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2011年12月22日 (木)

【もおすけ日記】人生初のアイスクライミング!・1

ハイ、丑三つ時にこんばんにゃ。もおすけでございます。

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いやーーー。

実は最近、毎日が楽しくって忙しいもんだから“書いてる暇ないからブログ辞めようかな”なんて
思ったりしてたんですよ。

その位、遊ぶことに忙しくて。

でも、そう思った途端にコメントで“お気に入りにいれました!”とか頂いたり、
知人のC先生に“楽しみにしてるし、友人に紹介します!”なんてメール頂くし、
しまいにゃ石の湯ロッジのヒメちゃんやイケダシェフから“毎日ポチコしてるから、毎日書いて下さい。”なんてお手紙まで頂いて。

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いやーーーー。

神様に見張られてる気分です。

サボるなって事ね。

こんな有難いお言葉頂いた日にゃぁ、辞められないですもんね。

そんなわけで、殆ど仕事以上に仕事と化しているもおすけの山登り日記。

本日は、初のアイスクライミングデビューの報告です!

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2011年 12月16日 曇りそして寒い

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先日、初の天狗岳でご機嫌の冬山を堪能したワタクシ。

111204_16                                イェイ。

日を空けずして、今度は八ヶ岳に参上です。

本日は、初のアイスクライミング。
師匠はもちろんワタクシの“おやびん”こと従兄妹のかっちゃんと、なっちゃんです。

朝五時半・塩尻インターに集合と言われれば、塩尻北インターに間違えて言ってしまうという
“やりそうだな”と思ったことは必ずやる私。
慌てて引き返し、5分遅刻で現場に集合。

まずは目指すは赤岳鉱泉。

暗闇の中、走ります。

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駐車場に車を停めて、最小限の荷物にして出発。
いつもの登山スタイルとは、全く逆です。

かっちゃんにとっては休日なので、お客様でない私達は置いていかれ、とっとと先を歩き出す。

おやびん、待ってください。

111216_                            やだ待たない。

あいにくの曇り空で、空はどんよりとしたグレー一色。
雪も降っています。
そして今日は寒い。

それでもご機嫌な二人。

111216_1                      わぁーい、アイスクライミングだーー。

あっという間に赤岳鉱泉に到着。
仕事でしょっちゅう来ているかっちゃんは、スタッフさんとも顔なじみ。
スタッフさんのご好意で中に上げて頂き、小休止。ストーブで温まる。

ここで更にまた要らない荷物、アイゼンケースや帽子・ダウンジャケットなどを置かして頂き
ヘルメット・アイゼンを装着。
いよいよ凍った滝に向かって出発です。

111216_2                      グフフ、楽しいぞ。

歩いているだけでも、ウキウキだ。
だってアイスクライミングって言ったら、まさに三歩クンの世界♪
フリークライミングやアイスクライミングだけは、パートナーがいて
しかもきちんとした経験者とでなければ危険です。
身内にこんなプロがいてよかったぁ。
お母さん、生んでくれてありがとう。

などと思っているうちに、目的の『裏同心ルンゼ』に到着です。

も:『ぅわーーーー!かっこいーーーーい!!アイスだアイスだ。真っ青だ!』

見事に滝は凍っています。

111216_4

先着一組はガイドさんとお客さんのようで、既に登っている横で我々は登攀準備。

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か:『こっちに荷物置いてもらってもいい?』

も:『うん、置いてあげてもよくってよ

か:『こいつはぁーーッ!言いたかないけど、こいつ、身内なんすよ。』

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と、先着の知人ガイドさんに説明するかっちゃん。

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も:『そう、残念なことに身内なんですよ。』

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と、負けじと抗戦する私。

言いながらも、てきぱきを準備するかっちゃん。

 111216_3                     解かれたザイル。それだけでカッコいい。

まずは横の低い氷で、アイスアックスの使い方を教わる。

で、ここでびっくり。

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か:『え!クライミングもしたことないの?』

も:『うん、ない

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今頃聞くかそれを。

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か:『えっ!外岩一回もないの??』

も:『ない ボルダリングジムが二回だけ(しかも嫌いでその後サボってる)。』

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だが、さすがは従兄妹。
ま、いっか、てきとーで(身内だし)って感じでとにかく練習氷を登らせる。

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か:『あぁ、行けそうだな。お客様ならここで何回も練習してからだけど、もおすけだからいっか。』

も:『うん、いいいい。』

と、たった3mほどの氷壁で本番に入ります。

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ザイルの先をウエストのハーネス(安全ベルト)に結びつける。
こうなるとすっかり犬気分。

か:『俺がまず先行くから、用意できたら合図するからそしたら登ってきて。』

も:『バウ。』

まずはかっちゃんが、先に行ってザイルをたらす。
さすが親びん、あっという間に登っていきました。

いいよーー、という掛け声でなっちゃんと私が登りだす。
落ちた氷がぶつからないように、横にずれて登ります。

右手のアックスは綺麗に打ち込めるんだけど、左手がうまく入らない。
表面の氷が薄く割れて、顔に当たる。
かなり痛い。

上手に打ち込まないと怪我するな、と思いながらも。

111216_5                              たのしーーーーい!!

もう、楽しくって夢中です!

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右手を打ち込んで、

左手を打ち込んで、

足を蹴り込んで、

一歩一歩登る。

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も:『キャー、たのしーーーッ!』

声に出して喜びました。

もおすけ犬、無事に到着。

111216_6                             バゥ。

引き続き、もう一段上の滝を。

天気はこんなだけど、最高に楽しい!

111216_8                       あの氷の縦の感じが伝わりきらないのが残念だ。

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ザイルで安全を確保しながらも、おやびんが撮ってくれた写真たち。

111216_7                      むんっ!とピッケルを打ち込む私。

登り終えた滝は上から見るとこんな感じ。

111216_9                     下に小さく見える人。これ以上は危険で近寄れません。

三つ目の滝に登るおやびん。
本当にあっという間に、ひょいと登って行きます。            

111216_10                             かっこいいぞ、おやびん。

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な:『リードするガイドさんてさ、自分は確保なしで登るんだからすごいよね。』

そう。
私達は、万が一滑って落ちてもザイルでぶら下がれるけれど、かっちゃんは何もなしだ。
やっぱりプロってすごいな、と思う(本人には言わないが)。

そしてGoサインが出てから、登る私達。

運動神経抜群のなっちゃんは上手です。

111216_11                         カッコいい。女惚れしそうだ。

ところがさ。

なぁんか私って、かっこよさとかに欠けてて“子ザルが登ってる”感じなんだよなぁ。
(レゴチックな縦走写真と変わらず。)
何でだくやしい。
でも楽しいからいっか。

111216_12                                テヘ。着いたーー♪

楽しい。

どれだけ登っても、楽しい。
その言葉以外浮かばないくらい頭の中は空っぽで、目の前の氷に夢中でアックスを打ち込んでいく。

氷にアックスがグッと刺さる感触。
力を入れて、グッと登る感じ。
真っ青な氷。
これまでの冬山とは全く違う、独特な世界。

これらは作られたボルダリングジムにはない、まさに自然の造形美で
これだからやっぱり山がいいんだよなぁ、とつくづく思ったもおすけでした。

続く。

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.山登り」カテゴリの記事

コメント

■さんぱちさんへ

たしかに冬山は危険だけれど、それを越えて余りある美しさがあるんですよ。
もうその魅力のとりこなんですよね。
だから行ってしまう。

アイスクライミングは、普通の登山よりは安全だと思います。ザイルで安全確保されてますし。
楽しいですよーーー。すんごい。

■yさんへ

いやもう、たのしいんですよ。ただただ。
楽しくって夢中でした。
冬はこっちの方が楽だし愉しいし、ピークハントよりはまるかもしれません。

■のんのさんへ

コメントありがとうございます!!
アイスクライミング、かなり愉しいです!私のツボにはまりました。
オンナ三歩目指して頑張ります♪

すごいです!
ほんとに三歩クンの世界ですね(≧m≦)

続き楽しみにしています(*゚▽゚)ノ

す、すげーー

スゴイ…(゜_゜>)

さすが師匠とうとうアイスクライミングまで
羨ましいです!

雪山にさえビビってる…僕には神の領域
一度は体験してみたいです!!

滑らないように気を付けて下さいねぇ(^_^)/

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