【もおすけ日記】天狗岩と金松寺山
探されている。
ワタクシ。
探されております。
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の、もおすけです。皆様こんばんにゃ。
以前、雲丹蔵からも言われてはいたのですが。
私のブログの検索ワードは、ほとんどが“もおすけ”と言う単語。
“おさるのもおすけ”だったり“もおすけ”“もうすけ”や、“もおすけ日記”だったり。
昔、友人・にんにんから、
に:『いくらブログ探しても、出て来ないよ!』
と言われ、確認したら彼は“むうすけ”で検索していた事もありましたが。
(ちなみにむうすけでは、もおすけのブログはヒットしません。あしからず。)
確かに他の人のブログの検索ワードは、山行記録の山名だったり装備の名称などが
殆どなのですが、なぜか私はいっつも“もおすけ”ばかり。
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うーーーん、これだけ皆様から探されていると、悪い事は出来ないな。
(してないけど)
そしてなんだか、追われてるような気分だな。
(追われることもしてないけど)
ま、とにもかくにも もおすけブログ。
今回“あの!”の、従兄妹との初・里山報告でございます。
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2011年 11月25日 晴れ
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前日、仕事をしながらずっと悩む。
吹雪でない限り、トレーニングも兼ねて天候が多少悪くても山に登りに行きたい。
とにかく運動不足&体力低下が著しい今日この頃。
そして何より、山に登りたい。
でも早朝に移動&日帰り登山は、日没も早いから慌しい。
その上、私のタイヤはまだノーマルタイヤ。早朝なら道の凍結も十分にありえる。
ならば夜のうちに移動して登山口で一泊→日帰り登山ってのはどう?と考えた。
そうだ、ここは山のプロ・山岳ガイドのかっちゃんに聞いてみよう(膝ポンッ!)。
カチカチカチ。
よしっ。
メール送信。
すると程なくして かっちゃんから返事が。
か:『スタットレスじゃないと危ないな。行くなら早朝。
明日は冬型の天気図だから夜のうちに行くと、行ったはいいが帰れなくなる可能性あり。』
がっくし。
やっぱりそうか。
も:『やっぱり無理かー。じゃあ明日の作戦練り直し!』
と返信したら、『明日の立山スキーが中止になって里山に行くけど、行く?』
とお誘いを受けたので、かっちゃんのプランに混ぜて頂くことにしました。
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朝起きる。
カーテン開ける、山を見る。
天気は上々、気分も上々。
急いでりんごケーキだけ作って、準備をする。
慌てて出かける。
それにしてもアタシ、いろんな人と山行ってるなー。
こっちに移住して二ヶ月。
昔からの友人なんて誰一人いない街にも拘らず、既にいろんな人と登っています。
皆様ありがとう。
でも、まさか従兄妹と山に登るなんて思ってもみなかった。
人生ってわからないものよねー。
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話が反れました。
かっちゃんと待ち合わせて、なっちゃんと合流。
本日目指すは“天狗岩&金松寺山”。
どこ?それ。
と、県外だった私にとっては聞いたこともない山ですが、ワクワク。
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でも。
でもでも。
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忘れていました、大事なこと。
今回の同行人は我が従兄妹・かっちゃんだった。
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おニューの帽子に、仕事では履けないショートパンツスタイルで行ったら、さっそく罵倒が。
か:『なんだよ、そのラ○ドネスタイル。』
も:『違うもん。いいじゃん、普段ショートパンツ履けないんだから!ほっといて!』
仕事場では短パン&スカート禁止なので、日頃出来ない服装のストレス発散とばかりに
ショートパンツを履いてきたのだ。
ラ○ドネガールは吹雪のこんなとこ行きません。
か:『しかも何だ? このぬいぐるみ。うわーーー。』
も:『これはもんきち先生
これはお姉ちゃんがくれたお守りだから、そこらの山ガールのぬいぐるみとはワケが違うもん!』
もう殆ど兄弟ゲンカに近い。
なっちゃんは一人笑っている。
で、登山口に着いてスタート。
兄貴、待ってください。
やだ待たない。
そしてつづら折りの林道。
いきなり、
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か:『・・・面倒くさいな。ショートカットしよう。』
な:『うん。』
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逞しい二人に連れられ、ショートカットからの始まり。
フギャーーーー、とか言いながら私も踏み固められていない土手を登る。
単調な道をひたすらに進み、どんどん高度を上げていく。
すると、登山道に霜柱。
ノースさんのマークみたいだ。
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見つけると踏まずにいられない私は、霜柱を足でふみふみしながら登っていく。
更に登ると、登山道はうっすらと雪化粧。
落ち葉と薄雪。これぞ ザ・晩秋の里山。
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そして道は、ただただ登り坂だけ。
抑揚がありません。
疲れた。
最後尾から かっちゃんが
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か:『最初飛ばすから、バテるんだよ。』
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うう悔しい。
二人はへっちゃらといった風情で登っています。
それだから、尚のこと悔しい。
それにしても体力落ちたなー。問題だな、これは。
などと思いながら、ひたすら登る。
単調な登り坂なんて、キライだー。
とかなんとか行ってるうちに、無事天狗岩に到着。
山頂に着いてしまえばこっちのもん。
ザックを置いて、お茶の準備をする。
ワァーイ おやつだー♪と おままごと状態なワタシ。
かっちゃんがジェットボイルでお湯を沸かし、なっちゃんはパウンドケーキを。
私はりんごケーキを出す。
なっちゃんがミールキットのお皿を出すと、
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か:『えっ。わざわざそんなもの持って来たの?』
な:『うん。だって、せっかくの里山じゃない。』
も:『そうだよねー、里山には里山の楽しみ方があるよねー♪』
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女子ならではの楽しみ方!?
でも気軽に何でも持って来れるのが、里山の醍醐味です。
とか言いながら。
写真の為のディスプレイなんぞ今回はナシ。ただ食べる食べる。
山頂からは、うっすらと雪をかぶった八ヶ岳から、
この冬も行くからねー、待っててね八ヶ岳。
遠く富士山までが望めました。
出来ればここも、この冬登りたいぞ。
やっぱりお山のてっぺんは最高だね。
里山も楽しいね、先生。
うん、雪がちらつきながらも晴れているしね。
と、これらの写真を撮っている時。
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も:『わーい、写真撮ろっと。・・・ぅわっ!おわっ!』
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と、岩場でバランスを崩した私に、イトコ様は一言、
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か:『今日、俺オフだからなー。落ちても助けないぞー。“山は自己責任”だからなー。』
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などとひどい事を言うし、お守りのもんきち先生をつかまえては、
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か:『今度のアイスクライミングには、こんなの持って来るなよ。』
も:『何でよ、やだよ。お姉ちゃんが無事に帰って来る様にってお守りでくれたんだもん。
連れてくよ。』
か:『なら、せめて隠して来いよ、頼むから。』
も:『何で隠さなきゃいけないのよ。 やだね。』
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と言うと、かっちゃんはもんきち先生にデコピンをしようとした。
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も:『ぅわ、ひっどーーい!何すんのよっ!そんな悪態ばかり着いてると罰が当たるよッ!』
か:『罰なんか当たらないよ。』
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とにかく悪態つき放題である。
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も:『私は毒吐くって自分で自覚して言ってるけど、この人自覚してない所が怖いよね。』
か:『別に毒じゃないよ。思ったことを言ってるだけだよ。いい事はいいって言うもん。』
も:『でもその9割が悪いことへの発言っていうのに問題があるんだよ。ねぇ、なっちゃん。』
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なっちゃんは終始笑っている。
こんな悪態魔王に反論できるのなんて、身内の私ぐらいだろう。
(山ではそれなりの立場の人のようだから←これがまたちょっと小癪)
なっちゃんはその話し方と同じでとても優しい人です(大好きだ)。
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そんなこんなで、ワーギャー言ってるうちに金松寺山に到着。
ここは見晴らしは、いまいちです。
でも、木々の影が綺麗でした。
静寂の午後
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登りに比べたら、下りはあっという間。
とっとと下山して、温泉入って温かいおうどん食べて。
信州に来て初めての里山は、標高1963.9m。
里山とはいえ、兵庫県で一番高い氷ノ山の1510mより遥かに高いのですから
やっぱり岳都・松本はすごいなぁ。
そんなわけで、賑やかしくも里山をしっかり楽しんできた もおすけでした。
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天罰です。
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