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2011年6月28日 (火)

【もおすけ日記】6月 最高の涸沢岳・3

はっきり言ってやりすぎです。
の、もおすけです。皆様こんにちにゃ。

誰のことかって、もちろんワタクシのこと。
6月に燕岳(縦走断念)、涸沢岳&北穂を楽しんで、兵庫に帰ったと思いきや
再び山登り(また後日報告予定)。

で、今また壮大な計画を立てております。

明日、兵庫を出発して、富山入り。
ここで白馬山荘時代に一緒だったモモちゃんと立山へ。
同じく去年、白馬山荘で一緒だったてらちゃんへ会いに行くのです!

立山を堪能した後は、扇沢まで降りて。
そしてさぶちゃんと合流&白馬山荘へ向けて大雪渓を登ります。
昨日、白馬館さんへ“素泊まり(自炊)”の予約をしました!

さぶちゃんに電話で、

も:『夕飯、何食べようかー?』

って聞いたら、

さ:『そりゃもちろん“焼き米”でしょ。』

と、あっさり返されました。
なるほど(膝ポンッ!)。
名実共に、ワタクシの頼もしいひつじ(執事)となりつつある さぶちゃん。
そう言ったら、

さ:『やまかしわっ!』

と、返されてしまいました(あ~~れ~~~。)

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で、本当にすごいのはここから。

白馬岳を下山後。

高瀬ダムから上がって、烏帽子岳~野口五郎岳~雲ノ平~高天原と縦走し、~三俣山荘でご挨拶
~笠ヶ岳、ここでUターンして~双六岳~三俣山荘(ここで初めて仕事入り)。

と言う縦走コースを考えているのです。
本当は、七倉から舟窪岳から~烏帽子岳へと考えていて、体力的・ザックの重量的にも問題ナシ。
お風呂は限界ギリギリライン(高天原へ駆け込め~!)。

ただ、何せこの梅雨時期。
どれだけの雨に見舞われるかと、雨&霧&ザックが重くなる&さびしい単独行=苦行となれば、
何もこの時期、ここまでロングにするのはどうだろうか。
と、今頃になってようやく気が付いて、烏帽子岳からにしました。

嗚呼神様、どうかお天道様を見せてください。

食料計算、最大限の軽量化(私の場合、どこまで防寒着を減らせるか)。
今もう考えてるだけで、途中でワケわかんなくなりつつあります。

こんなに考えて準備しても、あっさり大雨とかで“撤退”(口にしたくないこの二文字)も
ありえるしなーー。
とにかく出来る限り頑張ってみようと、今もうあたふたしています。

さ:『涸沢の(ブログ)報告も、まだだしね。』

と、ひつじクンからの鋭い指摘にプレッシャーを感じながら、涸沢報告の続きを慌ててさせて頂きます。

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2011年 6月4日 大快晴!

朝、五時前に目が覚める。
と、同時に一番にテントの換気口から外の景色を覗く。
残雪を乗せた稜線の上には、真っ青な空。
やたっ!
快晴だっ!!

110604_               こんな風景、山を登るまで見たこともなかった。

外に出て、写真を撮る。

110604_2               最高だーー、最高だーーー。

テンションが上がっちゃって、止まりません。

110604_3                 行くぞ登るぞ、えいえいおーーッ!

寒くても眠くても、こんな天気だったら全く苦にならない。
人間の体って不思議だなー。
急いでご飯を食べて、出発する。

冬道は、雪渓のど真ん中を直登。
ただただ急斜を、一歩づつ詰めていくだけ。
でも、前回の大天井岳の様な暴風がなければ、楽しいの一言に尽きます。

前を行く、みさわっち。

やっぱり雪山と山オトコって、絵になるよなぁ。。。

110604_4                           いざ、登るべし!

リンちゃんも、登る。

口数少ないこの人の場合、ワタクシは“オーラ”が結構おしゃべりだと思います。

110604_5                     楽しいぞー、足元だるいけど 楽しいぞー。

でもって。

ちょっと登っただけで、見上げたら この急斜。
この辺りに来ると、標高の高さ=空気の薄さを感じてきます。

110604_7           みさわっちの角度からもわかる様に、平面ではありません。急斜です。

ゼエゼエゼエ。

自分の息使いをうるさく思うほど息切れしますが、それでも最高!

目にする光景も、こんな高さのものへと変わっていきます。

110604_6

はっきり言って、楽しいったらないです。
だって、横を見ればこの景色ですもの。

110604_8         あーーー、今 私、こんな急斜を登ってるのね と実感した風景。

みさわっちも後ろを振り返る。

110604_9m     誰かに似てると思ったら、みさわっちは『長次郎さん(点の記に出て来る一番カッコいいヒト)』に似ています。

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日が高くなるに連れ、足元の雪が緩み登りにくさを感じながらも、予定時刻より早く穂高岳山荘に着く。
去年の10月に、来て以来。
こんなにも早く、ましてやこんな時期に登るなんて想像だにしなかった。

いやもうゴキゲンです。
見晴らし最高の穂高岳山荘前の平地で、はしゃぐ。

そして、カメラワークの素晴らしいみさわっちに撮って頂きました。

110604_10                      えへへ~☆と、顔も緩むこの天気♪

ここでしばらく休憩して、いよいよ涸沢岳山頂を目指します。
ザックはデポして、アイゼンも外して。
雪はあまりついていなく、比較的登りやすい。
山頂付近でやはり風が強まって、私は少し怖かったけれど、二人は平気そうでした。

で、無事に山頂に到着~♪
やったーーーーー!

奥穂・ジャンダルム方向のその先には、富士山もきれいに『おはよう!』と。

110604_12                      なんて最高の景色なんだ。

で、反対側を望むれば。
裏銀座の山々、そしてランドマークの槍ヶ岳。

110604_11                     最高すぎるこの景色。

奥穂~ジャンダルム~西穂方面の山々が、雄大な空の下 雄雄しくそびえています。

110604_13
ほんの少ししか登っていない感じなのに、穂高岳山荘はこんなに下に見えます。

110604_14                    本当にすごい場所に建っているなぁ。。。

よくよく見ると、穂高岳の山頂の祠もはっきりと見えます。

110604_16
映画・岳で三歩クンが、雪の山頂で空撮していた場所です。

これは、私が好きな一枚↓

110604_15      空の雲がぐわーーーーって、槍を、北アルプスの荘厳さを演出してくれているよう。

この景色を見ていて、ふと思った。

.

も:『ねーねー、リンちゃん。次に私が住むとこって、あそこら辺だよね!?』

リ:『あー、そうだね。あそこだー。』

こんな山の上から、次に住む場所を見つけて眺める。
それがまた、こんなに美しい山の上だなんて。
私って、どこまでしあわせ者なんだろうと、お山の神様とご先祖様に
思わず感謝してしまいました。

.

で、ごっきげんな私達も、記念撮影を。
イヤーー、オトコマエとオトコマエな景色。最高ですなー、と言いながら撮った一枚。

110604_17_2              ハイ!黄緑と言えばこの人。ガチャピンリンちゃんでございます~。

溢れるテンションを、画面からくまなくお感じ下さいませ。

110604_18_2                      あーもーずっとここにいた~い。

で、山頂のわずか下で座っているみさわっち。

.

も:『山頂、すぐだよー。来ないのー?』

と、みさわっちに声を掛けると。
        
み:『うん、いいんだ。山頂は嫁さんと踏むって決めてるから。ここからでも景色は楽しめるし。

   俺はここで充分。』

.

・・・・・。

なんていいオトコなんだ、みさわっち。

以前、結婚してから一人で登った時に、山頂に着いても『楽しくも何ともなかった。』と彼は言いました。
だからそれ以来、彼は山頂は奥さんと一緒に登ると決めているそうです。

み:『今回、下見も出来たし、これなら嫁さんも来れるとわかったから満足。』

って。

.

うんうん。。そうだよね。
山頂はやっぱりやっぱり最高だけれど、山頂に登ることだけが一番でもないんだよね。
気の会う仲間やパートナーや、いろんなシチュエーションで
登ること全てが、“最高に楽しい”んだよね。

みさわっちが座っていた場所からも、富士山が見えることを教えると
その場所から彼は両腕を上げて、最高の顔で富士山に向かって大きくガッツポーズをしていました。

.

涸沢岳。
私にとって初めて登ったこのお山は、最高のご褒美を沢山くれた山でもありました。

110604_19 .

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コメント

こんにちは〜

お元気そうですね!青空バックに素敵な写真ばかり。絶景を楽しませていただきました!

私はこの夏北穂高だけの一人デビューですがワクワクドキドキです。もおすけさんの所に遊びに行きたいですがまだまだ先になりそうです

みさわさんの奥様大好きはblogでもよく分かりますが山頂一緒に踏む為に残すなんて気持ちが素敵ですよね!

山小屋のお仕事頑張って下さい!blog楽しみにしております。

素晴らしい画像楽しませてくださり感謝致しております。

 コメントに相違があいます。

 穂高岳山荘付近での、もおすけさんのナイスショトの画像の後、
 涸沢岳山頂からの画像は
 奥穂、ジャンダルム方向、その先富士山 → でなく前穂高主峰、Ⅱ峰 Ⅲ峰
 Ⅳ峰です。

もっくんへ

いやー、楽しみですね。
一年ぶりの白馬山荘さんです。
お天気がいいことを、白馬岳のお山の神様にお願いしておきましょうね。
そちらも気をつけて、そして楽しんで登ってきてくださいね。

僕も先ほど白馬館さんへ予約の電話をしました

一応、晩御飯だけ出していただく事に

コース状況も伺いましたが、葱平から上も結構雪あるみたいですね

立山気をつけて下さい、白馬山荘でお会いしましょう

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