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2012年4月

2012年4月24日 (火)

【もおすけ日記】山道具のお買い物

春はやることが多くて忙しいよね。
の、もおすけです、皆様深夜にこんばんにゃ。

だって、山道具も街服も春ものに入れ替えなきゃいけないし、
山と温泉にも行かなきゃ行けないし。
そして山菜採りにも行かなきゃ行けない。

ほんと、休んでる暇なんてないです。

で、そんな日々の中、最近のお買い物のご報告を。

これです↓

120423_1                        パッケージをそのまま撮る横着モノ。
                     
そう、イワタニプリムスさんのライテック。
いかんせんチタンの鍋は、冬山だと『火ぃついてる???』と疑いたくなるほど、お湯が沸きにくい。

でもコーティングしていない鍋だと、トマトなど酸味のあるものには使いたくないし。
アルミ&コーティングで軽めのお鍋。チタンのお鍋と違って最小の一人サイズのものね。

と、探していたら、うちのお店で特価で出た。

ので、即購入。

早速お家で試しに調理してみる。

120423_                   やっぱりここは味噌煮込みうどんよね。

チタンに比べ、熱伝導率がいいから沸騰時間までが早い!
そして、鍋底に凹凸があるのでコンロの上に乗せても滑りにくい。

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これはいい!!

使い勝手・値段・大きさとデザイン。
四拍子揃った大変優れもののお鍋です。

今月末の北アルプスには、是非このコを持って行きます。

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と、写真を撮って気が付いた。

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も:『この鍋、さぶちゃんが持ってるのと同じや…。』

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今頃気付いたもおすけでした。

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そして、先日の蜜蝋クリーム第二弾。

馬油と蜜蝋。

120423_2


馬油のビンに蜜蝋をそのまま放り込み、溶かす算段。
一緒にゆで卵を作る私は、『一粒で二度美味しい。』が座右の銘。

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2012年4月18日 (水)

【もおすけ日記】手作りであれを作る・2

遊んでばかり。
つまりブログ更新ならず、のもおすけです。
皆様こんばんにゃ。

この更新してない期間、何して遊んでいたかは次回の報告として
まずは先日の手作り山アイテムのご報告です。

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キクちゃんと美味しいランチを食べた後。
うちで、あれを作ってみようとキッチンに二人で立つ。

“あれ”とは、それは蜜蝋クリーム
蜜蝋とオイルで作る簡単な美容クリームなのですが、普通の蜜蝋クリームとはちょっと違います。

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そう、それはなんと蜜蝋からキクちゃんちで作られたもの。

なんと去年の夏、キクちゃんは日本ミツバチの巣箱を作って、養蜂にトライ。
無事にミツバチが巣に入ってくれ、美味しい貴重な日本ミツバチの蜂蜜が採れました。
もおすけも美味しい蜂蜜をおすそ分け頂き、『キクちゃん印の美味しい蜂蜜』と呼んでいる位、花の香りがして美味しいのです。

野菜を自家栽培する人は沢山いても、ミツバチを自分ちで飼う友人はそうはいないだろう。
(ウチの犬がさー、とはよく聞いても、ウチのミツバチがさーとは殆ど聞かない)

好奇心旺盛なところが私達そっくりで 大変気が合うのだが、キクちゃんの旦那様曰く

旦:『頼むから、これ以上牛とか馬とか飼わないでくれよな。』

と、釘を刺されたらしい(実際キクちゃんはポニーを飼おうか一人検討していたそうだ)。

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閑話休題。

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で、ミツバチの巣である蜜蝋は、溶かして容器に入れてこちらもおすそ分け頂いたものの、
蜜蝋の使い道が浮かばなくって、『キャンドルでも作ろうかなー』と思っていたところ
浮かんだのが、この蜜蝋クリーム。

ネットで作り方を見て、早速トライです!

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1・湯煎状態にした鍋に蜜蝋を入れる。60~70℃がいいらしいが、なかなか溶けないので
  90℃位まで上げた(待てないサンな二人)。

120307_                        花粉の色で、綺麗な山吹色。香りも蜂蜜そのもの。


2・溶けた蜜蝋を、温めていないオイルに入れたらロウソクの蝋が如く、一気に固まってしまった。
  慌てて容器ごと湯煎にかける。
 120307_1                         真ん中の行程をはしょりたいAB型コンビ。


 つまりオイルや容器も温めておいた方がいいです。
  やっぱりレシピ通りりにやらないとダメねー、と互いの適当さに爆笑する二人(いつもこう)。

3・お、溶けてきた!

120307_2                           ここに来て、容器も温める用心深さ。


ヘラで混ぜ混ぜ。

120307_3                          ただ一心に混ぜるべし!
                              

4・やたーーっ!綺麗に溶けたぞ。この頃、部屋の中は甘い蜂蜜の香りで一杯に。
  アロマオイルを垂らしてもいいのだが、この蜂蜜の香りがいいので今回はアロマは入れず。

5・完成した蜜蝋クリーム。もおすけはオリーブオイルで。

120307_4

  キクちゃんはホホバオイルで作りました。

120307_5


肌に付けると、ぷるるんに。そして時間が経つほどに『ロウ』のワックス効果が肌をしっとりさせ、
荒れが驚くほどのスピードで治ります。

私、敏感肌だからこれで作ったら顔にも塗れるんじゃないかな。

120307_6                          火傷から肌・髪まで全部馬油オンナな私。

と馬油を出したらキクちゃん、

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キ:『この間、猟友会の人から熊肉もらってさ、脂身があんまり白くて綺麗だったから
   中華鍋で油だけ抽出させたの。それが丁度こんな感じ。匂いも全くないのよねー。』

も:『じゃあさ、熊油で蜜蝋クリーム作ったらすごく効くんじゃない?熊って漢方でもある位だし。』

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そうだよねー、きっと肌にもの凄くいいよねー、でもそんなの作る人も持ってる人も
早々いないよねー、等と私達二人は大興奮していたのだが、帰ってキクちゃんは
それをだんな様に話すと、旦那様は呆れていたらしい(ごく普通の人のリアクション)。

頂いた蜜蝋はまだあるから、次回は馬油で作ろうと思います。
とにかく手の荒れる乾燥した山にはもってこいな美容クリーム。
あれこれ持っていかず、ローションとこの蜜蝋クリームだけで顔から手まで使える便利もの。
早速もおすけのお山道具の必須アイテムとなりました。

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2012年4月13日 (金)

【もおすけ日記】大天荘冬季小屋の情報が…

忙しい。
忙しすぎて、結構疲れているもおすけです。

今は春ものの入荷ラッシュ。
来る日も来る日も、段ボール箱を開封して値札付けして陳列する日々。
なのに連日、新しい商品が山のように届き。
終わりのないマラソンを強いられております。

嗚呼疲れた。

そんなもおすけです、皆様こんばんにゃ。

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もちろん本日もそんな“朝からマラソン”状態で、仕事をしていると。

階下で私を呼ぶケイちゃんの声が。
降りてみると、レジ前には一人の男性がいらっしゃいました。

なんでもそのお方、この残雪期とは言いがたいような今年の春山(例年より雪がかなり多い)の
燕岳から常念までをソロで縦走してきた帰りだとか。
そして、

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『大天井の冬季小屋、扉が全く開かなかったんで大天荘横にテント張りました。
 このブログを読んでたから、扉を開ける作業を10分で諦めがついてテント泊に切り替えられたので、一言お礼が言いたくって。』

と、下山後のままの格好(つまり大きなザック姿)で、わざわざお店に寄ってくださったというのです。

も:『そうですよねー、あそこは本当になかなか開かないです。』

その判断はは正しかったと思います(本当に)、等とお話を聞いてて頷く私。

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誰もいない暴風の中の、雪掘り&扉こじ開け。
実は骨よりも、ココロが折れる作業なんです。

そして、何だか私の方がお礼を言いたい気持で一杯になりました。

こんなお茶らけたブログが、誰かの役に立つことがあったなんて。

ああまたしても神様は“ブログサボるなよ”と仰っているようですが、
実際に読んで下さっている方が、わざわざ会いにお店に来てくださるというのは
本当に嬉しいものです。

五日間、全く誰に会うこともなく、暴風の中の大天井の直登コースを
一人で登る逞しさ。
私にもそんな強さがあったらいいのに…と思うことしきりですが、

『雪のあの直登コースを行けるなら、夏の北鎌尾根は楽勝で行けますよ。』

とお墨付きを頂きました(が、岩場の断崖が猛烈に怖い私はきっと泣いているであろう)。
(ワタシは雪があれば強気なのよ、変だけど。)

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とにかくハードな天候の中、無事ソロで縦走を完行出来て本当によかったですねー、
きっと今年はどこかお山の上でお会いできそうですね、などなど少しお話をして
その方は大きなザックを再び担ぎ、笑顔で帰って行かれました。

その方が読んで下さったという、去年の縦走・大天井の巻はこちら→2011GW新表銀座縦走・6

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今はまだ私が登った時よりも雪がずっと多く、そしてやっぱり直登コースは風が強く
でも前常念の稜線は天気も良くて最高だったとか。

残雪の常念岳。
今年は是非とも再チャレンジしたい山です。

またまたブログも山登りも頑張らないといけないなぁ、と嬉しくも背中を押されると言うよりは

お尻を叩かれる思いのもおすけなのでした。

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2012年4月10日 (火)

【もおすけ日記】手作りでアレを作る・1

えー。

業務連絡、業務連絡。

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さぶちゃんさぶちゃん、至急もおすけと遊ぶように。

緊急命令です。

さぶちゃんさぶちゃん、至急松本に集合です。

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の、もおすけです、皆様こんばんにゃ。

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だってね、皆様。
さぶちゃんたらひどいんですよ。
先日も電話で、

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プルルル、プルルル。

カチッ。

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:『なんですかっ? (←開口一番)

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:『暇ですっ!遊んでくださいッ!』

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さ:『・・・あのねぇ、オレだって忙しいわけよ。休みは滑りに行かなきゃ行けないし、
   春ものの買い物だってしたいし。』

も:『そんなの、うちの店ですればいいじゃん。』

さ:『松本と秦野って、どれだけ遠いと思ってるんだよ。』

も:『いいじゃん。滑る時は群馬まで日帰りで行くんだったら、山登って帰りに買い物すれば。』

さ:『東京の店とかで色々見たいんだよ。』

も:『どーせ適当に決めるんでしょ?(←こだわりの全くないO型人間)』

さ:『・・・色々吟味して、最終的に適当に選ぶんだよっ!』

も:『(全く聞いてない)。アタシ明日休みなんだよー。もう一人遊びは飽きたよー遊んでよー。』

さ:『オレ、あさって休み。』

も:『じゃあ、明日にしなよ。』

さ:『そんなの無理だって。それにあさっても滑りに行くし。』

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そんなに滑ってばかりいたら、人生も滑り落ちるぞ。

結局、翌日の休みは遊んでもらえず(当たり前だと言う声は、もおすけの耳には届かない)
いいよ、もうさぶちゃんなんか知らない嫌いだプンスカ、と電話を切ったワタクシであります。

嗚呼、誰かもおすけと松本で遊んでください。

考えてみたら、こっち来てすぐ働いて、職場の人以外、ここ松本には友人が殆どいない。
休日は県外の山友達、もしくはおやびんや、一人で山に行ってばっかりだし。
もうそろそろ、こっちでも友達作らなきゃいけないなぁ、と実感するこの頃です。

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そんな数少ない松本の友人・キクちゃん。

彼女とはこっちに引っ越してきたばかりの時、一緒に燕岳に行きました。
少し前の休日、そんな彼女を誘って二人でランチに。
気が付けば、引っ越してから松本の街でランチというのもこれが初めてです。
(その位、休日って山以外行ってないのよねぇ。しみじみ。)

ずっと行きたいと思っていたイタリアンレストラン。
大好きなアンティパストミストがボリューミーでお味も◎。

120307_7                     冒頭の腹立たしい文章と対極にあるシアワセな光景



パスタも美味しく、デザートもしっかり頂きました。

120307_8                       デザートの味と量に感激♪


で、何かと気の合う、食いしん坊&好奇心旺盛なAB型コンビ。
ランチの後は、またまた二人で手作り教室。

何を作ったかって?

それはまた次回。

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2012年4月 7日 (土)

【もおすけ日記】リクの成長

先日の八ケ岳からの帰路。
お腹が空いたと言うリクに、『うまい棒食べてみな、美味しいから。』と言ったのに、

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リ:『いいよ(そんな駄菓子、的な拒否)。』

も:『いいから食べてみなって。美味しいんだから。』

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と半ば強制的に勧めるワタシ。

一口食べたリク、

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リ:『…美味しい。』

も:『ね!?美味しいでしょ?』

リ:『うん。美味しい。』

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そこからもうリクは止まらない様子。パクパクとあっという間に食べてしまった。

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も:『そう、皆結構バカにするんだけどねー、山で食べると“うまい棒はうまい!”んだよ!』

り:『うん、うまい。』

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皆様、あの美味しさはリクさんも承認済です。

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山で食べるうまい棒は、うまい

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皆様も、是非一度お試しを。

の、もおすけです。皆様こんばんは。

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仕事場で甥っ子との休日はどうだった?と聞かれ、先日の五竜での暴風騒ぎを報告したら。

みんな言った台詞が、

『へぇ~、いい経験できたね、甥っ子さん。』

ですって。

いやそれは私もちょびっとはそう思ったけどさぁ、初心者のリクにはちょっと可哀想だったかな、と思いきや、
皆フツーに、いい経験出来てよかったねー、と言う。

ゲレンデバイトをした事のあるケイちゃんに至っては、

ケ:『それってすごい事ですよ!雪上車はスタッフの中でも許可された人以外絶対乗れないんです!
   例え助手席でもですよ。だから甥っ子さん、一生に一度あるかないかの経験ですよ!よかったじゃないですかー!』

と来たもんだ。

甥っ子の言葉を借りれば『山屋って、なんか(精神的に)たくましいよな(特に女子)。』

だそうで。

確かに、よかったねー、はないだろう(普通の世間では)。
でも、

『やー、いーけーけん出来てよかったねー。』

などと言ってしまう私の周りの世間(山屋の仲間達)は、やっぱり逞しいのかもしれない。

常にポジティブ。
これ大事(よね)。

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そんな仕事場で私が働いている間、甥っ子リクは、二度寝の至福タイム。

やはり3日間、朝から遊び通しで疲れたらしい。

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も:『仕事終わったら迎えに行くから、どっか松本観光でもしてて。』

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と、25000分の1の地形図に、家と最寄のバス停の印をつけた。
それ以外に、地図の説明の仕様がない。

とにかく目印になるようなものが何もないのだ。
だから、地図の端っこにコンパスでの地形図の読み方を簡単に書いて出てきた。

コンパスの使い方は、赤岳鉱泉に向かう途中、簡単に教えたけど。

まぁ、もしわからなくても、限りなく人通りの少ない場所だが人にバス停を尋ねるか
最悪タクシーででも松本駅まで行くだろう。

心配性の姉に いつも構われ過ぎてる位だから、ここは放っておこう。
そう思って、気になりながらも連絡を取らないでおいた。

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夕方になって、リクに電話。
松本駅近くでリクを拾う。

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も:『今日さー、どうやって松本駅まで行ったの?バス停わかった?』

リ:『いや、バスで行かへんかった。』

も:『え!もしや贅沢にタクシー?』

り:『いや、南松本駅までコンパス使って行った。』

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なんと!

聞けばリクは、ちゃんと地形図にコンパスを当てて磁北とかも合わせ、
目的地の方角を矢印で割り出し、そのコンパスを見ながら歩いて南松本駅まで行ったという。

私でさえまだ降りたことのない駅。場所も教えもしなかったのに。

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も:『すごいじゃーーーん!やるやん、りく!』

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興奮すると関西弁と横須賀弁が入り交じり、目茶苦茶な方言になる私ですが、
これにはびっくり&嬉しくって。

いやーー、りくたん大人になったのねぇ。
こんなに小さくてかわいかったのに。

101226_19                                          この頃は地蔵リクとか小僧リクとか呼んでいたのに。


これはやっぱり是非ともリク様には、信州に移住してもらわないと。

そんでもって、もおすけと山ほどお山に登りに行ってもらわないと。
今から夏休みの山行(リクの成績次第だが)と、来年からの山登りを
リクより楽しみにしているもおすけなのでありました。

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2012年4月 5日 (木)

【もおすけ日記】甥っ子初の雪山へ

ついに。
ついにこの日がやって参りました。

今は、春ものの新作が入荷真っ最中。
トーテムポールの様に積み上げられたダンボールから、商品に値札付けをして。
もおすけがEPIのガスを店頭に並べていると。

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お:『あの…、もおすけさんですか?』

も:『え? あ、はいッ、そうですっ!』

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そのお客様は、なんと白馬からお買い物に来て下さいました。

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お:『いつもブログ、楽しみにしてますよ~、でもほんと気をつけてくださいね。』

も:『はい、ありがとうございます。ちょうど姉からも昨日“山は気をつけてね、特にソロ!” 

  って、メールもらったところなんですよー。』

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それにしても、姉も何処でソロなんて言葉を覚えてきたのか。

なんとそのお客様も、白馬三山に魅せられて移住をされた方とあって、すっかり意気投合。
仕事を忘れ、暫し歓談(おっと店長にはここ読まれたくなし)。

今年も登る白馬山荘に、都合がよければ是非ご一緒しましょう♪とお誘いして
仕事に戻りましたが。

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いやぁ、照れますなぁ。

こっちはすっかり“素”で、仕事してますから。

一番に思ったことは『ああ、今日は頭モジャってなくてよかったー。』でしたし。

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皆様こんにちは、おさるのもおすけでございます。
その後、昨日一日がとっても楽しくお仕事できたのはいうまでもありません。

びっくりするけど(恥ずかしいけれど)、ブログを読んで下さっている方にお会いできるのって
嬉しいです。
とっても。

『今日は更新しますから!』と、そのお客様と約束したので、一日遅れではありますが。

またまたすっかりサボっていたブログ、ようやく更新です。

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2012年 3月22日 (暴風)

大変な思いをして五竜から帰ってきた、私と甥っ子。

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も:『どうする?明日。天気はどう見てもよくないけど。』

り:『でも折角来たし、もおすけと一緒じゃないと登られへんから行きたいな。』

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そう、天気がよかったら甥っ子・リクは初の雪山登山だったのだ。
まずは赤岳鉱泉。
天気がよかったら、硫黄岳まで。

でも、天気図を見ると明日は朝から雨。

でもでもこの日の為に、私はウニゾウ・リンちゃんからレインウェアを借りていたのだった。
リンちゃんとリクは、背が全く同じ180cm。細身で手足が長い所もそっくりだ。

とりあえず支度を済ませ、明日の朝の天候次第で最終決定。
疲れていたリクは、お休み三秒で眠りに落ちていた。

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2012年 3月23日 (雨)

 

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朝。

何とか天気はもっていてくれてる。
ならば出発。

もおすけ号初のドライブスルーで、朝食をゲット!
いやはや、天気が悪くっても楽しいねー(楽しいのはいつものことだけど)。

昨日、八ケ岳山荘さんに電話で確認したら、美濃戸口まで上がれると言う。

ちょびっと緊張して、林道を入る。

するとどうだ。

途端に深い轍で、もおすけ号は車体の底をゴリゴリと擦っているではないか。

リクはビクつく。
この子は私と違って、慎重派。
私はビビリのくせに、単純に面倒と言う理由で大胆な行動に出る派(そしてすぐ後悔)。

.

も:『ひ~え~~。』

と、かなりビビリながらもなんとか美濃戸口に到着。
駐車場には一台も車なし!
こんなの初めてだ。

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も:『行きはいいんだよ、行きは。問題は帰り。帰りは、チェーン着けようね。』

り:『絶対。』

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と、買ってまだ封も開けていないチェーンをここで登場させることになった。

『着けた事ないけど、(さぶちゃん達が)着けてるの見たことあるから大丈夫でしょ♪』

とまた適当発言したら、リクは更に不安の色を濃くしてましたが。

まあ今心配しても仕方なし(もう登ってきちゃったし)。

アイゼンをつけてとにかく出発!

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リクにとっては、六甲山・ピラーロックの初登山の次が、このアイゼン着けての冬山山行。
いきなり飛びすぎだとは思いますが、ここは楽しんでもらわないと。
天気良ければ、硫黄岳からの景色を見せて

り:『うわーー、山最高、信州最高!よしオレも移住しよう♪』

位に思わせたかったのだが、さすがに段階を踏めと神様は言っているらしい。
今日は赤岳鉱泉まで。

それでも初の雪山、初アイゼンになかなか楽しそうなご様子。

も:『アイゼンてさ、楽しいよね。』

り:『うん。すごいな、これほんとに滑らへんな。』

アイゼン好きなとこは、同じ血が流れている様で。
二人でテクテクと、緩やかな道を歩く。

120323_                                すげー、雪山だー。

リンちゃんに借りたウェア、おやびんから借りたアイゼンでちょっとした今時の山男子に見えます。

も:『いいねー、イッパシの山屋さんに見えるよ。今日は三歩クンの世界だよ☆』

背格好だけでなく、キャラも若干ウニゾウに似ているリク。

ウニちゃんと歩いているみたいだ。

120323_1               リクとウニ。いつか会わせたいが共に人見知り(無言の対面か?)


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途中、水飲みタイムを入れた時に辺りを見回す。
今日も上空は風が強そう。
山に入った途端に、降り始めた小雪は、しっかりとした雪に変わっていた。

雪深い景色さえ、初めて見るリク。
ゲレンデの風景とはまた違う、自然の中の雪景色に感動。

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ストロークの大きいリクは、当然足跡の歩幅も大きい。
小さ目に、と教えてもが体力勝るのか、大きな歩幅でグングン歩く。

さすがにちょっと疲れて休憩を入れて『あともう少しだね。』と言って歩き始めたら、
赤岳鉱泉はすぐそこだった。

うーーん、何度来ても直前の風景が覚えきれないなぁ。
(小屋を見て、いつも気が付く。)

り:『うわ、すげー。あれ何?』

も:『あれはねー、赤岳鉱泉名物“アイスキャンディー”でございます。』

初めて目にするアイスキャンディーに驚くリク。

120323_2                   すげー、三歩クンの世界だー、もおすけもあれ登るの?

うん。
凍った滝だけどね。(そしてよく落ちるよ。)
でも楽しいよ。(いずれは君も)。

こんな天気だからか、鉱泉には誰もいなかった。

外の休憩所で荷物を下ろし、お湯を沸かす。
この時の為にスーパーで『好きなカップラーメン買いな。』と、選ばせていたのだった。

もおすけは辛い韓国ラーメン。
リクは激辛キムチラーメン。
似たもの同士。

お湯を入れて待つこと三分。

なんてことないカップラーメンが、最高に美味しい瞬間だ。

リ:『美味しい。』

も:『でしょ?山で食べるラーメンて、何でこんなに美味しいんだろうって思うくらいに美味しいんよね。』

り:『うん。ほんと美味しい!』

120323_3                         激辛ラーメンに更にコショウ。コショラーな私達。


あっという間に二人共完食。
大満足。
そうなると、急激に今度は寒さが襲ってくる。

も:『お茶の用意もして来たけどさ、寒いし小屋の中の様子も見たいだろうから中に入ってお茶頼まない?』

り:『うん。』

小屋の中も興味があるようだ。
いいぞリク様。

-----

小屋の中には、一組のご夫婦がストーブに当たっていた。
リクは紅茶、もおすけはホットミルクを頼む。

ご夫婦と話をしている間にも、リクはずっと小屋の中をあっちこっち見ていた。

飲み物が出来上がり、至福のブレイクタイム。

120323_4                    外は雪。ストーブに当たりながら熱い飲み物がある幸せ。
            

関西から来たその御夫婦は、赤岳狙いだったがこの雪で諦めたと言う。
そう、外は三月下旬とは思えないほどの真冬並みの雪景色だった。

まったりとストーブに当たっていると、眠くなってくる。

.

も:『もうこうなるとさ、一気に泊まりたくなるよね。帰るのめんどくさい。』

り:『いえいえ、明日は働いてください。』

.

ちぇ。
明日は仕事か。
泊まりたくなると言うとウンウンと頷いていた彼だが、そこはもおすけより大人だった。

ああ帰りたくないけど帰らなくちゃ。

.

も:『よし、重い腰を上げて帰るか。次は温泉だー♪』

次のお楽しみを目の前にぶら下げて原動力として生きるオンナ・もおすけ。
(そうでないと動かない ぐうたらとも言う。)

ご夫婦と鉱泉のスタッフさんにお礼を言って帰る支度。

120323_5                また来るからな、赤岳鉱泉(イエイエ今度は硫黄岳登らせて下さい)。

.

今度は夏山がいいね。
私も来た事ないし(八ケ岳は、冬山でしか来たことがないのです。)

下りはあっという間で、無事駐車場に到着。

『50秒(タイヤ一本)で装着!』というチェーンに二人ですったもんだして15分以上かかって一本装着。
でも、もう一本は三分で完了。

.

よしもう覚えたこれで冬道も完璧やったねアタシ(と、また図に乗る)。

.

帰りは諏訪の片倉館と言う重厚な文化財的建物の温泉で3日間遊び疲れた体を癒す。

帰りの車の中でリクは、お腹が空いたようで紅茶パン・お煎餅・うまい棒・ハーバー・そして
私の分のうまい棒まで食べていた。

帰りには、かの“おぎのや”さんで再び釜飯を買い、夕飯はこれとお味噌汁。

『これだけで、もうめっちゃ美味しい。』と、あんなに車の中でおやつをパクついていたにも拘らず
あっという間に完食。

となると、お次は猛烈な眠気に襲われてくるのは必至。

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リ:『あかん、もう眠い。』

とリクは、本日は最高速度で眠りに落ちていったのでした。

.

甥っ子と登るお山。

小さな頃、お手々をつないで一緒に散歩をしていたリクと山に登れるなんて。
実はリクよりもおすけが、最高に楽しかったのでありましたマル

120323_6             アイゼンを片付けるリク。すっかり山屋さんに成長した風情。

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