。

も:『この写真で、もおすけ頑張りましたー!って書いたら 怒る?』

って、さぶちゃんに言ったら 本気でどつかれそうになりました。

110508_40             本当はワタクシが掘りました(と書きたかった)。

つくづくさぶちゃん、ありがとねー。

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2011年6月 9日 (木)

【もおすけ日記】再び上高地の夜

そしてワタクシが久しぶりに電波圏内に帰ってきたもおすけです。

皆さまこんばんにゃ。

まずは涸沢で私のテントを助けてくださった大学山岳部の皆さま、ありがとう。

あとあとお礼を言わなきゃいけない人が沢山いますが、家に帰ってブログで改めてお伝えします。
今は上高地のテントの中。

隣のオランダ人の焚き火がパチパチ跳ねる音を聴きながら、
山の景色をひとりで静かに思い出すこの時間が、私は大好きです。

山に登る前と後は、必ず独りがいい。

後は上高地を降りてから、静かに街を気の向くまま散策してから夜行で帰ります。

写真つきブログは近日アップします!

お楽しみにー♪

2011年6月 2日 (木)

【もおすけ日記】上高地の夜

ただいま上高地のキャンプ場で寝そべっているもおすけです。皆様こんばんにゃ。

本日上高地に入り、夜になって ようやく雨が止みました。

今は星空が綺麗です。

明日から、リンちゃん・さぶちゃん、そして急遽参加になった燕山荘で友達になったみさわさんと涸沢で宴会♪

いやぁ楽しみだー。

それ以降の予定は天候次第。
今回は日程を決めず、諸処の連絡事項ともしばし離れて、ひとりを満喫します。

皆様、もおすけをほっといてね♪

報告は帰ってから。お楽しみに☆

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