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2012年5月25日 (金)

【もおすけ日記】新表銀座縦走10・上高地まで駆け抜けろ!

仕事が忙しくても、更新は怠らないワタクシ。
皆様おぱようございます。

(更新してる時だけ胸を張る)おさるのもおすけでございます。

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先日の金環日食。
皆さんはご覧になりましたか?
ここ松本はほぼ金環日食になると言うことで、仕事場でもその話で盛り上がる前日。
日食用サングラスでないと目を傷めるとフクちゃんから聞き、どうやらそのサングラスは
コンビにでも買えるらしい。

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5月21日。
早起きしてコンビニへ。
が!ここで『昨夜で全て売り切れました。』とのショッキングな台詞を受け取る羽目に。

ガビーーーン。

どうしよう、世紀の天体ショーなのに(ならば事前に準備をしておけと何処からか遠い声)。

そんな時、ふとあるものが目に留まる。
それを迷わず掴み、レジへ急ぐ。
そして車を走らせ、広い駐車場へ。

買ったのは、これ↓

                 120521_                          山食には欠かせないおにぎりの名脇役。

これならどこか小さな点を見つけて覗けばいいんじゃな~い?
しかも眩しすぎたら、海苔を二帖重ねたらいいし。

多少目に悪いのかもしれないが、背に腹は変えられぬ(でも小学校の時の観察だって黒下敷きだったし)。

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で、覗いてみた。

小さな海苔の隙間を探して・・・

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おおっ!

見える見える!!

同じショッピングモールの駐車場では、きちんとした日食用サングラスで見ているサラリーマンや、
はしゃいで見ていた女の人二人組や車の中から見てる人など。
でももおすけが焼き海苔で見ていたとは、誰も気付くまい。

かくしてワタクシ、見事な金環日食を見ることが出来ました。

120521_1                 一見して日食用シートに見える素晴らしさ(磯の香りつき)。

そんなもおすけの新表銀座縦走・第10話でございます。

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浮かれポンチで常念山頂で一休みした我々は、いよいよ常念岳下山&蝶ヶ岳へと向かう。
日当たりのいい南向きの斜面なので、本当に雪は少なかった。
下りの傾斜は急だけど、降りれないほどの怖さではありませんでした。

そういえば、ここ常念岳の道しるべは独特だ。

普通は赤丸か黄色の丸印だが、ここは

ハートだったり120429_7

ニコちゃん印だったりする。

120429_8                   岩場でこのニコちゃんマークに会うとホッとします。

これはかなり私のツボだ。
しんどくても緊張も緩み、笑顔になれる。頑張れる。
こんな道しるべ、他の何処の山でも見たことがない。
でも、あのゆる~いいい感じの常念小屋の雰囲気がそのままこんな所でも感じられて
私は大好き。これもありだと思う。

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常念の下り。

足がすくむほどの怖さではなかったけれど。

安全なところに足を置こうとすると、しゃがんでお尻を地面につけなければ届かない。
この時ザックの底も地面に着いて前に押され、その重さで前に落ちそうになるのが怖かった。

振り返ってさぶちゃんをみると、何なく立ったまま足を伸ばして降りている。
これだけで恐怖と疲労が絶対的に違う。
特に私は怖がりだ。
高所恐怖症でなかったらもっとガンガン登れたのに、と心底悔しく思う。

実際、さぶちゃんもリンちゃんも、この一年で随分と実力をつけている。
そのうち『もおすけとの山行は、ゆるくてつまんないからやだよ。』とか言って
一緒に行ってもらえなくなるかもしれない、と今回ふと思ってしまった。

120428_16_8                        どんどん先を行ってしまうさぶちゃんとリンちゃん。
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今日も快晴。そして無風。
今日のルートなら、逆に少し風があったら涼しくて有難かったなぁなどと
贅沢なことを思いながら登り返す。

日当たりのいい雪面は、解けて緩い。
足をツボらせながら、汗かきながら進む。

ああ暑い。
日差しが強い。
足元が埋まって歩きにくい。

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も:『あーー、しんどいなぁ。早く蝶ヶ岳ヒュッテに着きたいよ。』

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と、ぼやいた直後 爽やかな風が通り抜ける。
ああ気持いい!

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も:『わーー、気持いい!最高だね♪』

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と、感じるがままに口にしたら

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さ:『あんた!今“もーやだー!”的な発言しといて10秒後に“最高♪”か?早すぎだぞ!』

も:『だってさっきはホントにそう思ったんだもん。で今はほんとに気持いー♪って思ったんだからしょうがないじゃん。』

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人に言われてみると、その通り。
私ってなんて本能だけで生きてるんだろう。

そんなワタクシは日なたに出れば あづいーー、日陰に入ればサイコーー♪と繰り返しながら
ヨタヨタと歩く(足がツボるのよ)。

そんな初夏のような天気の中、突然さぶちゃんザックを降ろして何かを取り出す。

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さ:『オレがいいもんあげるよ。』

と言うので、また何かしょうもないこと思いついたんだろうなと思って待っていると。
いきなり目の前の雪を掘って掻き出し、こんなもの作ってくれました。

120429_12_2                          さぶちゃん特製・練乳カキ氷~♪

これが美味しいのなんのって。

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も:『あーーーー、おいしーーー!さぶちゃんスゴイ、偉い!!』

さ:『だろ?これ、山ボード行って会社の後輩にあげたら、最初はバカにしてたんだけど
   食べたら評判いいんだよ。』

    
も:『うんうん。美味しい!あーこの氷で生き返った~☆』

今回、冬装備のウェアで来たので、日差しが強いと歩いてるだけで暑かった。
オイシイオイシイさぶちゃんエライ、とお替りまでして心身ともに復活。

忘れてた最後の登り返しもうんざりしながら、亀裂の入った雪庇のすぐ横をヒヤヒヤしながら
最後の登り・蝶槍のピークにたどり着く。

ワタシ的には、蝶ヶ岳山頂よりこの蝶槍のピークの方が好きだ。
“山頂感”があるもん。

そんな話をしながら、再び空中散歩。
緩やかな稜線を、景色を眺めながらヒュッテまでのんびりと歩く。
ヒュッテに着いて、荷物を置いて。
空身で蝶ヶ岳のピークに立つ。

やったー。
去年来れなかった蝶ヶ岳に着いたぞ!

上高地から三股から上がってくる人達で賑わうピークで記念撮影。

120429_9                                気分爽快、蝶ヶ岳登頂!

縦走しきって、この景色を堪能するのは格別です。

120429_11                  ウニちゃんと一緒にここに立ちたかったね、と私とさぶちゃん。

去年とは別物のような山登りでしたが、二年分まとめて楽しめました。

120429_10                              先生も喜びひとしお。

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