お店の福袋は大好評!
だもんで、一生懸命作ったチエぞう・イデぞう・もおすけは大喜び♪のもおすけです。
皆様こんばんにゃ。
本日初売りで、お店の福袋は大人気。
ああでもない、こうでもないと日夜組み合わせに苦戦した甲斐があると言うものです。
皆さまありがとうございます。
てんちょに代わってもおすけがお礼を…って何者やねん!とツッコミが入る前にさらっとかわし。
本日は、初登場の山ボーイとの日帰り山行の報告です。
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2012年 9月27日 快晴
前夜、諏訪インターで東京からのもっぴーを拾って八ヶ岳麓で車中泊。
私は3シーズンシュラフだけど、もっぴーのは単なるアウトドア用の化繊シュラフだから
フリースとか着てあったかくして寝てね、と忠告したものの、彼はスェットパーカーを羽織っただけで就寝。
翌朝、よく寝れた?の問いに、
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モ:『寒くて寝れなかった。』
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だから言ったじゃん、何でフリース着ないのよと言った所で後の祭り。
パンと温かいスープで朝食を済ませ、出発です。
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ご説明遅れましたが。
もっぴーとは、私が神戸で懐石料理屋さんで働いていた時に出会った男の子。
当時は現役大学生、素直で優しい性格から老若男女問わず、皆に好かれておりました(特に年上女性に大人気)。
その頃はスキューバに夢中だった彼でしたが、事ある毎に
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も:『山はいいよ~、海もいいけど 山はもっといいよーー♪』
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と、半ば強引に(!?)そそのかしていた私。
で、そんなもっぴーも巷の山ブームに乗っかり!?職場の人と富士登山。
でも天候やらパーティの体調不調やらで、二回ともピークハントならず。
も:『まあ富士山もいいけどさー、もっと他にも楽しくてかっこいい山一杯あるよ。』
と、またしてもそそのかし、今回の登山となりました。
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多少の睡眠不足は若さでカバーして頂くとして。
いざ出発です。
幸いお天気は最高。
初の百名山登頂という日は、やっぱり晴れていて欲しいものです。
最初にコンパス&地図の見方だけ教えて、軽快に歩き始める二人。
木漏れ日も綺麗で、この先の景色に期待できそう。

富士登山、ガスの中の丹沢塔ノ岳以外登ったことがないと言う もっぴー。
周りの景色を堪能しながらの山登り。
はじめまして 僕もっぴーです。
小屋までは軽いよ、ウォーミングアップだよと伝えるも、
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モ:『もうしんどいです。』
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と、もっぴー。
何言ってんのよ私より20歳近く若いのに、しかもまだここは登山のうちに入らないよ本番はこれからだよと
ハッパをかける。
途中小休止を入れながらも、予定時刻に行者小屋に到着。
休日のこの日は、見た事のない混雑でした(いっつも平日来てたからね)。
小屋の広場からは、遠く槍ヶ岳が。
ここまで綺麗に見れる日は、なかなかないよ。
よかったねー最高のお天気で、でも本番はこれからだからねしっかりと休息&栄養補給しといてね、と
お気軽にプレッシャーをかける私。
日帰り登山なら大した事ないだろうと思っていた彼にとっては、すでに誤算気味。
こんなにハードなんて聞いてないよー。
そうなのよね、初心者さんなら行者小屋or赤岳鉱泉で一泊する方が楽だしゆっくり愉しめる。
でも、休日がなかなか合わない私達は、日帰りが精一杯だったのだ。
休憩を終え、ここからが本格的な登山。
延々と続く登り坂。
あれ、既に遅れてるぞもっぴー。
待ってクダサイ。
やだ待たない。
向こうに分岐の道標があるでしょ、あそこまで頑張れー止まるなー!
と、休ませないスパルタな私。
あ。
そういえば、いつからコレってあるんですか?
いっつも冬山ばっかりで、夏山は今年が初めてだから気づかなかったマンモーマーク。
こんな写真を撮って遊んでいても、もっぴーはまだ来ない。
遅いぞ もっぴー。
もうダメですここでいいです。
甘えるなー、若いんだろうがそこで休むなココまで来なさい!と
甘い言葉で誘った割には、超辛口な指導。極悪人である。
でも文科系か弱い女子やいいご年齢の方ならともかく、若い男子とくれば
いくらでも鍛えられるもの。
山にはまれば私なんて、あっという間に追い越されるだろう。
それまでの間、威張らせて頂きますよワタクシは(つまり威張りん坊)。
で、ようやく分岐点まで着いて、小休止。
青空に映える道標。ココロ高揚。
さあ、ここからが核心です。
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も:『ここからは三点支持が基本だからね。ストックはしまってね。』
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と、掴まり方、動き方と基本的な事を教えて、もっぴーから先に登ります。
二足歩行よりこっちの方が楽しいかも。
そう、私がここ赤岳を選んだワケは、“登山の醍醐味がぎゅっと濃縮されている”から。
・緩やかなアプローチは、初心者にはうってつけ。
・飽きた頃には山小屋が出現。山の世界独特の雰囲気をここで感じて、
・後半半分が本格的な登山。ラストはそこそこの岩場・鎖場の緊張感と高度感を楽しめて、
・晴れていたら360度のパノラマが楽しめる。そして百名山。
・そして帰りには温泉つき。
と、緩急併せ持った、初心者さんには山の醍醐味を楽しんでもらいやすい山だと私は思っています。
で、連続する岩場に慣れて楽しんできた頃に、山頂近くの道標が。
回り込んで山頂に登れば、最高のパノラマ。
今日はホントにいい天気。
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も:『ハイ、山頂についたよ。』
モ:『わー、すげー。』
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眼下に広がる雄大な裾野や視界の広さに驚くもっぴー。
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も:『違うよ もっぴー。あっち見てごらんよ。』。
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と、遠くを指せば、どーんと目の前には富士山が。
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モ:『ぅわっ!』
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遠く静かに、でも大きな存在感の富士山に気付き、小さく体を浮かせて驚くもっぴー。
私もここの、この景色が大好き。
山頂には、たくさんの人が笑顔で写真を撮ったりご飯を食べたり。
今年一番の大快晴、と言えるお天気に誰もが満足。
私達も記念撮影。
疲れも吹っ飛ぶ景色です byもっぴー
散々 景色を眺めて写真を撮って。
山頂からの景色を満喫した後は、私達もお昼にしようか。
ガスもお鍋も二つ用意して。
昼食はもう目分量だけで味見しなくてもOKの、何度となく作っているこれ↓
山ご飯の8割が、この味噌煮込みうどんのワタシ。
風が強ければ寒さを感じる9月下旬ですが、ありがたいことにこの日は無風。
おうどんを食べながらでも、遠く北アルプスの山々・御嶽山に乗鞍・南アルプス、そして富士山と
全ての山々が見えていました。
シアワセなのは、私達だけでなく
雲上の景色を楽しむ人々。
今日は頑張ったもっぴーへのご褒美デーだね、今日は今シーズン一番のいい天気だよ、と話しながら
ご飯を食べて下山します。
…と気がつけば、もっぴーはまた後ろの方に。
早く降りてきなサイ。
うえ~ん、もおすけ待ってよー。
ダメです、お姉さんはウソ鳴きしても待ちません。
モ:『登りほどじゃないけど、下りもやっぱりしんどいよ。』
さっきより離れてるし。
ダケカンバ、きれー。
と、喜ぶ青年。
赤岳鉱泉まで降りて、お茶タイム。
小屋の傍では紅葉も始まっていました。

外のテーブルで休んでいると、ふと気がつけば鹿も遊びにやって来て。
もっぴー、また来る?
うん、来るよ(私が連れて)。
今度は雪の綺麗なシーズンか、小屋泊・テント泊の楽しさも知ってもらわないとね。
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も:『どう?富士山とは全然違う登山じゃない?』
モ:『うん、こっちの方が楽しかった!』
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そうでしょそうでしょ。
富士山も綺麗だけど、“山登り”で言うと、こういう山の方が私は好きだ。
まだまだ連れて行きたい山がてんこ盛り。
それまでに、体力つけといてね。
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急ぎ足で温泉に浸かり、車を飛ばす。
夕暮れ時、車の中からも北アルプスが見えるほど、今日は一日中最高のお天気でした。
これから始まる彼の山の世界。

もっぴー、また一緒に行こうね。
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