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2012年7月

2012年7月30日 (月)

【もおすけ日記】予定変更で大慌て。

本来なら、北穂東稜の続きのはずなのですが。

実は、この夏のメイン山行・大キレット越えを予定していたのですが、

急遽友人タカちゃんの足の故障により、一人での山行になってしまった。

行く山の変更から、天気・小屋泊まりかテン泊か。

一から練り直しである。

時間もなければ、今日見たら靴のソールもへたっていた。

こんなんで登れるのか?

考えなければいけないことが山ほどあるから、

残念ながらブログを編集している時間がないのでこの辺で。

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2012年7月25日 (水)

【もおすけ日記】バリエーションルート・北穂東稜に挑戦・2

突然ですが、ワタクシはいい年してアルバイトです。

正社員になると、生活は安定しますがお休みが取りにくくなります。
もおすけは、山に登る為に移住をしたので今はとにかく休みが欲しい。
お給料は少なくても、山に登る時間が欲しい。

でも、いつまでも不安定な生活でもいけない。

おっと、ご挨拶を忘れていました。皆様おぱようございます、おさるのもおすけです。

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う~ん、これはどうしたものか。
信州に来て、初めてうっすら悩んだこの時(ようやく今頃)、
携帯を掴む。

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トゥルルルル、トゥルルルル、カチッ。

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も:『あ、もしもしさぶちゃん!?あのさぁ実はカクカクシカジカでさぁ…』

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と、事の顛末を話すとさぶちゃん、

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さ:『え??今頃そんなこと悩んでるの?

   俺はてっきり神戸の家を捨てた時点で、冒険的な人生を選んだと思ってたよ。』

も:『いやいや生活・心身共にフツーに安定させたいよ。

   ただそれ以上に山に登りたいから移住しただけだもん。』

さ:『なら、優先順位を決めなきゃだな。山メインの人生か、安定か。』

も:『そんなの一番にだよ。で次に安定だけど、どっちも欲しい。』

さ:『そんなに うまくはいかないだろー。』

も:『なんでよ、プロのクライマー目指すわけじゃなし。

   両方手にしてる人だって沢山いるじゃん。』

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そうだけどさぁ、とさぶちゃん。

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チッチッチッチッチッ、ピーーン!

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も:『あッ!いい事思いついた! さぶちゃん、もおすけと養子縁組して♪』

さ:『・・・それのどこがいい事なんだよ。 』

も:『だってさ、そしたら一応基盤は安定するし(老後の心配とかも減りそうだし)、

   山にも行けるもん。

   あ、養子って言っても別に養わなくてもいいからね、

   もおすけこっちで勝手に稼ぐから。』

さ:『…なんかビザが切れる直前の外国人みたいだな。』

も:『(爆)さぶちゃん、うまい事言うねぇ。』

さ:『でもそれって、一体俺に何のがあるんだ?』

も:『そんなの決まってんじゃん。“愉快で楽しい毎日”が送れるよ♪』

さ:『断る!』

も:『なんでだよ~ぅ。つまんないオトコだなぁ。』

さ:『そうじゃないだろっ。』

も:『いいじゃん別にさぶちゃんに迷惑掛ける訳じゃなし。

  ちょこっと紙にハンコ押すだけだよ。』

さ:『…なんかオレ、軽く詐欺師に遭ってるみたいだぞ。』

.

無視して話を続ける。

.

も:『それにさ、入籍じゃなくて“養子縁組しました~!”なら、ブログネタでもウケるよ。』

さ:『…しろぷー、人生掛けてネタ取ってていいのか?

  それにますますオレにとってのメリットが感じられない。 』

も:『そう? あ!!あるよさぶちゃん!“扶養手当”がつく!』

.

ここらで、あーもういいよーーー、と匙を投げられたのは言うまでもありません。

.

作戦失敗。

なので、もうしばらく不安定アルバイト生活は続きそうですが、

心おきなく山に登る為に、ココロの基盤の安定を与えて下さる素敵な殿方。

もおすけはお待ちしております。

ウフ。

で、ようやく北穂東稜・続編です。

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2012年 7月4日 快晴

4:30頃起きる。

外は快晴。布団の中からでも、そらが真っ青な事がわかる。

やたっ!

最高の天気だ!

自炊場で、いそいそモードで朝食の準備。

おにぎり・パン・お味噌汁とカフェ・オ・レを取って、出かける準備。

AM6:30.涸沢小屋出発。

最高の青空です。

120704_                           いざ出発!

今年は降雪量は普通ですが、雨が少ないので解けが遅い。なので残雪多し。

きれいだー。

120704_1


こんな天気の日は、山の中にいるだけで楽しい。そして暑い。

『ベンチレーションだ。』と言って、ズボンのすそをまくるさぶちゃん。

120704_2             『おやびん、待ってください。』 『ほら、サッサと行くぞ。』

涸沢小屋から少し上がって、振り返ると前穂の北尾根がくっきりと見えます。

120704_3                   一番左の小ピークには、いつものトトロ岩もはっきりと。

そして明日は、この稜線にチャレンジするのです。

120704_3m    一峰が前穂高山頂。5~6のコルから上がって一峰まで行き、岳沢(上高地側)に降りる。

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も:『さぶちゃんさぶちゃん、明日あそこ行くんだってよ。ほんとにあんなとこ、行き切れるのかな。』

さ:『……。』

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明らかに岩岩ゴツゴツしているぞ。

うちらの不安をよそにおやびんは『全然問題ないよ、踏み跡ついてるし。』とか言う。

そして更に急斜を登っていると、嬉しそうに突然さぶちゃん、

.

さ:『しろぷー、みてみて。“究極のベンチレーション”♪』

.

とか言って、ズボンの社会の窓を開けていた。

前言撤回。

こんな人との養子縁組、絶対イヤだ。

120704_5   後で気がついたが、この時もベンチレーションは開けたままだった(人として最低だ)。

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も:『…もういいオトナなんだから、いい加減にしなさい。しかも何で嬉しそうなのよ。』

さ:『だって、涼しいよー。』

.

だってじゃない。

脳みそが小学生レベルである。

こんな私達を笑いながら見つつ、おやびんはサッサとおやつを食べ、ロープを出す。

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お:『ここから更に急になるから、一応ロープで繋いどくわ。』

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その一言で私達はハーネスを出し、ロープを結びつける。

さぶちゃんにとっては、初のロープ。

そして休憩終了。

再び出発。

120704_7                       よし、行くぞ。

お腹にロープをくくりつけた私達は、やっぱりイヌ状態。

バウバウ。

120704_6                おやびん、どこまでも着いて行きますぜ。

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そしていよいよアイゼンを外し、北穂の東稜・通称『ゴジラの背』に向かって

取り付いていきます。

毎度のことながら、おやびんは速いし危ないからカメラを出す機会少なし。

最後尾のさぶちゃん。

さすがに慎重です。

120704_8                さすがのオイラもベンチレーション閉めました。

ぐんぐん進む。

とにかく目の前の岩を、一つ一つ超えていくのに必死なピヨコ隊。

おやびんのカメラより。

120704_8m                   後ろの岩場を乗り越えてやってきました。


安全な岩を探して登るのに必死で、撮られてる事にも気づかぬピヨコ隊。

120704_8mm                      目の前の岩以外、見る余裕ナシ。


ようやく核心部・ゴジラの背には、まだ雪がついていた。

両側は切れている。

でもここをスタスタとノーアイゼンで行くおやびん。

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お:『この位、普通に行けるよ早く来いよ。』

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普通って。

ちょっと滑ったらひとたまりもないよ。

ロープで繋いでても、一人が落ちればもう一人も引きずられるけど

おやびん二人も引っ張れるの?

滑り落ちてぶら下がったら、そこからどうして立ち上がって登るの?こんな斜面。

アイゼンなしの夏靴は、怖かった。

へっぴり腰の私をおやびんは笑うが、笑われたっていい。

怖いもんは怖い。

写真は少ないが、それなりに緊張が続く道でした(あ、続くから少ないのか)。

ようやくゴジラの背を越えて、小休止。

ちょっとさぶちゃん、核心部の写真撮るからどいてよ。

  120704_9                          ぶぅ。オイラ邪魔扱い。

じゃあ写るんなら、カッコイイ顔してよ。

120704_10                      フンだ  やーだね、っと。

ええぃ邪魔だ どっかにどかんか、と狭い岩場でさぶをどかしてようやく念願の一枚。

120704_11 
         尖った先端から降りる時が怖かった。あとノーアイゼンの雪の上も。

伸ばしたロープを束ねるおやびん。

120704_12           せっかく面白くなってきたとこで小屋に着いちゃうんだよなぁ。

ここからもう少しで、北穂小屋。

ようやくホッとできたので、景色を再び堪能しました。

120704_13                 いやー、ほんと今日は最高の天気っすね。

120704_14                おー。南アルプスまでくっきりと見えるぞ。

そして、さぶ越しに明日挑戦する前穂北尾根を望む。

120704_15                  明日もやるぞ!(天気良ければ頑張れます)。

ここからは、さくさくと上がり来た穂小屋のテラス下に到着します。

回り込んで、無事小屋に到着。

こうして東稜は、楽しくちょっぴり怖く、無事に登り切ったのでした。

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2012年7月18日 (水)

【もおすけ日記】山日和な朝

なかなか忙しくって、日記が更新できないもおすけです。皆様おぱようございます。

パソコンを新しくしたのはいいのですが、設定に追われたり、キーの配列が違うもんだから何かとややこしい。
早く慣れて快適生活を送りたいと思っています。

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先日。

お店でお会計を済まされたお客様に商品をお渡ししながら『ありがとうございました~♪』と
挨拶すると、

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『…もおすけさんでしょ!?』

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ハッ!何故にそれを!!

とか思って驚いていると

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『ブログ見てるよ。』

と、一言。

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そう。
私、仕事してるとブログ書いてることはすっかり忘れているのでお客様に“もおすけさんですよね?”とか言われると

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も:(何々?なんで知ってるの??)

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などと、毎度毎度めっちゃ思ってしまいます(そろそろ学習能力を持ちたいこの頃)。

そして何故だかわかりませんが、山の上で声かけられてもそんなに恥ずかしくはないのですが、
お店の中で声かけられると、めっちゃ恥ずかしい。

でも嬉しいので、お越しの際はどうぞお声掛けしてくださいませ。

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今朝は常念岳もくっきり見えて最高の山日和。

でも今日はお仕事。
頑張ってまいります。

次回更新は、東稜・2です。
お楽しみに!

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2012年7月14日 (土)

【もおすけ日記】バリエーションルート・北穂東稜に挑戦・1

先日の白馬山行・猿倉での会話。

明日もお休みだと言う さんぱちさん。
“五竜日帰りは無理かなぁ。”という問いかけに、私。

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も:『行けなくはないかもしれないけど、ちょっと急ぎ足かなぁ。』

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と答えると、横で聞いていためがーねクン、

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め:『日帰りで五竜? よゆーよゆー♪ 』

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と相変わらずのご陽気で答える めがーねクンに、一斉に皆、

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皆:『お前が言うな、お前が!

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昨日最後尾で到着したキミが、その口が、それを言うのか?
皆で突っ込み、皆で大爆笑。

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いやぁ、めがね君てば面白い。
サブちゃんが言うところの『彼は芸人だよ。』も、頷ける。
次回の集合山行も楽しみだ。

それでは今日は、前回までとはガラリと変わって 本気モードの山行報告。
バリエーションルートの挑戦日記です。

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2012年 7月3日 雨

準備は真夜中までかかり、ほんの少しの仮眠を取って上高地へ。
今回は、初のバリエーションルートに挑戦です。

山を知らない友人達に説明すると、バリエーションルートとは。

所謂いつも歩いている地図に書かれている道で、分岐点や標識などがきちんと立てられているのが一般登山道。
バリエーションルートとは、地図上にも記載は一切なく、実際山の中も標識はおろか道もない。
つまり何のルートもない、大自然の山そのものを歩くことです。

それだけでなくザイル(命綱)を着けないと登れない様な危険なルートなのです。

果たしてもおすけ、行き切れるのか。
皆様の焦点は、ここに集まることでしょう。

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で、ドキドキのバリエーションルートなのに、この天気。

120703_                         なんてどんよりした天気。


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お:『晴れてたらもっとよく見えるんだけどな。涸沢側から、あの稜線を行くんだ。』

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と、おやびん。

そう、今回はアメリカ遠征から帰ってきたばかりのおやびんに 連れて行ってもらうのだ。

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も:『…あそこだってよ。大丈夫?うちらで行けるのかな。』

『・・・・・。』

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ここに、無言になる男が一人。

珍しく『何とかなるでしょ。』と言わないさぶちゃん。

今回は、このヒヨコ二匹とおやびんでのトリオ山行です。

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普通に歩くおやびんの、足の速いこと速いこと。
知ってはいたけど、本当に速い。
悔しいから“待って。”とは言わないが、着いていくのに必死な私。

ようやく架かった本谷橋で小休止。
ここでひどい雨となる。

120703_1                          何気に二人、マンモーコンビ。似合ってます。


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も:(おやびんに連れてきてもらったけど、このまま雨で停滞&下山とかならないよね…。)

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などと心の中で、一人不安がよぎる。

わざわざお休み作ってもらって、今回おやびんは来ているし
でも、いつも以上に危険な道なき道を悪天候では登ることもできないし。
登攀出来なきゃ私らはいいけど、おやびんには流石に申し訳ないなぁ・・・。

今日はどれだけ降ってもいいから、せめて明日は止んで欲しいよね。
そうさぶちゃんと、言い合った。

涸沢小屋を前に雨は小降りになったけれど、今度は寒さが襲う。
おやびんは雪の上でも、スタスタスタ。
さすがのさぶちゃんも、引き離される。

120703_2                         お、オイラも今日は ちょっとレゴチック。

気がつけば、おやびんは小屋のすぐ手前まで進んでいました。

120703_3                    『兄貴、待ってください。』 『やだ待たない(寒いもん)。』

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こうして三人は、縦一列で涸沢小屋にたどりきました。

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いつもガイドで泊まっているおやびんは常連客。
スタッフさんから、ホットカルピスをご馳走になりました。

120703_4                  さむさむの登山にホットカルピス。あったかくて最高にウマーーー♪

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濡れた服とザックを乾燥室に入れ、乾いた服に着替える。
薄いシャツでも乾いた服はものすごく暖かい。

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も:『暖かいってさ、ものすごく幸せを感じるよね。』

さ:『うん。すごい癒されるよね。』

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寒い所に移住してきて言うのもなんだが、暖かさは幸せだ。

夕飯までおやびんは昼寝、私たちは談話室でゴロゴロ&さぶちゃんは小屋内をウロウロ。

美味しい夕食に舌鼓を打ち、

120703_5              チキンソテーとほうれん草のベーコン炒めは手作り感があって美味でした。

再び談話室のコタツで、ウトウト&ゴロゴロ。
早めのご就寝のおやびんと、消灯時間まで漫画を読む私達(ここらのツボは一緒)。

屋根を叩く雨音を聞きながら明日の回復を祈りつつ、眠りに就いたのでした。

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2012年7月12日 (木)

【もおすけ日記】白馬山荘報告・2

あたかも私が山に行ったかのように報告するオンナ・もおすけです、皆様こんばんは。

白馬山荘に行った皆から、写真が届きました。
これが見ているだけで、まるで自分も行ったかの様な面白さ。

楽しいなぁ。
ブログ読んでくれている皆さんって、こういう心境で見てくれているのかしら?

とにかく楽しい山行記録。
どうぞご覧下さいませ。

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2012年 7月8日

ジジイくんのカメラより。
誰とは言わぬが、一人テンション高く 貴公子風に映る男性一名。

120708_4                          皆さん、私について来なサイ。

栂池方面から白馬岳へ向かう、めがーね&ジジイくん。
ここは乗鞍岳手前の雪渓です。

120708_5                  トラロープの先にいるのは、貴公子か!?バテているのか??

でも、そんなめがーねくん。
.

め:『大池はね、流氷だったよ!!』

も:『は?流氷??』

.

何を言ってるんだか、と思いましたが写真を見ると。

うんうん、確かに流氷だ。オホーツクな感じ。
7月でまだこんなに池が凍っているって、やっぱり北信は寒いのねー。

120708_6            クリオネがいるよ、と言われても信じてしまいそうな流氷大池。

こちらは件の さんぱちさんのカメラより。

大池を越えて、その名の通り“雷鳥坂”周辺には雷鳥さんが沢山います。
今は子育てで忙しい雷鳥母さん。
雛はこんなにかわいいです。

120708_6m                 ウズラの赤ちゃんみたい。激カワ☆

三国境の辺りから、ガスが切れて晴れてきたそうです。

120708_7                          こうなると俄然登りも楽しくなるよね。

こうして見事、山頂を越え、白馬山荘へ到着するさんぱちさん。
雪渓側から上がるさぶちゃんと、もっくん&メイちゃん。

山荘からは旭岳がどーーんと見えます。
今年はやっぱり雪が多いですね。

120708_10


めがーねクン達を心配して、山頂を仰ぎ見るさぶちゃん&もっくん(とそれを撮るさんぱちさん)。

120708_10m                                貴公子達はまだか!?

なんとか無事に山頂で会えて(さぶちゃんに突っ込まれつつ)皆で山荘へ。

みんなが一番楽しみにしていた、スカイプラザで乾杯のビール♪

120708_8                カメラ撮る者、立ち上がって外を見る者、それを撮る者。


誰もカメラ目線でない、自然なショットがいいですねー。
みんなのジョッキもすっかり空いてる所が、これまた素な感じ(笑)

旭岳越しの日の入りと、雲海の向こうの毛勝三山。

120708_9


  雲海って、ここまで登らないと絶対見れない最高のご褒美だと思います。

山を始めてすぐに一眼カメラを買ったというジジイくん。
今回も200枚近く撮ったとか。わかるわーー。(私もはじめの頃はそうだった)

こちらは、さんぱちさんのカメラより。

前回のさぶちゃん画像にあった“白馬三山を撮るオクちゃん”と、そのさぶちゃん。

 120708_11m                     オイラは常にウロウロしてます。

さぶちゃん、この人は山にいる時は常に動いています。
ウロチョロ”と言う単語がぴったりのオトコです。

夕日とさぶちゃん。

120708_9m                オイラは寝る間を惜しんでウロチョロしています。

この日の夕食。
今年は、このメニューなのかなー。

120708_11                                   ご飯とお味噌汁は お替り自由♪

夕食後の飲み会には、去年と同じくめがーねくん・そしてメイちゃんも眠気に負けて爆睡。
不参加だったようで飲み会大好き男・さぶちゃんは『え~、来ないの~?』と残念がっていたとか。
その姿、眼に浮かびます。

消灯時間になって、さあ寝ようか、となった時に一人まだビールを買う男。

『ああ、この人まだ寝る気じゃないんだ。』

と思ったのは、さんぱちさん?それともジジイくん??

こうして大人達は、静かに就寝したのでした。
(言わずもがなビールを買ったさぶおは、一人起きて飲んでたそうです。)

この日は、星はあまり見れなかったとか。
メイちゃん残念だったね。
そしたらまた、次も登らなくっちゃだね(ウシシと私)。

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2012年 7月9日

翌朝は、満点の朝!

白馬岳山頂から、剣岳・表銀座・裏銀座、遠く槍ヶ岳まで見えたそうです。

 120708_2                    最高のお天気&景色だーーー!

 
下山は全員大雪渓から。
でも、さぶちゃんだけが前回のリベンジで、一人雪倉岳~朝日岳~朝日小屋へ向かいます。

下山組、丸山の避難小屋付近。
杓子岳がきれいですね。

120708_14

そしてこれがうわさのカエルくん。最終到着で帽子脱いでこのカエルじゃ、そりゃさぶちゃんも突っ込むわ。

            120708_12                    いつでもオレは御陽気なのさ(たとえ遅れても)。

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こうして山オトコ五人組は、この後 猿倉でもおすけと再会し、下界で昼食&温泉へ。

来年の白馬山荘前にもう一度集まりたいよね、次回は何処で集まろうかー。
などと話しているうちに、各方面より集まりやすい八ケ岳へと話がまとまる。

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も:『折角だから、ご馳走担いで行ってご馳走宴会しよー♪皆、何が食べたい?』

メ:『焼肉!』

も:『ヨシ、焼肉だったらメイちゃんまた登ってきてくれるのね!じゃあ焼肉に決定。』

ジ:『でもさ、重い鉄板、誰が持つの?』

一同:『・・・・・。』

.

とジジイくん。

ここでソッコーめがーねクン、

.

め:『そりゃ、さぶちゃんでしょ!』

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瞬間で、いない間にさぶちゃんに決定しました。

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で、今頃さぶちゃんは…という話題になり。

も:『いつも“ソロはロマンだ!”とか言って登ってるけど、実は今日は寂しいと思うよ~。』

と、推測する私。
今日は絶対こっちの方が楽しいぞ。
ああ私、こっちにいてよかったー(私はいつもソロは好きじゃないけど)

この時、ソロを愛する男・さぶちゃんはこんな風景の中におりました。

           120708_3            この日は小屋泊者ゼロ・テン泊はオイラのみ。寂しさの余りリアルタイムでメール。

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楽しい山行報告に終始笑っていた私。

山荘には行けなかったけれど、充分楽しい一日でした。

そして最後に集合写真を!ってことで一枚。

120708_15                          皆さんお疲れ様でした。

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翌日、さぶちゃんにこの話をしたら。

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さ:『寂しくはなかったよ。でも、ちょっと誰かと会話したかったなー。』

も:『ふぅん。(そりゃそうだろう。)』

さ:『だってね、オレ、寝る前まで一人飲んだくれて、直前までテントに入らなかったもん。』

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この日は、なんとビール3本にワイン500ml。
いつも以上に飲んで、一人の夜を過ごしたという彼に一言。

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『さぶちゃん、それを人はね“寂しい”って言うんだよ。』

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翌日、無事にさぶちゃんも下山して、楽しい白馬山荘山行も無事終了。

来年は絶対行きますので、去年・今年と集まってくださった皆さん。
今年は来れなかった皆さん。
これを読んで『行ってみようかなー。』と思ってくださった皆さん。

来年も『白馬山荘に集合です!』。

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2012年7月10日 (火)

【もおすけ日記】白馬岳山行の報告・1

人呼んで、ゴーストライターとは私のこと。

皆様今晩は、おさるのもおすけでございます。

タイトルを読んで、あれ?もおすけやっぱり行ったの?と思われたことでしょうが
さにあらず。

やっぱりどう頑張っても白馬山荘にはいけませんでした。

夜中1:30分に猿倉を出発して
ヘッドライトの灯りで1時間歩いて馬尻の小屋に着いて、
更に日の出までの1時間半、雪渓を登る。

この大雪渓が問題で、紅ガラが薄くなっている上に、ヘッデンの灯りのみ。
更に落石が遭った日には、真っ暗では避けられない。
何より真っ暗はかなり怖い。

と言うことで、朝7時着の白馬山荘行きは諦めました。

.

あ~あ~。

なんて思っていたら、7日の午後。
去年に続き、二度目の参加のめがーねくんがお友達のジジイ君を連れて
お店に遊びに来てくれました。

めがーね君の話でアルピニストさんが不参加だと知り(後にさぶちゃんからもメールで教えてくれた)
皆本当にブログチェックしてくれてるのねー、と有難く思い、お見送り隊となる。

.

そして今日。

下山する皆さんを攻めてお迎えに行こうと、一人白馬・猿倉に車を走らせる。

ここからは、皆さんのお話を元に今年の白馬山荘山行を報告しましょう。

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7月8日。

さぶちゃんからメール。

8時半ごろの猿倉出発で、13:38分、

さ:『着いたで~、天気もまあまあだよ。とりあえずビールビール!』

と、懐かしのこの風景が送られてきました。

 120708_                           雨降ってなくてよかったね。

もっくんとメイちゃんの話では、

も&メ:『さぶさん、ものすごい勢いで抜かしていきましたヨッ!』

だそうで、どうやら一番乗りだったようです。

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山歴の浅いさんぱちさんは、初栂池から一人山荘を目指す。

途中ガスったりしたようで、

ぱち:『めっちゃ心細かったです。なかなか山頂に着かないし。』

と。

わかるわかる。
栂池側からだと、偽ピークに騙されるのよねー。
でも、最高にかわいい雷鳥さんの雛に遭遇できたとかで、山ほど写真を撮っていました。

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そして、めがーね&ジジイくん組。

お店に来た時、

め:『小屋泊まりだったら荷物軽くて物足りないから、使わないけどテント持って来たんスよ。』

と、めがーねくん。
去年のこの白馬山荘山行ですっかりハマッためがーねくんは、山道具をそれこそ私のような勢いで買い漁り
(傍から言わせると、それはもの凄い勢いなんだそう)
今回も意味なく70Lのザックでボッカトレも兼ねて、栂池から挑む。

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も:(このあたり さぶちゃんのツボよねー。)

と思いつつ聞いていると、

め:『オレ、実際もっくんよりも結構登ってるし、ヤツより速いんすよ。』

と、得意気だった。

そうだろう。
そうでなければ、意味無いテントなど担いで登るわけがない。

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駄菓子菓子。

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だがしかし。

今回の最後尾は、なんとこのめがーねくんだったらしく、高山が二回目のジジイくんに
先行ってもらう程だったそうだ。

到着の遅いめがーねクンを心配して、山頂で待っていたさぶちゃんが彼を見つけると
同じく心配して山頂まで登って来ているもっくんに、手で大きくマルを作って安心させる。

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ようやく到着しためがーねくん。

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め:『遅くなってすみませんでした!』

と、帽子を取って謝るも、その帽子の下には何故かカエルのかぶり物が。

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さ:『・・・なめとんのかーっ!もっくん!!どういう事よコレ。めがーねくん、ぶっ飛ばしてもいい?』

と言ったと聞いて、私は大爆笑しました。

さぶちゃんの突っ込み入れてる嬉しそうな顔が、目に浮かびます。

そのうわさのカエルの被り物は、後日ここで載せることにしましょう。

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そのバテためがーねクンを置いて先に行ったジジイくんは、三国境で置き手紙をしていったとか。

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ジ:『気が付かなかった?』

め:『そんな小さなメモ紙、気が付くわけないだろっ!』

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まぁバテてる時とはそんなもんよね。
でもジジイくんは、『きっと疲れてここで座り込むだろうな。』とまで読んで
そのあたりに手紙を置いたらしい。

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晴れてる夜空の星が見たい、と三回目の高山なのに毎度天候に恵まれていないメイちゃん。

いまいち山登りの魅力には取りつかれていない様だが、ならばずっと夜空が曇っていれば
これからも登りに来てくれるのかな、などと思ってしまう私は極悪人!?

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なんだかんだで“オトコ祭り”となった白馬山荘の夜。
男子6人は、楽しく過ごしたようでした。

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そんな夕暮れ時の白馬山荘。

さぶちゃんが、『白馬三山を撮ってるオクちゃん』と写真をつけてメールを送ってくれました。

120708_1
このオクちゃんが撮った写真は、白馬山荘ブログに載っています。

■白馬山荘日記

http://www.hakuba-sanso.co.jp/hakubasanso/archives/1492

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ああ懐かしい。

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お客様が到着して一段落する夕方。

空が焼けると、いそいそとカメラを持って撮影に走るオクちゃん。
そんな光景を眺めながら、夕食の内線がかかってくるまでカフェ・オレを飲みながら
一息つく私。

今も変わらない時間が、白馬山荘には流れている。
やっぱり今年も行きたいな。

みんなの話を聞いて、さぶちゃんからの写真を見て改めてそう思ったもおすけでした。

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2012年7月 7日 (土)

【もおすけ日記】皆さん行ってらっしゃいませ。

数日間の修行を乗り越え、ブログ更新のもおすけです。

皆様おぱようございます。

もっくんのブログを読んでいたら、改めて白馬に行きたくなってしまった。

夜中の二時に出たら、8時前には着くんだけどなぁ。

真っ暗だし熊も出そうだから怖いしなぁ。

3時出発なら暗いの1時間だけだから、行けそうな気もするけど

到着が8時半頃になっちゃうしなぁ。

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う~ん、行きたいけど厳しいなぁ。

うちのおやびんの俊足なら行けるんだろうなぁ。

とにかく晴れることを祈ってます。

皆様お気をつけて、白馬岳登山を楽しんでくださいね!

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2012年7月 2日 (月)

【もおすけ日記】駒ヶ根・人工壁に挑戦!

体は松本、ココロは白馬。
平常心を失って、若干壊れ気味のもおすけです。皆様おこんばんにゃわ。

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皆様からの白馬山荘ツアーのコメントを読んでるだけで、部屋を飛び出して
猿倉に車を走らせたくなってしまってます(飛ばした所で まだ誰もいないけど)。

ああ行きたい行きたい。
みんなの集まる白馬山荘に行きたい。

今さら悔やんでも仕方ないが、なんで行けなくなっちゃったんだ?
(と、わかっていながらも悔やむ 浅はか太郎なワタシ)。

どうぞ皆様、もおすけの分までしこたま楽しんできてくださいまし。
今年もなかまっきー達スタッフさんと一緒に飲めたらいいですね!
もおすけが残念がっている事など、微塵も思い出すこともなく
お酒大好きさぶちゃんは、ワタクシの分まで皆さんと楽しく酔狂することでしょう。

どうか去年の分まで晴れますように。
最っ高の白馬岳をみんなが見れることを祈って、下界から念を送っておきますので。

むーーーんっ!(おそらく少し賑やかしい念。)

帰ってきたら、皆さんからのご報告も聞かせてくださいね。
お土産話、楽しみにしております♪

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そんなわけで(どんなわけだ)、山にいけなくなった私は壁に登ります。

6月某日、この日は駒ヶ根の人工壁に登ってきました。
ケイちゃんと、お客様でもあるRさんとIさん。

下から見上げてびっくり。
この高さを登るのです。

120619_ 先頭切ってリード(一番上にロープを掛けに行く)Iさんと、下でビレイ(安全確保)するRさん。

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二人共カッコイイ!

すべてが決まってる!て感じです。

で、ケイちゃんの次に私の番。

ところで皆さん既にご承知でしょうが、もおすけは高所恐怖症です。
それでいてビルの三階ほどの高さまで、体一つで上がる怖さッたら。

登っていくと訪れる、重力に逆らう あの出っ張り。
若干の腹立たしさと悔しさと腕の疲労と恐怖心とで、ワケわかんなくなる。

120619_3フギャーーー。なんだこれムカつくしんどいこわいの三拍子じゃん(とこの時は思う余裕すらない)

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なんとか出っ張りをクリア。
嗚呼づがれだーー。

ここで手にチョーク(粉)をつけて気合を入れなおして、っと。

 120619_4                  道端に飛び出したカエルじゃありませぬ。
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よっしゃ、頑張れアタシッ!

120619_5                          むんっ! とにかく登れ、登れー!


と思う数秒後には、

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も:『 I さん、(いつ落ちるかわかんないから)ロープ張っといて下さいッ!』

I:『大丈夫ッ!(既にマックスで張ってるから)。』

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I さんのお蔭で休みながらも、何とかかんとか一番上まで行けてクリア。
でも緊張と怖さとで、足が震える感じでした。

それに引き換え、軽やかに登るIさん。
男性ならではの手足の長さと力強さで、ぐんぐん登っていきます。

120619_7                   『次の次は、っと…』と考える余裕さえある背中。


そして、なんと言っても素晴らしいのがRさん。

ニュートンの万有引力は、この人にだけかかっていないんじゃないのか?と思うほどの
軽やかさと素早さで、するすると登っていきます。

『腕に体重なんて全くかかっていない?もしかして。』と思ってしまうほど、軽そうに登られるのです。

120619_6                     無重力世界で登っております(多分きっと)。

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否。

腕に体重が、かかっていないはずはない。
重力も、かかっていないはずはない。

でも関西で言う所の“当たり前田のクラッカー”的発言が飛び出しそうなほど、軽々と登っていくのです。

私とは対極だ。
うらやまし過ぎるぞ。
どうやったら、あんな風に登れるんだ?
その前に、高所恐怖症も治したいぞ。

などと色々考えている内に、再び私の番が。

ひ~え~。

よぉ~し、やってやるぞ(とは思えないほど、実は腕が既に疲れていた)。

120619_10_2                     頭悪いからコース覚えるのに必死の図。


ここでまたチョークをつけて、っと。

120619_11


緩やかな反重力ゾーンも何とかクリアーして、向かうは本日最難関、
開けっ放しできちんと閉まっていない整理ダンスの引き出し”ゾーンへ。

ここまで登って腕が最高潮に疲れている所へ持って来て、この出っ張り。
うちのお母さんが見たら、

母:『だらしない、きちんと閉めなさい!』

と言うに違いない。

120619_12               お母さん、この引き出し作った人を“だらしない”と叱って下さい。

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再び フギャーめくれる剥がれる落ちるーーー、と脳内大絶叫しながらも(声出す余裕ナシ)
何とかクリア。

一番上まで行った時は、心身共にヘロヘロでした。

バテバテの私とは対照的な、お師匠二人。
スパイダーマンのようなIさん。

120619_13                         夜勤明けとは思えない足さばき。

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途中、私が『もう無理!降ろしてくださいッ。』とギブアップ宣言するも、

R:『もうちょっと頑張ってみよう!』と、ロープを緩めることなく優しくスパルタ指導をして下さったRさん。

降りることも許されないもおすけは、再び途中からまた壁にへばりついて登ったり。

一日中、リードやビレイをして下さったお師匠二人には、お礼の言葉もございません。
本当にありがとうございました。

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ロッククライミング。

この分野にまで足を踏み入れる事になろうとは、さすがの私も予想はしていなかったけれど
とうとうここの世界にまで、踏み込んでしまったのね。
そういう心境です。

そして、改めて思う。

一番最初がアイスクライミングって、なんて順番違いなんだ。

(普通はクライミングジム→ロッククライミング→アイスクライミングの順)。

みんなが驚くのも無理はないかー、そうだねこっちが先だよね、としみじみ思いながらも
自分はもしかしたら破天荒な性格なのかも、とようやくうっすら自覚し始めたもおすけなのでした。

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