【もおすけ日記】オンナ一人でテン泊大キレット8
早く。
早く書き上げないと。
の、もおすけです。今更ながらこんばんにゃ。
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ここまで来ると、一気に書き上げたい。
そしてさんぱちさんの山行記録と同時進行で書き進めたい。
そんな風に思っております。
そんなわけで、ようやく完結編に近づく、オンナ一人でテン泊大キレット・8でございます。
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大キレットの先にある、小さな小さな山小屋。
あれが目指す北穂小屋です。
まだまだ小さなマッチ箱のよう。
時折、まだ遥か上に見える小屋を見ては『少しづつだけど近づいてきた!』と小さく喜びつつも
慎重に登る。
核心部は飛騨泣き。
飛騨側が怖くって泣きそうになるからか(もおすけみたいな人が)、
はたまた飛騨側から上高地側に風が乗っ越す時に、ビュウビュウと鳴く(泣く)からなのか。
どうしてそういう名前になったのかは知らないが、一番危険と言われている場所である。
でも、それでも登っていて楽しかった。
岩場も堅いし、掴むトコもしっかりあるもんねー。
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あの滝谷のグラグラパラダイスに比べれば、
楽チンじゃな~い。
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この天候なら、慎重に行けば大丈夫そうだぞ、と調子乗り。
あらヨッと。
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こうして核心部にたどり着きました。
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飛騨泣き。
今ではこうして鎖の他に足場の鉄板までつけられていますが、何もない昔は
ここを通過するのは、本当に大変なことだったろうなぁと思います。
ハイ、皆様ご覧の通り怖いですすごいトコです~。
そんな足場&鎖に助けられて、もおすけ通過!
思いの他、怖くなく行けそうよ。
おっと用心。 調子乗るのが命取りだもんねー。
よいしょ、こらしょ。もおすけ気を緩めるな。
こう見えて慎重です。
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おっと、足が挟まったか?
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ようやく核心は過ぎ、後ろの二人を撮る余裕ができました。
後続隊のMくん、Tくんも慎重に渡ります。
ね!?どっちから見ても怖いトコでしょ。
核心部を通過しても、鎖場&梯子の連続です。
『どんだけ登らせるねん!』って突っ込みたくなる位、登らされます。
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登っても登っても、待ち受ける鎖。悟りの境地に着きそうだ。
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そして振り返る度に、最高の稜線が視界に入る。
最高だー。
そう。
景色も最高。
そして今、ここを登っているこの時間こそが最高なのです。
前を見ても、後ろを振り返っても、絶景しかないこの世界。
登った者だけが感じる事の出来る、山と言う他の世界とは断絶された独特の世界に広がる風景。
あの高度感からのみ感じられる自然の力や美しさ。
出来る事なら皆と共感したい。
だから私は、皆を山に誘ってしまうのかもしれません。
そんな光景の中、登っていると件の滝谷主稜が顔を覗かせた。
ココ。ここの尖がった稜線を登りました。
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も:『実は先月さー、あのヴァリエーションルート行ったんだよね。浮石だらけで怖かったー。』
と言ったら後続隊、
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T&M:『・・・姉さんについて行きますっ!』
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って。
なぜ!?何故なんだ?どうして私はどこでも姉御キャラなのだろう。
どこでも吉本芸人よろしく『姉さん!(←しかもびっくりマーク付く感じ)』と呼ばれる。
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閑話休題。
ようやく北穂小屋の麓まで着くと、足元も緩やかになってきた。
長野県警のヘリが轟音を立てて飛んでいた。巡回かな。
この轟音は、いつも恐怖心も掻き立てる。
ヘリを眺める私。 ようやく安堵の背中です。
さ、もうすぐ北穂小屋です。
ここまで来ると、嬉しさがこみ上げてきます。
わぁーい、もうすぐ北穂だーー!おやつだご褒美だ乾杯だーーー!
最後の急登を登り切れば、北穂のテラスに到着です。
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北穂山荘に着けば。
まずはお約束の槍のポーズ!
後ろの大キレットから登って来ての北穂小屋は、また格別!!
よく頑張った!アタシ!
程なくして、同じ南岳小屋のテン場でニーモのテントで泊まっていたK君も到着。
四人で記念撮影をしました。
全員チーム三年生。初キレットよく頑張りました。
ここで皆でジュースで乾杯。
ラーメンを食べたり、おやつを食べたりで今後のコースを話し合いました。
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