【もおすけ日記】人生初のアイスクライミング!・1
ハイ、丑三つ時にこんばんにゃ。もおすけでございます。
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いやーーー。
実は最近、毎日が楽しくって忙しいもんだから“書いてる暇ないからブログ辞めようかな”なんて
思ったりしてたんですよ。
その位、遊ぶことに忙しくて。
でも、そう思った途端にコメントで“お気に入りにいれました!”とか頂いたり、
知人のC先生に“楽しみにしてるし、友人に紹介します!”なんてメール頂くし、
しまいにゃ石の湯ロッジのヒメちゃんやイケダシェフから“毎日ポチコしてるから、毎日書いて下さい。”なんてお手紙まで頂いて。
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いやーーーー。
神様に見張られてる気分です。
サボるなって事ね。
こんな有難いお言葉頂いた日にゃぁ、辞められないですもんね。
そんなわけで、殆ど仕事以上に仕事と化しているもおすけの山登り日記。
本日は、初のアイスクライミングデビューの報告です!
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2011年 12月16日 曇りそして寒い
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先日、初の天狗岳でご機嫌の冬山を堪能したワタクシ。
イェイ。
日を空けずして、今度は八ヶ岳に参上です。
本日は、初のアイスクライミング。
師匠はもちろんワタクシの“おやびん”こと従兄妹のかっちゃんと、なっちゃんです。
朝五時半・塩尻インターに集合と言われれば、塩尻北インターに間違えて言ってしまうという
“やりそうだな”と思ったことは必ずやる私。
慌てて引き返し、5分遅刻で現場に集合。
まずは目指すは赤岳鉱泉。
暗闇の中、走ります。
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駐車場に車を停めて、最小限の荷物にして出発。
いつもの登山スタイルとは、全く逆です。
かっちゃんにとっては休日なので、お客様でない私達は置いていかれ、とっとと先を歩き出す。
おやびん、待ってください。
やだ待たない。
あいにくの曇り空で、空はどんよりとしたグレー一色。
雪も降っています。
そして今日は寒い。
それでもご機嫌な二人。
わぁーい、アイスクライミングだーー。
あっという間に赤岳鉱泉に到着。
仕事でしょっちゅう来ているかっちゃんは、スタッフさんとも顔なじみ。
スタッフさんのご好意で中に上げて頂き、小休止。ストーブで温まる。
ここで更にまた要らない荷物、アイゼンケースや帽子・ダウンジャケットなどを置かして頂き
ヘルメット・アイゼンを装着。
いよいよ凍った滝に向かって出発です。
グフフ、楽しいぞ。
歩いているだけでも、ウキウキだ。
だってアイスクライミングって言ったら、まさに三歩クンの世界♪
フリークライミングやアイスクライミングだけは、パートナーがいて
しかもきちんとした経験者とでなければ危険です。
身内にこんなプロがいてよかったぁ。
お母さん、生んでくれてありがとう。
などと思っているうちに、目的の『裏同心ルンゼ』に到着です。
も:『ぅわーーーー!かっこいーーーーい!!アイスだアイスだ。真っ青だ!』
見事に滝は凍っています。
先着一組はガイドさんとお客さんのようで、既に登っている横で我々は登攀準備。
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か:『こっちに荷物置いてもらってもいい?』
も:『うん、置いてあげてもよくってよ』
か:『こいつはぁーーッ!言いたかないけど、こいつ、身内なんすよ。』
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と、先着の知人ガイドさんに説明するかっちゃん。
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も:『そう、残念なことに身内なんですよ。』
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と、負けじと抗戦する私。
言いながらも、てきぱきを準備するかっちゃん。
解かれたザイル。それだけでカッコいい。
まずは横の低い氷で、アイスアックスの使い方を教わる。
で、ここでびっくり。
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か:『え!クライミングもしたことないの?』
も:『うん、ない』
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今頃聞くかそれを。
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か:『えっ!外岩一回もないの??』
も:『ない ボルダリングジムが二回だけ(しかも嫌いでその後サボってる)。』
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だが、さすがは従兄妹。
ま、いっか、てきとーで(身内だし)って感じでとにかく練習氷を登らせる。
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か:『あぁ、行けそうだな。お客様ならここで何回も練習してからだけど、もおすけだからいっか。』
も:『うん、いいいい。』
と、たった3mほどの氷壁で本番に入ります。
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ザイルの先をウエストのハーネス(安全ベルト)に結びつける。
こうなるとすっかり犬気分。
か:『俺がまず先行くから、用意できたら合図するからそしたら登ってきて。』
も:『バウ。』
まずはかっちゃんが、先に行ってザイルをたらす。
さすが親びん、あっという間に登っていきました。
いいよーー、という掛け声でなっちゃんと私が登りだす。
落ちた氷がぶつからないように、横にずれて登ります。
右手のアックスは綺麗に打ち込めるんだけど、左手がうまく入らない。
表面の氷が薄く割れて、顔に当たる。
かなり痛い。
上手に打ち込まないと怪我するな、と思いながらも。
たのしーーーーい!!
もう、楽しくって夢中です!
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右手を打ち込んで、
左手を打ち込んで、
足を蹴り込んで、
一歩一歩登る。
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も:『キャー、たのしーーーッ!』
声に出して喜びました。
もおすけ犬、無事に到着。
バゥ。
引き続き、もう一段上の滝を。
天気はこんなだけど、最高に楽しい!
あの氷の縦の感じが伝わりきらないのが残念だ。
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ザイルで安全を確保しながらも、おやびんが撮ってくれた写真たち。
むんっ!とピッケルを打ち込む私。
登り終えた滝は上から見るとこんな感じ。
下に小さく見える人。これ以上は危険で近寄れません。
三つ目の滝に登るおやびん。
本当にあっという間に、ひょいと登って行きます。
かっこいいぞ、おやびん。
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な:『リードするガイドさんてさ、自分は確保なしで登るんだからすごいよね。』
そう。
私達は、万が一滑って落ちてもザイルでぶら下がれるけれど、かっちゃんは何もなしだ。
やっぱりプロってすごいな、と思う(本人には言わないが)。
そしてGoサインが出てから、登る私達。
運動神経抜群のなっちゃんは上手です。
カッコいい。女惚れしそうだ。
ところがさ。
なぁんか私って、かっこよさとかに欠けてて“子ザルが登ってる”感じなんだよなぁ。
(レゴチックな縦走写真と変わらず。)
何でだくやしい。
でも楽しいからいっか。
テヘ。着いたーー♪
楽しい。
どれだけ登っても、楽しい。
その言葉以外浮かばないくらい頭の中は空っぽで、目の前の氷に夢中でアックスを打ち込んでいく。
氷にアックスがグッと刺さる感触。
力を入れて、グッと登る感じ。
真っ青な氷。
これまでの冬山とは全く違う、独特な世界。
これらは作られたボルダリングジムにはない、まさに自然の造形美で
これだからやっぱり山がいいんだよなぁ、とつくづく思ったもおすけでした。
続く。
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← 嗚呼、今日も遊ぶのに忙しい。勉強とか試験のない大人って最高だ。
にほんブ ログ村
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コメント
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■さんぱちさんへ
たしかに冬山は危険だけれど、それを越えて余りある美しさがあるんですよ。
もうその魅力のとりこなんですよね。
だから行ってしまう。
アイスクライミングは、普通の登山よりは安全だと思います。ザイルで安全確保されてますし。
楽しいですよーーー。すんごい。
■yさんへ
いやもう、たのしいんですよ。ただただ。
楽しくって夢中でした。
冬はこっちの方が楽だし愉しいし、ピークハントよりはまるかもしれません。
■のんのさんへ
コメントありがとうございます!!
アイスクライミング、かなり愉しいです!私のツボにはまりました。
オンナ三歩目指して頑張ります♪
投稿: もおすけ | 2011年12月24日 (土) 21時48分
すごいです!
ほんとに三歩クンの世界ですね(≧m≦)
続き楽しみにしています(*゚▽゚)ノ
投稿: のんの | 2011年12月23日 (金) 22時55分
す、すげーー
投稿: y | 2011年12月22日 (木) 11時40分
スゴイ…(゜_゜>)
さすが師匠とうとうアイスクライミングまで
羨ましいです!
雪山にさえビビってる…僕には神の領域
一度は体験してみたいです!!
滑らないように気を付けて下さいねぇ(^_^)/
投稿: さんぱち | 2011年12月22日 (木) 11時37分