【もおすけ日記】オンナ一人でテン泊大キレット7
昨日からの二連休。
今日の雨を考慮して、燕岳への山行は取り止めに。
お蔭で昨日からまったりと言うよりも、ぐうたらになりつつあるもおすけです。
ダメだ。
家にいると、ついパクパク幸せな気持ちになってしまう美味しいものばかり食べてしまって
太ってしまう。
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ダメだダメだ!
これからの寒い季節、基本的にものぐさでインドア思考のワタクシですが(誰も信じてくれないけれど)
体に鞭打って外に出ないと!
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雪が降っても登りに行かないと!
ついつい外が寒いと
も:『あ~。家であったかい飲み物でも飲んで毛布に包まってぬくぬくしよ~♪』
とか思ってしまいがちですが、今年の冬も遊ばないと!
雪の中でもテント泊して、冬山もアイスクライミングもやらないと!!
と、自分に言い聞かせるぐうたらもおすけが送るソロでテン泊・大キレット7でございます。
(今日は久々の長編だよ。)
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2012年 8月5日
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早朝にドキドキで出発。
その写真を自分で見て思う。
も:『ヘルメットかぶると更におもちゃのロボチックね・・・。』
グリコのおまけについてるよ。
ロボチックもおすけはいいとして。
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今からここを下って登るのかー。
朝焼けの大キレット。ぐぃーんと降りて登ってあっちまで。
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この日は、ありがたい事に無風。
ここは雨風強かったら相当危険だなー。
今日は快晴で風もない事に感謝しつつ、歩き始める。
お山の神様も応援してくれてるなぁ。このお天気は。
まずは降りる。
ぐんぐん降りる。
あっという間にこの景色だ。
丸印と矢印を辿って降ります。
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日陰の飛騨側はいいけれど、上高地側なら早朝だろうが焼け放題。
そんなわけで、UVカスタムで大キレットに臨むもおすけ。
ウケなんぞ狙っておりません。
本人は至って大真面目。
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進むべき先を見ると、眼下には小休止をする登山者の姿とこれから通る大キレットの全容が。
長い長い大キレット。その先には北穂高小屋。
できれば北穂の先、北穂~涸沢岳まで行き切ってしまいたい。
でも、欲張りは禁物。
まずは北穂小屋を目指そう。
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で、進み始めたら、もうこんな崖だ。
ね?すごいでしょ、大キレットさんてば。
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容赦ナシ。
一歩でも蹴つまずこうものなら、一気に上高地まで行けそうです。
とにかく慎重に、慎重に。
そろ~り、ソロソロ。
左より右側(飛騨方面)を覗くとコワー。
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そしたら今度は登りが待っていました。
最近、ワタクシこんなトコばっかりね。
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そう、一ヶ月前のおやびんとのヴァリエーションルートと言い、こういう岩稜帯ばかり登っています。
なもんだから、危険なところには全て鎖や鉄板が打たれている一般道のここ大キレットは、
前回の浮石パラダイスに比べれば、安全極まりない。
しかも岩場は全て堅いし、掴む所もしっかりある。
で、ここまではもおすけ、“楽しかった”。
意外な感想ですが、本当にそう思いました。
でも、油断大敵。
慢心が事故を起こすもんね。
まずは、目指すが長谷川ピーク。
もおすけが先頭で、ぐんぐん登ります。
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今回、ソロで大キレットに臨んだからには、きちんと自分ひとりで登らなければ。
いつものように、危険なトコだけさぶちゃんの後ろを付いて行ってる様ではいけない。
そう思って、今回は偶然にも登山暦三年目の“チーム三年生”のT君・M君と一緒に行く事となったが
ここは人の後ろを付いて行かず、先頭で行かなければ。
そう思ってもおすけ、先頭で恐る恐る進んで行ったが。
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あれ、大キレット楽しいぞ。
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想像以上に楽しく長谷川ピークまで登れました。
ここまで足が震えてガタつく事もなし。
これも全ておやびんのお蔭ねー。
で、記念撮影。
こういう岩稜帯は初めてというMくん。
やっぱり岩と男子は画になりますな。
ここからこの景色を見れるなんて格別。
裏銀座をバックに、もおすけも撮って頂きました。
いやもぅ朝日がまぶしくって。それにしてもHピーク最高ね。
ガッツポーズのTくん&Mくん。
朝日をバックに頼もしいぞ。
来し方を振り返る。 目の前の岩に夢中だったけど、もうこんなに来たのね。
で、向かうは北穂小屋。
でもまだあんなに上だーーー。
Hピークで小休止を取って水分補給をした後は、再び前に進みます。
またあっさりと、こんな鎖場の連続。
いやはや、最高のお天気でよかった。
で、ほぅら すぐこんな景色だもの。
足元から真下に向かって、この光景が広がるのよねー。
それでも何故か、この日はずっと楽しかった。
思えばこの日まで、あんまり心配して怖がっていたから きっとご先祖様が心配して
もおすけについていてくれたのだろう。
本当にそう思う。
遠くに見えていた北穂小屋が、真上に見えてくる様になった。
お山の上の小さなマッチ箱。
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それでもまだまだ道のりは遠い。
大キレットの核心部“飛騨泣き”が待っているのだ。
そう思いつつも、ここまで来てようやく花の写真を撮る余裕が出来た。
イワギキョウさん、こんにちは。
などと思いながら登っていくと、A沢のコルに到着。
この鞍部で、おやつを食べようと小休止。
南岳小屋からずっと緊張の連続なのだ。
甘いものが嬉しかった。
わかりやすい案内岩。
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