【もおすけ日記】年末年始は西穂山荘・3
今朝、地震があったら姉から即・電話。
お姉ちゃん、ありがとう。
もおすけは大丈夫だよ。
そして、先日妹からは『雪がすごいけど大丈夫?』とメールが。
ありがとう、もおすけは大丈夫だよ。
なのに、メール不精の姉(わたくし)は妹に未返信。
長女と違って、ダメダメなお姉さん(次女)でごめんねー。
そんなダメ人間もおすけの送る、年末年始は西穂山荘・完結編でございます。
-----
AM5:30起床。
外に出れば、辛うじて空には雲の隙間がありました。
朝焼けとテントの灯りが綺麗ね。
この天気なら、独標までいけます。
丸山辺りで新年の初日の出。
あけましておめでとう。そしてお山の神様ありがとう。
他の登山客も皆、稜線のギリギリまで行って写真を撮っています。
雪にピンクの光が映えて。
ありがたい風景だなぁ。
ご来光が拝める確率が少ない冬山で、新年から初日の出が拝めるのは
かなりラッキーな方だと思います。
よかったよかった、と歩みを進めていると・・・
も:『‥・・・あれ、サンピラー現象じゃない?』
そう、去年冬山講習の時に見られたサンピラー(太陽柱)現象ではありませんかっ!
■サンピラー現象とは
氷点下20度以下になると、空気中の水蒸気が凍って氷晶(ダイヤモンドダスト)となり、
氷晶は落下の際の空気抵抗のために、地面に対してほぼ水平に浮かびます。
このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面に、太陽からの光線が反射され輝いて見えます。
サンピラー(太陽柱)は、太陽が空気中のダイヤモンドダストに反射して柱状に輝いて見える
幻想的な自然現象(細氷現象)なのです。
さ:『え、アレがそうなの?』
と、さぶちゃんやサトちゃん。
も:『うん、間違いないよ。だって光がまっすぐ下に伸びてるもん!』
ほんとだほんとだ、うわーすげーーー、と皆。
明らかに初日の出の写真と違って、まっすぐ下に伸びる光。
まっすぐな細い光は、更にその線を真下に伸ばし
右の端には、富士山も。
そして伸びた光は太陽と同じ幅まで太くなり、辺り一体はダイヤモンドダストで
キラキラとまばゆいばかり。
本当はカメラに収まりきらないほど、辺り一面 黄金色の世界でした。
風で揺らめくダイヤモンドダストは、まるで光のカーテンのようで、
サンピラーの光は上高地側の山々を黄金色に染め、さながら“天使光臨”のよう。
まっすぐに伸びた光の中から、天使が舞い降りているのでは、と思えるほどの神々しい景色でした。
.
モ:『オレ、山10年以上やってるけど初めて見た。』
サ:『俺も初めて。』
私以外は皆、初めて見るサンピラー現象。
やはりブロッケン現象などと違って、なかなかお目にかかれない現象のようです。
初日の出がサンピラーだなんて。
なんて素晴らしい初日の出なんだ。
もうもうそれだけでもおすけ大満足(句読点を忘れるくらい)。
何度も横目で眺めながら、ゴキゲンで登っていきます。
今年は雪が少ない様で。
上にはどんよりとした重たい雲(ここから天気はどんどん下り坂)。
去年の吹雪の危なさが嘘のような、登りやすさ。
あの時と同じ道か?ってくらい楽だなぁ。
きちんと慎重に歩けば、そう危な気なところもなく無事に独標に到着。
カメラをさぶちゃんに渡す。
本日は髪の毛じゃなくフードがモシャっております。
記念撮影。
お、独標クン、久しぶりやねぇ。
は、ちゃんと撮ってよ。
バラクラバのまま失礼致しますもおすけです。
皆で集合写真も撮って、無事に山荘に戻る。
-----
私だけ一足お先に山小屋に着いてから。
元旦ですもの、朝祝いはお雑煮よね、ってことでお雑煮を作りました。
個人的に大好きな、おせちも担ぎ上げるオンナ。
この重箱の為に、重い鍋はさぶちゃんが持つ羽目に(さぶたんありがとう)
黒豆・田作りは母のお手製。伊達巻はもおすけの手作り。
いつもの山バカトリオと、懐かしの関西メンバーと。
新年早々、最高に楽しくって嬉しい山登りだったのでした。
.
←新春ネタを今頃書いて思う。皆様今年ももおすけ&応援ポチコを宜しくね♪
にほんブログ村
« 【もおすけ日記】松本も連日雪景色 | トップページ | 【もおすけ日記】西穂山荘ブログに載りました。 »
「.山登り」カテゴリの記事
- 【もおすけ日記】焼岳年末年始は焼岳・2(2013.03.27)
- 【もおすけ日記】焼岳年末年始は焼岳・1(2013.03.16)
- 【もおすけ日記】今シーズン初のアイスクライミング(2013.03.12)
- 【もおすけ日記】初の焼岳幕営登山・2(2013.03.11)
- 【もおすけ日記】初の焼岳幕営登山・1(2013.03.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント